2020年11月アーカイブ

柿食へば

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 読売の2年連続スウィープ(4連勝)献上というプロ野球史上初の屈辱を最後に、とうとう今年のプロ野球も終わってしまい、コロナで異例づくめの今年もあと1カ月あまりとなりました。

 大阪ではコロナの感染がいよいよ拡大し、経済優先やった政府もとうとう「大阪発着のGo To は無し」に踏み切りました。年末、馴染みの宿への温泉旅行を予約済のわたしは、大阪府民であっても大阪市民ではないので大丈夫だとは思いますが、どうも微妙な状況になってきました。忘年会シーズン、1年で一番の書き入れ時に夜9時閉店を強いられたキタ、ミナミの飲食店さんは大変やと思います。しかし、書き入れ時は感染り時で、酒場の人出に比例して感染リスクが高まるという、なんとも苦しいジレンマです。

 今年ほど外でお酒を飲む機会が少ないのは初めての経験です。多くの国民がそうでしょう。それだけ飲食店の売り上げが縮小し経済が委縮しているのです。しかし、もうしばらくの辛坊です。ワクチンは全国民が2回ずつ接種できる量が確保されました。日本国民はこれまでも、持ち前の高い道徳性と、他者を思いやる精神でもって様々な苦難を乗り越えてきました。コロナ禍が終息したのちには、これまでにない景気拡大が展開されることに疑う余地はありません。

 さて、今年も田舎から柿がたくさん届きました。

 わたしの田舎はこれまでも何度かふれてきましたとおり、奈良県吉野郡下市町という県南部の山間部の町です。和歌山県と並ぶ柿の名産地です。子供の頃、農家といえば稲作畑作よりも、柿や梨の栽培が重きを占めている家が多かったように思います。20201128_005407373_iOS.jpg

 届いた柿は巨大な富有柿です。小さなカボチャくらいあります。奈良県で柿といえば富有柿で、品種に絞れば生産高は奈良県がぶっちぎりでトップなのです。

 柿は、秋になれば当然のようにくだもの屋さんの店頭に並び、家ではみかん同様にキッチンまわりには必ずいくつかの柿が積まれてて、秋から冬にかけてのおやつの定番でもあります。柿なますや白和えなど、料理の食材としても使われます。里の秋の風景を描くときには、実がたわわに実る柿の木は欠かせませんし、静物画にも定番アイテムとして登場します。さるかに合戦では猿がカニを攻撃する武器として用いられました。収穫量も多く、日本人にとって実に身近なくだものであります。

 ところが日本以外の国では、柿は実にマイナーな存在です。というより、その存在自体知られてないことも多い。

 たしかに、アップル、オレンジ、ピーチ、チェリー、ウォーターメロン...さて、柿は英語でなんと言う。出てきません。調べてみると"Japanese persimmon"または単に"persimmon"、あるいは、ずばり"KAKI"やそうです。つまり、海外でも柿は日本独特の果実と認識されているのです。そういやかつてゴルフクラブには、非常に硬いことが特徴の柿の木が用いられており、「パーシモン」といえば木製ドライバーのことでした。つまり、海外では「パーシモン」は、食べる柿ではなく木材の種類と認識されているわけです。

 ことほどさように柿は、日本独特の、まさに日本を代表する「国果」といっても過言ではありません。

 「柿が赤くなれば医者が青くなる」ということわざがあるように、柿は実に栄養豊富な食材でもあります。ビタミンCをはじめ多くのビタミンやポリフェノール、そしてもちろん食物繊維も豊富に含んでます。わたしも大好きなんですが、昨今中性脂肪で黄色信号が点っており、主治医からは「炭水化物もやけど、果物も食べ過ぎんなよ」とくぎを刺されてて、コロナに加えてこちらも我慢を強いられる状況となっているのです。トホホ...

 なんだか暖かい日が続いています。遅い夏日(25℃以上)の記録が100年ぶりに更新されたところもあるとか。そろそろ年賀状の準備をという時季に夏日とは。地球温暖化の兆しはいろんなかたちで現れるもんです。

20201119_205256638_iOS.jpg さて、ひさびさに裁判関係のこと2件。先週は例の元朝日新聞の慰安婦問題捏造記者が櫻井よしこ氏や出版社に謝罪広告と損害賠償を求めた訴訟が最高裁で決着しました。今さらながらですが、提訴から成り行きをずっと紹介してきましたので一応最後まで記録しときます。1審札幌地裁2審札幌高裁同様に当然ながら請求棄却です。日本と日本人の尊厳をとことん貶めたことにまったく反省がない輩に司法の鉄槌が下されたわけです。朝日新聞の紙面が面白い。訴訟提起の際の大きな扱いに比べて、1審2審同様に今回も敗北を伝えるベタ記事のなんとしょぼいことか。本音では記事にしたくもなかったんでしょうけど、この際是非とも社説でもって、国家反逆的行為の反省と国民への謝罪を大いに綴ってもらいたいもんです。

 それよりも、もっと大事な判決の話。前回の参院選(2019年7月)でいわゆる「一票の格差」が3.00倍であったことは憲法違反だとして、選挙無効が争われた裁判はなんと16件もあったそうです。

 で、これらすべて一緒くたにした最高裁判決が先週ありまして、結論「すべて合憲」という、こちらもまあ予想された内容で確定しました。曰く「違憲の問題が生ずるほどの著しい不平等状態とはいえない」そうで、選挙無効にはしないという結果になりました。やっぱりね。

 15人の判事のうち「合憲」の多数意見10人、「違憲」が3人、「違憲状態」1人、弁護士出身の1人の判事は「条件付きの合憲論とすべき」と言ったとか。

 国政選挙ごとに繰り返されるこの騒動については、何年か前の総選挙の際に詳しく書きました。要は「違憲であることは誰が見ても明白」なんですけど、最高裁がそう言っちゃうと国政が著しく混乱するから、司法が行政府と立法府におもねって正義を放棄し不適正な判決を連発しているわけです。今回もその方向性が踏襲されました。vote2.jpg

 憲法の番人たる最高裁が、一票の価値3倍の格差が「合憲」なんてまあ、よく恥ずかしげもなく言えるもんです。例えば卑近な例で今年の「定額給付金」。「都会の人は田舎の人の3分の1ね」と言われて誰が納得できるかという話です。まして今回、いっときの給付金なんかよりはるかに重要な基本的人権について3倍もの差別を受忍せよと、都会の住民の人格、権利は田舎の人の3分の1の価値しかないと最高裁は判示したわけです。

 当ブログではかねて、困った隣人である韓国について、三権分立が機能しておらず時の大統領の意向を受けて政府に都合のいい判決を書き、他国との約束事である条約をも蔑ろにするとんでもない国だと再三書いてきました。しかし、わが国においても毎度繰り返される最高裁の政府への忖度を見ていると、これはもう韓国のことをバカにできませんわ。まったくもってお粗末です。

 今の選挙制度の枠組みの中で定数を増やしたり減らしたり、区割りを変えたりくっつけたり離したりと、小手先の修正だけではこの問題は一向に解決されません。もっと抜本的な改正が必要です。かつても書いたように、参議院議員はやっぱり選挙区を廃止して全国区オンリーとすべきです。利権の選挙区誘導役に堕した国会議員の在り方を変えていくことが必要です。

 新聞各紙の社説比べてみると、朝日、毎日が翌朝早速社説で最高裁の姿勢を質し国会の不作為を指弾しているのに対して、保守系の読売は数日遅れて「判決は妥当」とし、最右派の産経はコメント抜きで事実のみを伝え静観しています。社風が現れてなかなかおもしろいけど、明らかにおかしい事態について何の意思表明もないとなれば、御用メディアの誹りを免れませんよ。

 今回、合憲と主張した10人の裁判官には、わたしは次回の国民審査で思いっきりバッテンをつけてやります。思い知るがいい。

お注射について

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 今日もよいお天気です。昨日、洗車したこともあり久々にどこかに出かけてみようかとソワソワの日曜日の朝です。

 ここにきてコロナの感染者数が急増しており、大阪では昨日、過去最多更新の285人。3日連続の200人超えです。間違いない、第3波の襲来です。人の移動制限による経済の落ち込みを回復させるために始めたGo To キャンペーンやGo To Eat キャンペーンが原因ではとも言われてますが、だからといってキャンペーンをやめちゃうこともしないそうです。グラフを見れば一目瞭然ですが、第1波より第2波、第3波とだんだんスケールアップしてますやん。再びロックダウンが始まった海外の状況をみていると、日本でも爆発的増加からの医療崩壊へと、いよいよ最悪のシナリオが忍び寄ってる気もします。

 ここはひとつ、めでたくワクチンが完成し、コロナをただの風邪と同じとはいわないまでもそんなに恐れる必要が無くなるまで、密を避けて、マスクの使用とうがい手洗いなどをこまめに行うといった基本的な心掛けを徹底していきましょう。

1401_s.jpg ワクチンといえば、先週インフルエンザの予防接種を受けてきました。子供の頃学校で集団接種があったことを除けば、覚えている限り人生初の経験です。確かに昨年もインフルを罹患し、しばらくしんどい思いをしました。しかし、今回予防注射受ける気になったのは、やはり今年はコロナの影響でインフルに罹ってる場合やない、という状況に後押しされたことによります。

 かかりつけの近所のクリニックで定期的にやってる採血検査の際に「接種の予約できる?」と聞いたら「予約はいらんよ。来週、検査結果のときにでも言って」ということやったんで「ふじゃ、そうする」と帰ったところ、その日の夜電話がありました。

 「来週でいいと言ったけど、ワクチン無くなりそうなんで、も少し早く来て」。

 血液検査したその日の夜に連絡よこすんやないわい。重病が見つかって「すぐ入院しなさい」かと一瞬思たやないですか。まったく。

 今でこそ予防接種は予防医学の王道としてその意義や効果を疑う人はいませんが、こんなこと最初に考えたジェンナーという人はすごいと思います。だって、生きた病原体をわざと人体に注入するわけですから、よくまあやってみようという気になったもんだ。人類への貢献という意味では、ナマコやウニを最初に食べた人も立派やけど、ジェンナーの勝ち。この発明によって、人類は伝染病の恐怖から解放され、死亡率が減り寿命が延びて、世界人口が爆発的に増加したわけです。

 採血の際にも血管に針を刺されます。その瞬間はチクっと痛いけどもちろんガマンできます。しかし子供の頃、注射はこの世でもっとも恐ろしい瞬間でありました。最近は技術の進歩で針が細くなって痛みも減ってきているとか。

 昔、健康診断の保健室で一緒になった工学部の教授が「カラダに注射針を刺すのと縫い針を刺すのとどちらが痛いと思う?」と話しだしました。わたしが「向こうしばらくは身体に縫い針を刺す予定が無いんで、どっちでもいいです」と応えたんで、ムッとしてました。つまりこの先生は、人間工学的視点から「注射針は皮膚を鋭く切断する形状になってるんで、縫い針より痛みが少ないのだ」という見識を披露したかったそうです。可哀そうなことをしました。

 ドタバタの様相を呈してたアメリカの大統領選挙、どうやらバイデンさんに決まりのようですね。投票直後の速報でトランプ優勢の州を全部足すと過半数超えるんで、これもうトランプで決まりやん、と思ってたところが開票が進むにつれて逆転するという、投票締め切りと同時に当確が打たれる日本の選挙ではありえない展開でした。トランプは負けを認めず悪あがきするみたいです。これが、圧倒的とはいかないまでも明らかな大差であればあきらめもつくんでしょうけど、あまりに僅差ゆえのドタバタです。大阪都構想の住民投票も本当に僅差でしたが「数え直せ」なんて騒ぎにはならず、維新は潔く負けを認めました。選挙に対する信頼の差といえましょう。

 アメリカは見事に二大政党制による政治監視体制ができあがってます。ここまでに真っ二つに割れるもんかいなと思ってしまいます。政権の交代が起きやすいことから、長期政権による腐敗防止や公約に基づく大胆な政策転換を行いやすくなってて、これはアメリカが民主主義の盟主として世界の自由主義陣営を引っ張る原動力といえます。

 翻ってわが日本はというと、いっときあの民主党が政権を盗り「お、これはアメリカなみの二大政党制の実現か」と期待が高まったところが、あえなく自滅しました。今となっては「あの悪夢のような民主党政権」と揶揄され、その後の社会の停滞の原因となってます。残党の立憲民主党はその後、政策の批判しかできないクレーム集団に成り下がり、政府に対して何を言っても、民主党政権時代を忘れない国民からは「おまえらが言うなよ」と言われて終わりです。結局、日本では自民党の一党支配が今後も続いていくのです。

 さて、先週、新聞投稿の謝礼で貰った図書カードで文庫本をまとめ買いしたうちのひとつ、今邑彩の「そして誰もいなくなる」。はでなポップにひかれて買いました。daremo.jpg

 聞いたようなタイトルで、多分なんか関係あるんやろなと思って手に取ったところまさにそのとおりで、ミステリーの古典、A.クリスティの「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品です。

 何とも軽い小説でした。「ラノベ」のノリです。マンガを読んでる感覚に似てます。あらすじみたいにストーリーがどんどん進み、会話が多いけど気の利いたセリフのひとつもない。400ページを超えるそれなりの長編ですが、出退勤の電車の中、お昼休み、寝る前と、平日の1日で読み終わりました。

 女子高を舞台とする連続殺人事件で、宣伝文には「ミステリー」とありますが、作者と読者とが犯人当てで勝負するいわゆる推理小説ではありません。事件のエピソードと真相が後出しで出てきて「なんじゃ、そら」という結末です。伏線も無いので読んでる途中で犯人を当てることは不可能です。これは、火サスの台本と思えばよろしい。1日で済んだので読んで損したとまでは言いませんが、この作者を今後読むことはないでしょう。

cristy.jpg 本家の「そして誰もいなくなった」を読んだのは中学生のときでした。浜村淳さんが、ラジオの深夜放送でこの作品の魅力を滔滔と語るのを聴いて買ったことを覚えています。クリスティの作品を次々と読むことになるきっかけになりました。

 孤島に集められた10人のいわくつきの面々が童謡になぞらえて次々と殺されていき、最後に残ったひとりも誰かに殺され結局生き残りがひとりもいなくなるというありえない展開ののちに、最後には驚くべき真実が判明します。

 傑作です。超ベストセラーでwikipediaによると1億冊以上出版され、2009年時点で「聖書」を1位とするすべての書籍の中で6番目に多く販売された作品やそうです。すご。映画化され舞台化されTVドラマ化され、オマージュ作品も次々と作られ、つい最近も舞台を日本に設定したドラマを視た気がします。

 その後クリスティは「オリエント急行の殺人」「アクロイド殺害事件」など次々に膨大な数の傑作を世に送りだし、今なおミステリーの女王と称されています。クリスティが推理小説を書き始めたのは、誰かと話してるときに「女性には書けない」と言われて「それなら書いてみよう」と始めた、というのは有名なエピソードです。誰かは知りませんがクリスティを奮起させたその人に感謝すべきでしょう。

 大統領選挙は、よくも悪くも民主、共和それぞれの支持者から強い支持を受けて候補者が立ちます。わが日本では先日総理大臣の交替劇がありましたが、菅総理以外に有力な対抗馬がいなかったためトップの交替という重要なイベントにもかかわらず盛り上がりに欠けました。犯人がいなくなったら物語としては盛り上がりますが、総理適任者が誰もいなくなったなんて事態は日本にとって不幸です。菅総理がリーダーにふさわしくないなんて言いませんが、アメリカの大統領選挙をみてて、日本でもこんな熱狂的な支持を得た強力なリーダーを出す仕組みがあればなぁとつらつらと思いました。

 今日から11月。いいお天気の朝です。コロナで巣ごもりはじめてからそろそろ8カ月が経とうとしています。日本はともかく、世界中の第2波の猛威とこれから冬に向かう時候を考えると、来年に延びた東京オリンピックの実施もなんだか厳しいようにも思えてきます。20201016_052156817_iOS.jpg

 そんな中、大人数での宴会は相変わらず封印していますが、いわゆるGo Toキャンペーンで移動が自粛どころか推奨されはじめた社会状況を鑑み、このたび長らくご無沙汰の温泉旅行に出かけ、沈滞する日本経済に活力を与えてきました。

 近場で気楽にということで、岐阜県の養老温泉1泊2日、先月クルマを買い替えたこともあり、慣らしを兼ねて出かけた次第です。

 養老の滝は「日本の滝百選」および「名水百選」に選ばれている名瀑、名水であります。居酒屋チェーンの名前にもなりました。

 有名な伝説があります。親孝行な若者が山で道に迷って滑り落ち、気がつくと滝のほとり。落ちてくる水を飲むとなんとこれがお酒で、持って帰って父親に飲ませることができました。父親曰く「親孝行のご褒美に神様が授けてくださったのだ」この話が奈良の都に伝わり、ときの帝はこの若者にご褒美を遣わし、年号を「養老」にあらためたとさ。めでたしめでたし。

 養老年間は西暦で717年といいますから奈良時代です。透明の、いわゆる清酒が発明されたのは江戸時代の初めやから養老時代の酒は当然「にごり酒」であったわけで、滝の水を飲んでみると酒やったというのは、ちょっと苦しい。

20201016_215706098_iOS.jpg まあ、昔ばなしというのはそんなもんでしょ。現代であればその若者は、その滝一帯の山林の権利を取得し清酒の工場を建設して莫大な富を築いたところ、二代目社長の代になって、なんと清酒が枯れ普通の水に戻ってしまい、一族は衰退、没落へと向かうことになるのでしょう。

 ちなみに透明な酒を発明したのは大坂の鴻池家といわれてます。不良使用人がお店からトンズラする際、旦那に対する腹いせに酒樽の中に火鉢の灰を放り込んで逃げたところ、なんと活性炭効果で酒の濁りが消えて清酒になったと。この発明により鴻池家は巨万の富を築いたとされてますが、これもなんだかホンマかいなって話です。

 さて、温泉は滝のすぐ近くにある宿で、部屋にある温泉露天風呂は温度管理がしっかりしてて、実に快適でした。あいにくの雨空でしたが、雨中の露天風呂というのも情緒があってよろしい。

 GoToトラベルのキャンペーンでは宿泊費が割引かれる上に、「地域共通クーポン券」なるものも貰えて実にお得であります。「滝ビール」なる地ビールをたくさん買い込んで帰りました。

 そして昨日は秋空の下ひさしぶりのゴルフ、奈良市の山奥のコースにでかけました。コロナ自粛の運動不足が少しは解消され、こちらも実にストレス解消となりました。20201030_035211574_iOS.jpg

 ゴルフは今時分の日よりがベストで、もう少し経つと寒さが身に染みてきます。やはり高原は都会より季節がはやく、大阪市内ではまだ緑が残る桜の木も紅葉がすでに終わりかけてます。コースの途中に植えられている満天星躑躅(ドウダンツツジ)の攻撃的な紅葉が見事でした。

 ところで、大阪では今日、例の大阪都構想、2回目の住民投票投開票があります。前回も接戦でしたが、今回は公明党の組織票が賛成に回る一方で、自民党の徹底したネガキャンがどこまで奏功するか、さらに接戦になりそうで実に面白い。

 賛否を聴かれるとわたしは賛成です。住民サービスがどう変わるかが結局は最大の判断基準とされてますが、過去にも書いたようにわたしはもともと住民サービスなんてほとんど受けていないわけで、無いものが増えようが減ろうが自分自身の損得にはまったく関係がありません。滝の水を酒に変えるような大きな変革は期待できないなら、持ち前の本能的なミーハー精神から「大阪都の方がカッコええやん。明治以降連綿と続いてきた地方自治の形をいっぺん変えてみるのもええんちゃう?西にも『都』を構えて東京に対抗するべ」程度のノリなわけです。

 いずれにせよ、大阪府民であっても大阪市民ではないわたしに投票権はなく、前回同様蚊帳の外から静観するしかありません。さあ、どうなることでしょう。

WELCOME

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PROFILE

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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