2021年4月アーカイブ

WALKMAN 再び

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 大阪はとうとう今日から3度目の緊急事態宣言が発令されました。G.W.期間中の人の移動を極力縮減しウイルスの蔓延を断つ目論見です。いっそヨーロッパみたく半月から一カ月完全ロックダウンとした方が、痛みも大きいけど効果も大きい気がしますが、どうなんでしょうか。個人的には何が変わるものでもなくて、引き続き感染しやすい状況を極力避けることをしっかり意識していくだけです。

 さて、SONYのWALKMANを買いました。長らくiPodを愛用してきたことは以前にも書いたことがあります。何ら支障なく通勤中に音楽を楽しんできたところ、電池がいよいよヘタってきました。10年以上使ってきたので、この種のギアとしては異例の長持ちであったと評価できます。しかし一晩フル充電しても数十分使うと電池切れとなるに至り、もはやこれまでと判断しました。ひょっとすると電池交換できるかもですが、おそらくコスト的に新品買った方が利口というわけで、長年連れ添ったiPod nanoは引退となりました。walkman.jpg

 さて新しいのんをと調べたところ、なんと現在iPodは、大きめのiPod touch以外は全て生産終了となってます。つまり電池の交換なんてそもそもできないわけです。そいや最近量販店の売り場を歩いても、かつての、マッチ箱より小さいiPod見かけなくなってました。iPhoneの性能が向上したので、音楽もスマホでどうぞというのがappleの方針らしい。しかしわたしとしては、バッテリーのことを考えるとすべてスマホで賄うのはやっぱり違う気がします。かといってiPhoneとおんなじ大きさのiPod touchを持ち歩くのはちょっとというわけで、後継機はWALKMANに決めたわけです。

 いざ買うとなると、ひとくちにWALKMANといってもやはりピンからキリまでいろんな種類があるもんです。最上位のいわゆるフラッグシップ機種はなんとお値段30万円以上。んーなのは庶民が通勤時間に手軽に楽しむという用途においてはお呼びではありません。それに、その音質を売れ筋の機種と比べても、悲しいかなおそらくわたしはその違いを認識できないでしょう。

 というわけで、そこそこのグレードのんをゲットしました。嬉しい。

 さすがに最新機種です。音質はiPodとそんなに違いませんが、機能的にはよほど進歩しています。内臓メモリの容量は16GでiPodと同じですがSDカードを挿せばさらにたくさんの楽曲を搭載できます。ハイレゾ音源対応、FMラジオも聴けます。Bluetoorhでワイヤレスイヤホンが使えます。前のiPodはなんせ10年以上前の機種なんで有線しか想定しておらず、トランスミッターを挿してワイヤレス化してました。邪魔でしょうがなかったので、この点は一番うれしい。

 思えば、iPodを持つまでにいくつものWALKMANを愛用してきました。初めて買ったのが大学生時代、2代目の「WALKMAN II」でした。その後ワイヤレスWALKMAN、と言っても現代のBluetoothではなくてレガシーな電波のやつ。斬新さで飛びついたところ、ラジオの放送が混信するなど性能も使い勝手もいまいちで、もっぱら有線で使ってたのを覚えてます。その次がいわゆるDiscman、カセットテープからCDに替わったのですが、これがまあ歩いてると音が飛ぶ飛ぶ。CDを再生しながら持ち歩く行為は、人としてとるべき態度ではないと認識しました。そしてiPodに乗り換えて以来10年以上の時を経てWALKMANへと回帰した次第です。

 おりしもコロナ禍でテレワークが増えてはいるものの、通勤が全く無くなるわけではありません。ややもすれば苦痛に感じる移動の時間を、好きな音楽を楽しめる貴重な時間に転換昇華するためWALKMAN、これからも大いに活躍してもらいます。

イシモチとなる

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 松山英樹選手、マスターズ制覇!おめでとうございます。

 コロナ禍猛威をふるう昨今の日本で、傷ついた国民に勇気を与えてくれる快挙でした。10年前、3・11の国難の中にあってFIFAワールドカップでなでしこジャパンが優勝し、日本中が歓喜感動したことを思い出します。人はみなヒーローを求めるんやなあと改めて思います。

 さて先週、ひどい体験をいたしました。

 尿管結石の発作が起こり、猛烈な痛みに襲われたのです。

 isimoti.jpgイシモチといえば塩焼きにするととっても美味しいお魚ですが、自分がイシモチであることは知りませんでした。もう20年以上も前になりますが、胆石(胆嚢炎)による胆のう摘出の手術は経験しました。おかげでそれ以来、肝が座ってないということで、ちょっとしたことですぐビクビクしてきたわけですが、今回は再びの、石の暴走による体内テロリズムです。

 仕事中、それは何の前触れもなく突然起こりました。右下腹部がシクシクし始め「お昼、何か悪いもの食べて当たったかな」と思う間もなく猛烈に痛み出した。かつて記憶にないレベルの激痛です。しばらくぢっとしていても治まる気配がない。横になろうが立とうが座ろうが、転がってどんな姿勢をとっても強烈な痛みにまったく変化がない。こらあかんというわけで病院に直行、CT検査で原因が分かった次第です。

 痛み止めの薬で楽になり、無事に帰宅できましたが、痛み止めはあくまで痛み止めに過ぎず根本治療ではありません。薬が切れると再び痛くなってきます。2・3日それを繰り返し、やっと治まりました。おしっこの際にコロンと石が出るというので「とにかく水を飲め」と言われて、四六時中飲み続けて一日に10回以上トイレに行ってましたが、わたしの場合は気がつきませんでした。多分見逃すほど小さかったのでしょう。痛みさえ無ければ、発熱するわけでもなく、いつもどおり何ら支障なく仕事してました。夜中に痛みで目が覚めるのが一番辛かった。

itatata.png

 まあ、それはそれは痛かった。ネットで調べると「およそ人類が経験する最高の痛み」だの「痛みの王様」だの「群発頭痛、心筋梗塞と並ぶ3大激痛」だの、恐ろしい修辞が並んでます。いまや経験者として、なるほど分かる分かる。その後周りの女性と話すと、痛みのチャンピオンはやっぱり陣痛ということらしいです。これはそも経験できない。

 神様は人間に痛みという試練を与えました。太古以来の動物の進化は「痛み」とともにありました。こんなもの無ければみんなが幸せかというとそういうもんでもない。痛みによって体内の異常を認知でき、その結果死に至る危険を回避できるわけです。それにしても神様、もう少し加減してもらうわけにはいかなかったのかとも思います。

 結石は再発する割合がかなり高いとか。原因は体質と食習慣で、石の組成はおもにシュウ酸やそうです。妻の宣言により、今後私はシュウ酸を多く含むタケノコ、ブロッコリー、ホウレンソウは死ぬまで食べさせてもらえないそうです。トホホ...

選びたい

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 大阪は今日もいいお天気ですが、お出かけは自粛です。昨日のコロナ新規感染者数は918人。過去最多で、12日連続で東京を上回ってます。先週のマン防の結果を見極め来週には再び緊急事態宣言が出るかもということです。大阪がコロナの主戦場となってしまいました。引き続き会食等の自粛と感染防止対策を心がけるしかありません。

 さて、最近しきりに選択的夫婦別姓制度が取り沙汰されてます。法務省が検討している正しい制度名は、「選択的夫婦別氏(べつうじ)制度」と言います。 

 同姓とするか別姓とするかを選べるので「選択的」が付くのやそうです。法案によると、制度が実現すれば結婚した際に、①夫婦どちらも夫の姓、②夫婦どちらも妻の姓、③それぞれが旧姓のまま、のいずれかを選択できます。これまで無かった③が新たに加わることになります。

betsusei.png 制度検討の基本的な発端は、女性の社会進出を促そうとする社会の動きに呼応するものです。

 かつては、結婚とは原則的に女性が夫の家に「嫁入り」するもんやから、夫の姓に変わるのが当然とされてました。夫婦で姓が異なるなんて全くの想定外やったのです。しかも、お嫁さんは家庭を専守防衛する立場となり基本的に外では働かなくなるので、結婚前後で姓が変わってもなんら支障が無かった。ところが今や、女性も男性も仕事その他で社会的立場があるため、ある日を境に突然姓が変わると困る場合が増えてきました。にもかかわらず、現行法では結婚すると夫婦どちらかの姓しか選べず(民法第750条)、そして改姓を強制されるのは圧倒的に多くの場合女性の側となっていることが問題やというわけです。

 そこで昨今「旧姓使用」が広がってきました。作家、漫画家、芸能人など、世に名前が売れてる人ほど改姓は混乱を招きます。学者先生などは学会や論文など研究活動の一貫性という理由から結婚しても旧姓そのままとする例が多い。一般人でも外で仕事している人は、結婚に際して旧姓で通す人が増えてきました。しかし、これらの場合でもあくまで「通称」であって、戸籍上・法律上は配偶者の姓に変わってるわけです。

 「女性ばっかし不利益が多い」ということで、どちらかしか選べない民法は法の下の平等を謳う憲法第14条違反と訴えた裁判で、最高裁は2015年「家族の呼称を一つに定めることには合理性が認められる」として、合憲という判決を出しました。

 しかし、夫婦別姓を求める声はどんどん広がり、この判決ののちも判例の変更を求めて提訴が相次ぐ事態となりました。そして、別姓の婚姻届を受理するよう自治体を訴えた3件の家事審判の特別抗告審で昨年12月、最高裁は再び大法廷で審理することを決めました。これは、憲法判断が示されることを意味します。4カ月経ったのでそろそろ判決が出てもいい頃です。

 このような機運の高まりの中で、政府も夫婦別姓に向けた法案の検討を加速させています。実は、検討が始まったのは意外に早くて、法制審議会が「民法の一部を改正する法律案要綱」で夫婦別姓を答申したのは平成8年といいますから、もう四半世紀の間すったもんだしてることになります。

 何年か前に学校の先生が旧姓使用を求めて訴えて敗訴した裁判は、このブログでも詳しく書きました。夫婦別姓どころか通称としての旧姓使用も認めず、戸籍名使用の強制を容認した判決に対して多くのマスコミが「これはおかしい」と一斉に書きたてました。原告が控訴したところ、なんと学校側が旧姓使用を認めて和解しました。原審で勝訴した被告の学校が原告の要求をのんだということは、控訴審では覆ることを予見したのでしょう。

 もし選択的夫婦別姓制度が実現すれば、これは「家」を基準単位として形成されてきた日本の伝統的な社会の在り方の変革を促す嚆矢となり、民法(家族法)の歴史上最大の改正といっていいでしょう。それゆえ、保守派の反対も根強い。しかし、時代は確実に夫婦別姓容認に向かっています。

マンボウと青大将

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 今年は桜が早い。例年ならば欣喜雀躍して西に東にお花見に出かけているところですが、昨年に引き続きコロナ禍で自粛とあって、陽気によるウキウキ感も実に微妙な新年度のスタートです。

 聖火リレーが始まって東京五輪は各方面やる気満々ですが、果たして予定どおり行われるのか。最近「ホントにやるの?」という議論も下火になってきたのはマスコミが政府に忖度しているからか、はたまた私の知らないところで、国を挙げて「やるゾーっ!」て方向性が整ってきてるのか、よく分かりません。めでたさも中くらいの盛り上がりです。mambo.jpg

 大阪では「まん延防止等重点措置(まん防)」というのんが発令されるらしい。飲食店の営業時間の短縮要請など、緊急事態宣言に準じる規制のようです。次々といろんな新しい施策が出てくるもんです。昨日の大阪の新たな感染者数666人は5日連続で東京より多いって、ちょっとどうよって感じです。聖火リレーも中止となりました。ランナーに選ばれてた人はさぞ残念でしょうが、この状況では致し方ありません。

 ちなみにマンボウといえば、回転寿司で供されるマグロの代用品の深海魚「赤マンボウ」はマンボウの仲間ではないということです。

 さて、先週田中邦衛さんの訃報が伝わりました。同じ日の新聞に、ノーベル賞の赤崎勇さん、「キックの鬼」沢村忠さんの訃報が一緒に載った中で一番大きい扱いでした。なんと、いつの間にか88歳になっておられたと聞いてびっくり。

aodaisho.png 「北の国から」の名演が印象深いですが、我々の世代やとやっぱり加山雄三の若大将シリーズの青大将役が印象に残ってますね。といってもシリーズがヒットしていた頃はわたしまだ小学生やったんで、映画館ではなく後年テレビで観たわけです。主人公加山雄三のライバルというか好敵手の役どころで、「若大将」に対抗して「青大将」なんて、安直というかなんというかよき時代の雰囲気を感じます。

 シリーズ7作目「アルプスの若大将」では、青大将ではないのですが、苗場のスキー場でマドンナを襲う不良に対して若大将加山雄三が「山に来て変なことするやつは許さないぞ!」と一喝する場面があります。のちに週刊誌がこのセリフを捉えて「だとしたら、苗場プリンスホテルに泊まってる連中なんか、みんな許してもらえない」と突っ込んでました。青大将の訃報から、自分の若かりし日のそんな思い出が蘇ってきました。

 強烈な個性、存在感という点で、マンボウも魚の世界ではなかなかのもんですが、銀幕での田中邦衛さんにはとても及びません。素晴らしい俳優さんでした。ご冥福をお祈りいたします。

WELCOME

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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