萩尾望都氏が女性漫画家で初の紫綬褒章の栄に浴されました。「11人いる」の頃に青春時代を過ごしたわたしはSFマンガ、萩尾に限らずよく読んだものです。同時期竹宮恵子の「地球へ…」なんてのもありました。
SFは、小説、コミック、それに映画。まだまだ盛況ですよね。理屈抜きで、というより理屈関係なしで展開できるから、安心して楽しめます。リアルなストーリーなら 「ん、今のところちょっと話の辻褄が合わんのやないかい?」とか心配するけど、SFならそんなの関係なし。なんせ「空想科学小説」やねんから。ワープだろがテレパシーだろが、やられたキャラクターが生き返って出てこようが、何でもありです。はまってしまいます。
私には、うかつにもペリー・ローダンの第1巻を手にとってしまった友人が何人かいます。哀れなるかな、彼らはもう抜け出せません。私はさいわい強い意志の力でもって無間地獄を回避することができました(^^)
それはさておき、先日、山﨑直子さんの講演を聴く機会がありました。日本人で2人目の女性宇宙飛行士です。しかもママさん宇宙飛行士で、だんなさんの主夫ぶりなんかも話題になりました。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の職員だったのですが、シャトルで飛んで行った国際宇宙ステーション往復は、組織内ではなんと普通に「出張扱い」だった、など、いろいろと興味深いお話たくさん聴けました。
その昔にはそれこそSFに過ぎなかったプロジェクトが、どんどん現実のものになってます。宇宙ステーションなんて、11人いた頃にはSFという前提があったればこそできた話で、まさか実現するなんて思ってなかった。人類、スゴイ。
JAXAは事業仕分けでいじめられてますが、先のハヤブサの快挙といい、日本に元気のない時期やからこそ、夢にお金使ってもいいんやないかと思います。
来月には本州では129年ぶりの金環食が起こるそうです。こないだの皆既月食に続いての天体ショー、楽しみです。これからも日々のイヤなことでストレスを溜めたときには、宇宙に想いを馳せて凌ぐとしましょうか。