仕事のことの最近のブログ記事

伊能忠敬

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 といえば江戸時代、日本初の実測による全国測量を実施した人として日本人なら知らない人は(多分)いないであろうエライ人です。現代に甦ったとしたら文化勲章まちがいなし。しかもその偉業を隠居後50歳過ぎてから一念発起して達成したということで、しばしば道徳やなんかの教材にもなるスーパーじいさんです。

 何で突然にこんな話かとゆうと、わが学園で、学園祭に合わせて伊能さんが作った日本地図の展示をやっているからなのです。「完全復元伊能図全国巡回フロア展」といいます。今日オープニングセレモニーがありました。

 伊能忠敬の偉業を顕彰する団体が全国巡業して廻ってて、今回で17回目、大阪で初めての開催なのだ。

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 体育館のアリーナ一面に展開される復元伊能図。大迫力、一見の価値ありです。一般無料公開。この機会に是非どうぞ。

  

 

 

 

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 来場のみなさん、やはり自分のゆかりの地域に関心高く、江戸時代に思いをはせて熱心に見入っています。

 わたしはというと、当然ふるさと吉野の山奥に伊能さんの足跡を探したのですが、あともう少しというところ、吉野山には入ったようですが、吉野川に沿って北にUターンされたようです。吉野山地はいかな伊能さんといえども未踏の地となっておりました。残念!

 しかし奈良県も北部の国中(大和平野)地域は江戸時代の地名など詳しく記載されています。「吉野郡」「高市郡」なんて江戸時代からあったなんて初めて知りました。ほかにも現在の地名がバンバンでてくる。「地名に歴史あり!」とゆうことを実感させてくれます。

 伊能忠敬スゴイ。

 

タナゴの夢

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 今日は、恒例の「淀川クリーンキャンペーン」にでかけてきました。学生諸君と近隣住民の皆さん。空模様があやしい中でしたが、今年も多くの参加をいただきました。大阪市民は母なる淀川を大切にします。

 旭区役所とわが学園の共催で毎年やっている淀川お掃除大作戦です。河川敷、堤防の法面、わんどの周辺で、みんなゴミばさみ(火ばさみ)とゴミ袋携えて一斉に散っていきます。大人数だから見てると壮観ではあります。

 「わんど(湾処)」ってのは、川の流れから離れた池みたいなとこです。一応本流とはつながってるけど流れがないので魚にとっては実に住みやすいところ。わが学園は淀川に沿って位置しているので、広がるワンドが一望でき、実にいい眺めです。シャレで「今日もラグーンがキレイやね。」とか言っとりますが、もちろん別物です。

 

 

 

 

  

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 いざゴミ拾い出発!と、皆勢いこんで行くのですが… ゴミ、少なっ!

 毎年なんですけど、河川敷、わりとキレイなんです。ふだんから住民や各種団体、堤防管理している国の役所やなんかがマメに掃除しているんでしょね。見渡す限り目立ったゴミなんて見当たらない。

 そこに大挙してキャンペーン参加の人たちが押しかけるもんだから、妙な話、ゴミが足りない感があります。あんまりゴミが集まらないので、「始まる前にちゃんと撒いといてもらわんと」 なんて声も。栗拾いやないんですけどcoldsweats01

 それでも1時間ほど活動して集合してみると、なんと4トントラックほぼ一杯のゴミが集まりました。中には古いチャリンコの残骸や、なんと冷蔵庫まである。あの見渡しのいい河川敷のいったいどこに捨ててあったのか。

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 意識喚起で、付近に生息する天然記念物「イタセンパラ(ビワタナゴ)」やその他の貴重な淀川の魚たちが水槽で展示されてました。

 イタセンパラはほんとに稀少で、かつて琵琶湖から水系一帯に生息していたのですが水質汚染で徐々に減りつつあったところにバスやギルなどの外来種の増加で激減してしてまいました。ふるさとの琵琶湖にはもういません。淀川城北わんどは貴重な、最大の棲息域なんです。

 縦に細く、横から見ると丸っこい、かわいいさかなです。

 淀川もっとキレイになって、ワンドだけといわず川中に再びイタセンパラの群れが見られるようになることを夢見ます。

 

ムーミン憧憬

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P9111326.jpg 次の日、スキポール空港から想い出多きオランダを後にして、ヘルシンキ空港に降り立った一行は、今回のミッション最後の訪問地、タンペレ市に向かいます。

 フィンランドは森と湖の国、空港からの道中車窓の眺めは、やはり広い広い。意外なことにこの国の国土は日本よりもほんの少し狭い。しかし人口は20分の1。ゆとりがありますよ。

 

 

 

 

 

 

 

P9121341.jpg タンペレはフィンランド第2の都市。ここはなんといっても「ムーミン谷博物館」がある、ムーミンの故郷として世界中に有名な町です。子供の頃から孤高のスナフキン大ファンの私としては、なんとしてもこの博物館を訪れたいとの野望を抱いてフィンランド入りしたわけですが、いかんせん時間がない。高速道路を飛ばしてタンペレの町に入り、ホテルに到着したのが夕方6時。まさにムーミン谷閉館の時間。チェックインもそこそこに、「ちょっと出かけて来ます!」 「夕食がですね…」 「いらん!どっかで適当に食べるし。」

 それどころではないわい。ホテルからは走ったら10分程度の距離だったので、かすかな、同時に空しい期待を抱いて博物館に着いたのが6時15分。夢はついえましたweep あした月曜日は休館日です。てか、開いてたとしても、公務で時間はありません。入り口前にあったブロンズ像を心眼に刻み、泣く泣くホテルに戻ったような次第です。

 

P9121342.jpg 入り口には、日本語標記。ホテルへの帰り道、近くの公園を歩いているとすれ違ったカップルに「KONICHIWA!」と声をかけられました。日本人観光客が多いのでしょう。ベルギーやオランダでは「?好(ニィハオ)」と話しかけられることが多かったのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

P9121366.jpg 翌朝、タンペレの夜明け。ホテル前に建つ古い製紙工場が朝日に染まっています。緯度が高いので、明るくなり始めてから完全に夜が明けるまでがとっても長い。夕暮れもまた長い。春にはセイショウナゴンが喜びそうです。

 この日の朝、いつものようにチェックアウト前のバゲージダウンの際、「よっこらしょ」とスーツケースを押しながら、うっかりキーカードを持たずに廊下に出てしまいました。「あ"~っ!」 ノブに飛びついたけど一瞬遅く、みごとにインロックcoldsweats01 

 恥ずかしい思いをしました。着替えたあとでよかった。

 

 

 

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 さて、タンペレ大学での最後の予定を終えて、ついに帰国のときとなりました。

 初めてのヨーロッパ出張10日間。出発前は遥かに長く感じた予定が終わってみればあっという間です。何事もそうですね。出発で台風にたたられ、ロンドンでは飛行機に缶詰にあい、最後のホテルではボ~っとして恥ずかしいヘマ、その他モロモロ、多くの小さなトラブルもみな想い出に変わります。

 帰ると職場の机の上は壮絶な状態になっていることでしょう。宿題もタンマリ課せられてます。しかし楽しかった。仲間も増えた。本当にいい経験ができたと感謝しています。

アムスでバタバタ

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P9101238.jpg アムステルダム中央駅です。東京駅を設計した人がモデルにしたとかしなかったとか。いわれてみるとよく似てます。

 公務予定の無い貴重な午後の時間。観光オプションではハイネケンビール工場見学→国立美術館の予定だったのですが、「ビール屋なんていいから、ゴッホ行こ、ゴッホ!」ということできゅうきょゴッホ美術館も追加で訪れることになりました。そらそうでしょ、国立のすぐそばなんやから。ビール工場にも結局入ったけど、「なんで金払ってコマーシャルを延々と見せられにゃならんのだ?」と皆さん散々な評価(^^;)。ジョッキを一人2杯試飲できたんですが、アテもなしでビール2杯も飲めっか!ってパスして、駆け抜けるように出てきました。

 

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 ハイネケン、国立美術館、ゴッホ美術館さらにコンセルトヘボウ。これらすべて徒歩圏内に集まって建ってます。

 ビール工場を飛び出した一行は、突進してくる自転車に気をつけながら歩くことしばし、まず国立美術館です。建物も例によってかっこいいです。

 クロークで荷物預けてたら、係の人「そのリュックも預かります」。展示されてる絵がほとんどむき出しなので、クルッと振り返ったはずみに傷つけてしまうことがあるんで、背負うのはダメなんだとか。なるほど。

 

 

 

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 「夜警」 レンブラントの代表作です。

 有名な絵ですけど、ガイド氏の話がおもしろかった。自警団のメンバーが共同でレンブラントに発注したのに、真ん中の人だけ大っきくくっきり描いて不公平だ、金返せ!なんて騒ぎになったらしい。

 AKBみたいにジャンケンでセンター決めたらよかったのに。

 

 

 

 

 

 

                                                                    

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Vermeer1.jpg フェルメールの超有名なのが2点。しかし「手紙を読む女」(左側)の方は、あるべき壁面に小っちゃい写真が貼り付けてあって「貸し出し中」。なんのことはない京都でやっているフェルメール展にお出かけ中だそうです。残念。帰ってから行ってみよっと。

 

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 圧巻はお隣のゴッホ美術館でした。こちらは近代建築、すごく大きな建物。ゴッホだけでなく関連画家の作品やなんかも展示してますが、なんといってもゴッホ!中でもやっぱり「ひまわり」ですわ。バブルの頃、新宿安田火災ビルの東郷青児美術館で別の「ひわまり」観たときの感動を思い出しました。ほぼ同じ構図のこちらの「ひまわり」もスゴイ。

 黄色、黄色、この黄色厚塗りの有無を言わせない迫力。実物はやはり圧倒されます。 左:東京 右:アムステルダム

  

P9111300.jpg 美術館を裏手に抜けると、芝の公園の向こうにあこがれのコンセルトヘボウが建っています。ヨーロッパ屈指、クラシックファン垂涎のコンサートホール。実は日本出発前、事務局に相談したのですが、

「チケット買うし、なんとか時間とれんやろか」

「何言ってんすか、この日は夕方から公式ミーティングでしょ。そんな時間ありませんがな」 

すげないお言葉。

 千載一遇のチャンスを逃しました。ミーティングのあとはスキポール空港そばのホテルに移動して寝るだけ。明日はフィンランドです。

P9101218.jpg 翌日は日中公務なく、ひたすら移動です。フローニンゲンからアムステルダムに入り一泊の行程なのですが、その途上、高速道路は、海とアイセル湖を隔てる30kmの「大堤防」の上を延々と走ります。低い国土を北海の高潮から守り、将来の干拓事業にも備える大事業で1933年に完成したそうです。まさに国家存亡を賭けた事業だったでしょう。

 堤防の上には、石を積み上げる人の銅像が建てられてます。「世界は神が創ったが、オランダはオランダ人が造った」などと言われているそうで、この道はオランダ人の国家建設の誇りとアイデンティティーが感じられます。地震がなく津波対策は不要ということですが、かつて台風並の低気圧のせいで高潮が発生、堤防が決壊し建国史上最悪の大水害に見舞われたそうな。以後総力をあげて治水と干拓事業に取り組み今日に至るとのこと。

P9101257.jpg  街に入る前、ガイド氏「せっかくだから近くの風車、観ていきませんか?そばに昔ながらの農家もあっておいしいチーズ作ってるし」 「行く!行く!」ということで訪れた牧場です。何のことはない、昔の農家の土産物屋サンやったんですけど、おもしろかったからいいです。美味しいチーズ買えたし。風車の前に立つ銅像はレンブラントだそうです。午後にちょっと時間あるので国立美術館行くことにしています。

 ところでこの場所、道の上に立って左は牧場、右は運河、というシチュエーションだったのですが、運河の水面が牧場の地べたより、明らかに高い。軽く数メートルは高低差があります。オランダという国を実感した瞬間でした。

 ガイド氏の話。昔、少年が運河の亀裂に指を突っ込んで決壊を未然に防いだという美談、実は完全フィクションなんですよ。ところが、何故か日本人は皆実話と信じてて「あれはどの堤防ですか?」なんてよく聞かれるもんだから、観光客向けに新しくそれらしい穴を作って「これがそうなんです」とかやってるらしい。

 似たような話で「フランダースの犬」なんてご当地のベルギーではほとんど誰も知らないのに、日本人観光客がうるさいもんだから、アントワープにネロとパトラッシュの銅像を作ったとか。

 日本人はスゴイ。 

   

 P9101235.jpg 首都アムステルダム入城。ここもまたキレイな街です。やはり運河が多い。多いなんてもんじゃない。都心を真ん中にして放射状に何本もあって、水運が幹線になっています。大阪は「水の都、八百八橋」なんていいますが、遥かに上をいってます。

 いまさらながらなんですが、オランダ人はデカい。男性も女性も見上げるようなカッコイイ長身の人ばっかしです。成年の平均身長は男女ともほぼ世界一らしい。それを反映して変な話、トイレの小便器の位置が高いのです。私なんか足が短いもんだから、明らかに設計上の想定体型から外れていて、ちょっと苦労しました。これはこのあと訪れたフィンランドでも同じでしたよ。クソッ! (^^)

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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