2022年4月アーカイブ

 ゴールデンウイークが始まりました。ここ数年の自粛ムードが徐々に緩み新幹線は乗車率100%やそうです。コロナ第1波第2波の頃は、全国の新規感染者数100人ちょっとで梅田の街角から人影が消えてしまいましたが、今やご新規感染者一日数千人というのに皆さんコロナ前の活動意欲に戻りつつあります。ワクチンの普及でコロナのインフル化が進んできたということでしょうか。果たしてこれをヨシとするのか、悩ましいところです。

 さてウクライナ情勢が気になる中で、先週気になる事案が発生しました。

 ウクライナ政府の公式ツイッター上にロシアの全体主義や言論の自由の制限などを批判する動画が掲載されその中に「ファシズムとナチズムは1945年に敗北した」という部分があり、ヒトラー、ムッソリーニとともに昭和天皇の写真が並べられたのです。

 まずSNSが炎上し各方面から批判が相次ぎ、日本国政府もウクライナ大使館とウクライナ大統領府に厳重に抗議するに至り、写真は削除されました。同じツイッターに「友好的な日本の人たちの気分を害するつもりはなかった。間違いをしてしまい、心からおわび申し上げる」と謝罪が掲載されました。

WT.jpg ウクライナ政府、侵略を受けて混乱してる状況を差し引いても、まあバカなことをしたもんだというのがまず最初の感想です。日本人にとっての天皇とは国家・国民の象徴です。この東洋の島国が日本という国であることの、そこに暮らす人々が日本人であるということの精神的根源を成す、アイデンティティーそのものが天皇陛下なのです。それをあろうことか人類の歴史上最も忌むべき存在のひとりであるナチズムの指導者と同列に貶めるがごときは、日本と日本人の存在そのものを否定するに等しい暴挙です。

 ウクライナ政府としては安易にファシズムの象徴として第二次大戦敗戦国の指導者を並べたんでしょうけど、いささか軽率でしたね。

 ファシストとは絶対的権力を背景に国民を騙し、破壊的行動を強要する独裁者のことです。昭和天皇は確かに大戦当時国家元首の地位にありましたが、一貫して戦火の拡大には消極的でした。ただ、軍部の暴走を止めることが叶わなかったのです。したがって、戦争責任も問われませんでした。退位もされず、戦後の復興においてはまさに民主国家新生日本の象徴としてその責任を果たされました。昭和天皇はファシストではありません。この動画は明らかに間違ってます。間違った認識で日本国民を侮辱したのです。到底、許されるものではありません。

 さらに、ウクライナ政府は謝罪しましたが、その中で「このツイッターはウクライナ政府の公式ツイッターではありません」と載せたもんやから、再び炎上しました。

 これはいけない。このブログでも過去何回か「謝り方」のこと書いてきましたが、謝るときはとにかく言い訳しないで徹底的に謝ることが肝心です。「誰かが勝手にやったことで政府は関知してません」なんて、これはダメだわ。ツイッターには「公式」のマークついてるやん。もし、誰かが勝手に政府公式ツイッター名乗ってるなら、それこそ大きな問題でしょうよ。

 おそらくは

「うーわ、何や知らんけど日本えらい怒ってんで。今は戦争やし援助もして欲しいし、とりあえず謝っとこ。けど、政府公式見解ですぐに間違い認めて謝ってしもたらあとあとメンドいんとちゃうかな。せや、今回は政府がやったんとは違うってことにしといたろ♪」

 ウクライナさんさあ...

不祥事の連鎖

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 雨が降ってます。うちの奥さんのテニスの大会が中止になったことで、八つ当たりの警戒警報発令中の日曜日の朝です。昨日はいいお天気で、予報では明日もカラッと晴れるそうです。なぜに嫌がらせのようにピンポイントで今日だけ雨降りなんやって、私のせいではないと言うと、じゃあ誰が決めてるんやって、もう滅茶苦茶です。放っておきましょう。

 さて、先週でしたか、朝日新聞にまたぞろけったいな記事が載りました。

 朝日の記者が、安倍元首相の意向を受けて週刊ダイヤモンド社の記事に介入したというのです。diamond.jpg

 安倍さんがダ社からインタビューを受けて今話題の核兵器共同保有について語ったところ、「ひょっとしたら変な風に書かれるんとちゃうか」と懸念が生じたと。それを聴いた朝日新聞の記者がダ社の編集部に対して「安倍さんが心配してるから、事前にその記事私に見せて」「掲載の許可も私がする」と編集部に申し入れたというのです。ダ社は当然こんなこと拒否し、のみならず編集権の侵害であると朝日新聞社に抗議しました。朝日は社として謝罪に追いこまれ、この記者について編集委員を解任し停職1カ月の処分を行ったと。

 ウソみたいな話ですが、朝日新聞が調査した結果を発表したので、どうやら事実らしい。記者は結局辞めちゃったそうです。

 安倍さんと朝日新聞といえば仇敵どおしと、国民誰もが思ってます。それが、朝日の記者が安倍さんの不利になる記事の掲載を阻もうとしたことがまず、わけが分からない。紙面では自民党やかつての安倍政権をヒステリックに糾弾してきた急先鋒であったにもかかわらず、裏では記者が安倍さんとこんな昵懇な関係を築いていたことにまずビックリ。

 そして朝日新聞社は「報道倫理に反する」ということでこの記者を処分しましたが、これが安倍さんでなく共産党や立憲民主党の議員やったら同様に処分してたかどうかも気になります。報道倫理に照らせばおかしいけど、自民党政権に敵対する政治家の意向を汲んでやったことならまあいっか、となってたかも。「よくやった」と記者を表彰してたかも知れません。

 さらに、処分した理由の書き方がまたグダグダですわ。朝日新聞社の言い草「政治家と一体化して他メディアの編集活動に介入したと受け取られ、記者の独立性や中立性に疑問を持たれる行動だった。」

 「受け取られ」や「疑問を持たれる」は、例によって「自分はそんなつもりはなかったけど、周りがそう感じたというなら」という部分的責任転嫁が滲んでます。これでは不祥事おこした政治家の謝罪会見となんら変わらない。「誤解を生じた」や「不快に思う人がいたとしたら謝りたい」の類です。

drunkAsahi.jpg 「政治家と一体化して他メディアの編集活動に介入したもので、記者の独立性や中立性に反する行動だった。」とはっきり書くべきです。

 まったくもう...と思ってたら数日後、こんどはASA(朝日新聞販売所)の社長が飲酒運転死亡事故を起こしたことが週刊誌で伝わりました。そんなん知らんなあと思ってたら、朝日は東京版地方面のベタ記事にちょこっと載せただけで、これでは気が付かんわけです。週刊誌の取材に対して朝日はあくまで、取引先がやったことという認識であると。

 朝日新聞はASAが無ければ事業がまったく成り立たないわけで、いわば一心同体の関係です。にも拘わらず不始末に際しては、この他人事のような見解。およそ社会の公器としての倫理観を持ち合わせているとは思えません。自社社員の不祥事でとして社長、販売担当役員等経営者の責任を社会に示すべきでしょう。

 記者の質の低下といい、企業の社会的責任の自覚の欠如といい、これが、かつてはクオリティーペーパーと称された大新聞の姿かと思うわけです。昨今、部数の大幅な減少が続いていることは、単に読者の紙離れだけが原因ではないと早く気付くべきですよ。

歴史的転換

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 阪神タイガースが昨晩やっと今シーズン2勝目。もうとても勝てる気がしてなかったけど、やればできるやん。この調子でしっかり挽回していってほしいもんです。明日は早くからお出かけの予定あり、土曜の朝にまったりとブログを更新しています。9.jpg

 さて、ロシアのウクライナ侵略の蛮行は、各方面で言われているように第二次大戦後の世界における最悪の悲劇と言えるのではないでしょうか。21世紀の現代において、いち国家が自国のエゴを実現するために他国の罪なき民衆を虐殺しているのです。つい数週間前まで、わが国と同様に平和な日常がそこにはあったのに、突然地獄が、覚めることのない悪夢が始まりました。ウクライナ国民の絶望は察して余りあります。無残に破壊された建物や累々たる死体の有様を視るに、仮に戦争が終わってもウクライナの復興には途方もない時間と費用がかかると推察されます。その責任はすべてロシアが負うべきです。ロシアはこの戦争によって、国際社会での地位を失うことになります。それはかつてわが日本が太平洋戦争でボロ負けした姿に重なります。長く苦しい日々が続くのです。

 邪悪な指導者に騙されて派兵されたロシア兵も、良心をどこかに置き忘れ人でなしの行為を淡々と続けています。被害者は殺されるウクライナの罪なきひとびとであり、祖国のために命を捧げるロシアとウクライナの兵士たちです。いまだにのうのうと生きている最大の悪党プーチンとその一味が戦争犯罪人として裁きを受ける日が、一日も早く訪れることを願う今日この頃です。

 ところで、ロシアと言えば冷戦の時代にはソビエト連邦として米国と覇権を争っていた大国です。うそでも大国と言われてきた国家が、言い訳できない国家的犯罪を堂々と行っていることを見て、どうやらわが日本の反国家勢力にも動揺が広がっているようです。

comy.jpg 共産党の志位委員長が党本部での会合で「急迫不正の主権侵害が起こった場合には、自衛隊を含めてあらゆる手段を行使して、国民の命と日本の主権を守りぬくのが党の立場だ」と言い放ったそうです。これには自民党のみならず他の政党からも批判が起こっています。

 共産党といえば、天皇制否定、日米安保反対、自衛隊解体、共産主義暴力革命による日本人民の解放を党是としてきた集団です。これまでずーっと自衛隊の廃止を叫んできたのに、なんと今、突然なんの躊躇もなく手のひら返しです。これまで頭の中のお花畑で、中国・朝鮮など特定アジアの国々が武力で日本に侵攻するなどありえないと思ってたところ、なんと地球の反対側の遠いところとはいえ、大国ロシアがなりふり構わず侵略戦争を始めた。これはえらいこっちゃ、ひょっとすると今度は北方領土から北海道に攻めてくるかも知れん、どうすんのよ、という現実を目の当たりにしたのです。そこで、なりふり構わず「自衛隊、どうぞよろしく」というわけです。

 かつて「陸上自衛隊は人殺しの訓練」「防衛費は人を殺すための予算」とまで言っていた政党が、ロシアのおかげでやっと現実に目を向けた結果自衛隊の存在意義を認め、あまつさえ自国の防衛を委ねるという意思表示をしたのです。これは日本共産党の長い歴史における大きな転換であり、大事件と言うべきでしょう。

 党是を否定した以上、政党としての存在意義は消え去りました。潔くこれまでの不埒な振る舞いを国民に謝罪した上で、とっとと解散してくださいな。

五百円玉の行方

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 コロナはどうやら再拡大の様相を呈しており、私の職場でも感染者が出始めました。しかし街中ではそれほどの危機感が感じられず、大阪梅田ではコロナ禍前と変わらない人出でにぎわってます。感染への警戒が薄れたというよりも、ワクチンの普及で感染の恐怖が減ったということでしょう。コロナもインフルと同じであって当たり前の新しい時代へと徐々に移行している気がします。ウクライナ情勢が非常に気になるところですが、平和な日本はいつもと変わらない、穏やかな休日の朝です。

 さて、今日のお話。500円玉は溜まっていきます。「貯まって」いくではなく「溜まって」いきます。夜、書斎で寛いでるときに財布の中に見つけると、抜き出して脇机に置いてる小さな黄色いバケツにチャリンッと放り込むのが癖になってて、特に明確な意思をもって貯金しているわけではないけど溜まっていくのです。20220405_104729602_iOS.jpg

 以前、高さ30cmくらいあるソフビ製ウルトラセブンの巨大な貯金箱にいっぱいになるまで溜めたこともありました。お気軽な貯金ですが、10円玉や100円玉ではないので長く続けるとそこそこの金額になります。セブンは今乗ってるクルマ買うとき代金の足しになりました。最近は100枚溜まったら銀行に持っていくようにしています。かなりの重さなので、カバンに入れて仕事の帰りに寄り道するには100枚くらいが限界ということもありますが、これからは溜め過ぎると始末に困ることになりそうなのです。

 というのも、銀行が硬貨の預金に一定の手数料をとるようになったからです。手数料の金額は銀行によってまちまちのようで、私の口座がある三井住友銀行のATMでは今のところ平日昼間なら硬貨も無料で入金できますが、すでにゆうちょ銀行ではATMの場合25枚まで110円の手数料がかかるそうです。50枚までは220円、100枚までは330円。料金は枚数で決まり硬貨の種類は関係ないので、1円玉100円溜めて貯金したら230円赤字になる計算です。ただし、実際は赤字になるような入金はできないということです。

 超低金利の世の中になってかなり経ちます。銀行は業績が悪化して、預貯金に際しての手数料も値上げしないとやっていけないということで、いまや利用客はお金を払って貯金させてもらう立場になりました。さらにいくつかの銀行では休眠口座の維持に手数料を取りはじめ、みずほ銀行では口座の新規開設時や通帳の更新時にも1,100円の手数料がかかるようになりました。この動きは他行も追随しそうです。そいや大昔に、青春時代の休眠口座のおとしまえをつけたことを書きましたが、その際に作った新しい口座今ではほとんど使こてないし、もう解約しょうかしら。

 saisenbako.jpg経済政策の難しい理屈はよく分かりませんが、金利は無いに等しくそれを大きく上回る手数料取られるとあっては、誰もが預貯金を忌避しタンス貯金が膨らむ一方です。コロナ禍下の経済活性化には、さらに大胆な施策が必要でしょう。

 硬貨預貯金有料化については、500円玉をため込んでる程度のわれわれ一般人はまだ大して影響ないですけど、お寺や神社は困るでしょうね。かつては、初詣シーズンが一段落したら銀行員が大挙出向いてお賽銭の勘定をする場面をよくテレビで視ました。賽銭の総額がいくらやったかという情報が全く伝わらないことにイラついたもんです。

 それが今や、あれだけのものすごい量の硬貨、銀行に入金したらいったいどれだけの手数料取られるんやろって話です。そこで、大阪の交野市にある住吉神社という神社が、商売している人を対象に無料の両替を始めたというニュースがありました。これはうまい。今年から両替も有料化される中で、銀行に手数料を支払わずに神社は硬貨を紙幣に替えられて、商売人は日々の釣銭用の小銭が調達できて双方win-iwnです。

 最近はお賽銭も徐々に電子マネーが導入されているようですが、やっぱりお賽銭は賽銭箱に投げ入れてこそご利益があるような気がします。神社仏閣と小銭の関係は断ちがたいのです。神社本庁や各宗派の総本山などは、住吉神社を見習って全国的に商工会議所と連携して、この「賽銭コインチェンジ」の仕組みを定着させていくべきではないでしょか。

 せっかく開幕したプロ野球に春の異変が起こっています。なんということでしょう、わが阪神タイガースが開幕戦以降8連敗で一回も勝っていない。誰がこんな展開を予想したでしょうか。オープン戦でもそこそこ調子よかったし、エースの青柳がコロナで離脱しているとはいえ、それ以外主力を怪我で欠いているわけでもなし、これはもうね、何らかの超自然的な力が働いているとしか思えません。今日もデーゲーム読売戦がありますが、ここまでくるともう勝てる気がしません。今年のペナントレースは開幕と同時に幕を下ろしたような気がしている日曜日の朝です。野球のことはしばし忘れましょう。

 「肉じゃが」という料理が旧海軍発祥であることは定説なれど、具体的には呉、舞鶴の2説が並びたち、両市はいずれも譲らず激しい戦いが続いていることは有名です。同様に海軍の食がらみで、現代の海上自衛隊では毎週金曜日にカレーを食べる習慣があり、そのレシピが「海自カレー」としてブランド化しているということも聞いたことがあります。舞鶴基地業務隊の牛すじカレー.jpg

 先週、その金曜日のカレー配給についてタダで食べたらあかん人まで慣例でお相伴に預かっていたとして懲戒処分を受けたことが伝わりました。なんでも、海上勤務の艦艇の乗組員らには食事を無料で支給することが法令で決まってるけど、オカ勤務の事務官はこの対象外で、食費は自腹でないとあかんのやとか。

 このニュース私は朝日の朝刊を読んで知ったのですが、はじめ、いろんな料理が無償で提供される中でカレーだけは支給の対象外なんやと理解し、なるほど海自では今もカレーは特別扱いされてるんやと妙に納得したものです。それにしてもそれで懲戒とはちょっと厳しいんちゃう?と

 ところが、ネットで他紙の記事を読むにつれて、勘違いしてたことに気がつきました。料理の種類ではなくて自衛官の種類に問題があったわけで、食べちゃダメな人が食べてたのです。これなら懲戒もうなづける。

 私はなぜに勘違いしてしまったか。ここはひとつ各紙を比較して仔細に検証してみましょう。

朝日
海上自衛隊第23航空隊(京都府舞鶴市)の40代の防衛事務官の男性が、食事の支給対象外なのに、2年間にわたり毎週金曜日にカレーライスを食べ続けたとして、防衛省は28日、この事務官を停職4日の懲戒処分にしたと発表した。
日経
毎週金曜日にカレーを食べる伝統がある海上自衛隊の基地食堂で、2年以上にわたって支給対象外の部下がカレーを食べるのを黙認し、自らも食べていたとして、海自第2航空群司令部(青森県八戸市)は28日、八戸航空基地隊の50代の男性幹部を停職5日の懲戒処分にしたと発表した。
産經
毎週金曜日にカレーを食べる伝統がある海上自衛隊の基地食堂で、支給対象外の部下がカレーを食べるのを黙認し、自らも食べていたとして、海自第2航空群司令部(青森県八戸市)は28日、八戸航空基地隊の50代の男性幹部を停職5日の懲戒処分にしたと発表した。
読売
海上自衛隊第2航空群司令部(青森県八戸市)は28日、支給対象外の部下がカレーライスを食べるのを黙認した上に自身も食べ続けていたとして、八戸航空基地隊の50歳代男性幹部自衛官を停職5日の懲戒処分にした。
毎日
毎週金曜日にカレーを食べる伝統がある海上自衛隊の基地食堂で、2年以上にわたって支給対象外の部下がカレーを食べるのを黙認し、自らも食べていたとして、海自第2航空群司令部(青森県八戸市)は28日、八戸航空基地隊の50代の男性幹部を停職5日の懲戒処分にしたと発表した。

呉潜水艦基地隊スパイシーチキンカレー.jpg

 海自は複数の司令部で起こった件をまとめて処分、発表したとみえて、朝日は舞鶴、他紙は八戸の司令部について書いてます。このうち朝日の記事だけが、「支給対象外」がメニューか人かの誤解を生む余地をはらんでおり、じっさいに私は誤解しました。「食事支給対象外の防衛事務官の男性が...」と表現しとけば、読解ミスは起こり得なかったのです。

 新聞が事実を正確に伝えることは基礎中の基礎で、そのために文章表現は細心の注意が必要です。「勘違いしたお前が悪い」と朝日は言うでしょうか。しかし、たとえ一人であっても勘違いする読者がいたということは、他紙との比較において表現の正確度が劣っていることは否めません。

 朝日新聞といえば、かつてはうそでも日本のクオリティーペーパーと称された存在です。今回のことは些末なれど記者の質の低下が見てとれて、近年のかずかずの不祥事に象徴される朝日新聞の衰頽を思うわけです。

WELCOME

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PROFILE

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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