ゼロ戦とポリープ

| コメント(0) | トラックバック(0)

 日本シリーズ、盛り上がってまいりました。

 2戦目から連敗したときは「やっぱり...」と思い、王手をかけて乗り込んだ第6戦でコロッと負けて、最終戦にもつれこみました。泣いても笑ってもいよいよ今日すべては決します。もう今日一日は何も手につきません。しっかりと応援せねばと思いつつ、気が気じゃない3連休最後の日曜日の朝です。

20231104_234226897_iOS.jpg さて、今日の話は健康について。この歳になってくると、運動能力の衰えは当然のこと、内臓など自覚できないところでもあちこちにガタが来てて、職場の健康診断では「要観察」の項目がちらほらとあります。これが長年あまり変化がなく、いわゆる悪く安定している状態です。

 中でも、成人病の典型であるところの高脂質血症とコレステロールはかれこれ十数年も正常範囲からはみ出てて、最近ではかかりつけの女医さんにも厳しく指摘されてきました。

 ところが、先日の定期的にやってる血液検査の結果を聞きに行ったところ、なんと中性脂肪が正常範囲に収まっているではありませんか。

 「おいこら、いったいどしたんや、ええ?」と先生に聞かれても、特別に運動を始めたわけでもなく、これといって思いあたる節はありません。しいて言えばビールを飲まない日が増えてきたことと、昼食のお弁当のごはんを麦入りに変えて量も少し減らしたことでしょうか。しかしそれも昨日今日始めたわけではないんやけどなあ。ずっとコレステロールを下げる薬を飲んでるので、やっとその成果が表れてきたということでしょうか。ただ、数字がどう変わろうと自覚症状は全くありません。zerosen.jpg

 一方、職場の健康診断で、これまでまったく異常がなかった胃の検診でポリープが見つかりました。生まれて初めてでこれにはちょっとビビってしまい、早速近所の大きな病院で胃カメラを飲んできました。思い起こせば胃カメラもかれこれ10数年ぶりのことです。前回は初めての経験で、鼻から入っていくカメラに少し咽るような気持ち悪いような感触を覚えてて、いややなあと思いつつ検査に臨んだわけです。ところが、挿管の直前に鎮静剤を注射してもらったところ、そのままコテっと意識が無くなり、気がついたときには事はすっかり終わってて、痛いもかゆいもまったく感じませんでした。そうか、今では胃カメラの検査もこんなに楽になっているのか。ぐっすり眠ったあとのような気持ちい目覚めでした。そして、結果はまったく良性のポリープで、切り取っての生検すらやってないとのこと。

 ま、安心っちゃ安心したわけですが、去年まで無かったのにいきなりできたのは事実なのでなんかイヤな気はします。来年からもバリウム飲むたびに「ポリープ見っけ」て書かれるわけで、そのたびにカメラ飲むんかいなって、ちょっとブルーではあります。

 胃カメラを世界で初めて作ったのは、ジブリの「風立ちぬ」の主人公の堀越二郎さんといっしょにゼロ戦を作った深海正治とゆう人で、戦後オリンパスに就職して開発したんですと。おりしも先週視たNHKの「映像の世紀」でやってました。戦場で敵機をやっつけてた技術が、今では胃の中でポリープを相手にしてるわけです。

 人体の神秘と医療技術の進歩、ほんとにすご。

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://corridor0108.main.jp/mt/mt-tb.cgi/3489

コメントする

WELCOME

CALENDAR

PROFILE

IMG_0227_2.jpgのサムネール画像のサムネール画像

katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

月別 アーカイブ