2012年9月アーカイブ

ガンバレ技術立国

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 「イノベーション・ジャパン2012」行ってきました。

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 政府主催の大学見本市、と言っても志願者獲得や就職支援ではなく、企業を対象にシーズ(研究機関がもつ、技術やノウハウ、アイデアのこと)をアピールするイベントです。

 大学の研究者は研究の内容を企業にアピールすることで、研究業績を積めるともに、共同研究や委託研究の道を拓くことができます。

 企業の方は自社の専門領域に関連する有効な技術を探します。「これは!」というのを見つけると関係を築いて、将来に向かって話を進めていく、という段取りです。

 ニーズとシーズをマッチングして科学技術の進歩と経済の活性化を図ることが可能なため、国や自治体は積極的に支援を行います。入場無

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料。出展無料。ただし手を挙げればどこの大学でも出展可能というわけではなく事前に主催者の審査を経て、評価が高いものから採択されます。競争率もかなり高いらしい。

 会場の巨大な展示会場「東京国際フォーラム」に、「情報通信」「ライフサイエンス」「医療」「ナノテクノロジー」など、多くの分野に分かれ、大学の研究室単位で出展しています。膨大な数ののブースが立ち並ぶ様は圧巻です。その数300以上、スゴイ入場者数。人が群がっている。誰でも知ってる大企業から町工場の経営者まで、不況の中、何とか商売のネタになりそうな起死回生の技術を探し求める企業の担当の方々は非常に熱心。なんせ社運と生活がかかっているのです。必死になるのも当然でしょう。

 各ブースに掲げられた研究内容は、専門的すぎてわれわれ素人には理解不能ですが、分かる人には分かるのでしょう。どのブースでも多くの人が研究室の先生方に熱心に説明を求めています。P9272680.jpg

 聞くと、こういったイベントで世に出た技術がブレイクして産業振興に役立つことは非常にマレではあるそうです。しかし、元気のない今の技術立国日本、何とか景気浮揚を図るため、また、次世代の研究者育成のためにも、産学交流、連携、どんどん拡充していってほしいものです。

 

 

 研究内容についての簡単なプレゼンもあります。

 専門的すぎて、チンプンカンプン(^^;)

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 今回初出展の大学も。

 毎回増えていきます。  

南伊太利亜の味

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 この夏、南イタリアに行った友人からたくさんお土産をいただきました。
 そのうちのひとつが写真のパスタです。黄、緑、赤、3色のショートパスタですが、なんと、ひとつひとつがお家の形をしています。

 スゴ。どやって作るのでしょう。

 袋に貼ってあるラベルには説明が書いてありますが、当然イタリア語。
 興味が湧いたのでY!で翻訳してみました。

  Ingredienti : Semola di grano duro,pom odoro disidratato 4%,spinaci disidratati 2% , acqua.Conservare in luogo fresco e asciutto.Umidita 12.50%.Tempo di cottura : 5 minuti ca.

 「成分: 硬質小麦(私が4%脱水状態になってかぐイギリス人)の
  ブランは、ホウレンソウ2%(水)から水分を抜きました。
  新しくて乾いた場所の領域に。12.50%を湿らしてください。
  料理の時間:5分のca.。」

 タダの翻訳機能、予想はしてましたがお粗末なクオリティです。意味不明。

 しかし、この文章が成分の表示で、ホウレン草で色をつけていること、茹でる時間は5分、ということが推察できました。
 湿度12.50%以下で保存せよということ? だとしたら、我が国での常温保存はほぼムリでしょう。
 赤いのは何の色か、またイギリス人のブランさんが登場するに至った経緯は、謎として残ります。

 うちの奥さん、さっそくラザニアを作るそうです。 さて。

オ・ソレ・ミオ

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 コンサート行ってきました。

 中之島の中央公会堂です。小さなステージ、残響なしの四角い空間、ほぼ平らな客席。コンサートホールとしては全く理にかなっていない会場です。

 しかしなんともいえない雰囲気があり、良いわ。
 
 イタリアで活躍のオペラ歌手、江口輝博さんのバリトンリサイタルです。
 
 江口さんはわが大阪工大高校(現 常翔学園高校)の卒業生です。
  
 音大卒業後、さる福祉施設に就職したけど、音楽への思い捨てきれずイタリアに渡って夢を叶え、今回大阪に凱旋公演となった次第です。…て、簡単に言いすぎます。


2010E2013.jpg  ここに至るまでのご本人の努力、ご家族の理解とご協力、おそらく言語に絶するものがあったろうと拝察します。

 声楽は身体を楽器として使った演奏です。江口さん、実に体格がいい。前から見るとギリシャ文字のΠ(πの大文字)の形。横から見るとPの形、上から見ると(おそらく)Dの形をしています。堂々たる体躯、さすがに工大高ラグビー部出身。

 ある年に日本で生まれた数十万人のうち、素質・才能がある人が数万人、そのうちの数千人が音楽を専攻とし、そのうちの数百人がプロを目指し、成功して第一線で活躍できるのは数人でしょうか。夢を叶えた人の自信に満ちた姿に感動しました。

 「青春の夢に忠実であれ」 (シラー)

 今宵、凱旋公演の最後は、ご自身から奥様への花束贈呈でした。感無量でしたでしょう。 

広島風

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IMG_1578.jpg 先週の広島出張の続きのお話。

 仕事終わってから久しぶりに八丁堀の「お好み村」に寄りました。お約束の「広島風お好み焼き」です。ビルの中に2~30軒のお店が軒を並べる圧巻のスポットで、ほぼ毎回、ここです。
 
 広島風、正直、広島に来たときでないとまず食べません。われわれ関西人はこの料理を「広島焼き」といいますが、学園広島校地の職員は「お好み焼き」といいます。市内繁華街に乱立密集するお店にも「広島焼き」の表示は皆無で、すべて「お好み焼き」です。 IMG_1579.jpg

 形状は似ており、また材料も同じやから味も似た系統ですが、別の料理ですよね。

 

 

 お好み焼きは生地をたっぷり使って具材と混ぜて焼きます。タコ焼きと「コナモン」の双璧を成す由縁です。

 一方広島風は、キャベツとモヤシの上下を小麦粉の薄焼と目玉焼きで挟んで蒸し焼きにした料理です。

 いつも食べてる大阪のんの方が断然好きですが、広島風もこれはこれで美味しい。

 冷えたコップでキンキンに冷えたビールをいただき、カウンター越しに女将さんとお話しながら、しばし憩いのひとときでした。  

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 広島でシンポジウムがありました。
 

 「支援技術が支える高齢者・障がい者の当たり前の生活・社会参加」
 医療福祉系のわが大学に「総合リハビリテーション学部」が新設されることから、特別協賛してます。

  http://chu1000.net/hirokokusympo/

 弱者に対する支援のあり方、リハビリテーションとはどうあるべきか考える集まりで、数名のパネリストはそれぞれ専門家でしたが、難しい話ではなく心に響く、残る言葉がたくさんありとても勉強になりました。

 行ってよかった。

 

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 「Life」という単語には3つの意味がある。「生命」「生活」「人生」
それぞれのレベルで支援することが求められる。痛みや苦しみ
直ちに除くこと、日々の暮らしの不便を除くこと、そして社会参
て生きがいを作り人生を創っていくこと。


 今着ている服、自分で作った人いますか?ひとりひとり自分が出
来ることで他の人ができないことを補い合い、社会は出来上がって
いるのです。要支援者が必要とすることをそれが可能な人が補うの
は、社会の成り立ちと同じで、極めて当たり前なことなのです。

 なるほど、ですよね。

 特に義肢装具メーカー「川村義肢株式会社」社長さんの、仕事にかける情熱に圧倒されました。起業家、企業家というのはこうでないと!松下幸之助翁の「企業は社会の公器である」を実践されていると見受けました。

 中国に商機がある、儲かりそうや、ではうちの社員全く動きませ
ん。中国で困っている人がいる、と聞くとムズムズ意欲が湧いてく
るんですわ。

 「これでどうですか」 という上から目線では、障害のある方の目
線には合わせられません。「understand」は、Under & Stand。
下に立って初めて「理解」できるんです

貧乏旅行その後

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 先日の清里彷徨の想い出の続きを書いておきます。写真17.jpg

 奈良県で生まれ育ちました。唐突ですが(^^)。

 奈良県民の大半が住んでいる北部の大和平野(戸籍上の名は「奈良盆地」といいます)では、近鉄の線路網が発達しているため、県民が電車といえば近鉄のことで、JR、かつての国鉄は非常に馴染みが薄い。わたしも幼少期はほとんど乗ったことがなく、「国鉄」なんて、あの超特急新幹線を運行しているらしい、どこか遠い遠い存在に過ぎませんでした。bullettrain

 高校生になって県南部の五條市(近鉄がなくJRが通る、県では希有な市)から通う友人や、国鉄桜井線沿線から通ってくる友人を見て、「国鉄ってホンマにあるんや」 とか思ったもんです。

 「特急」といえば近鉄特急のことでした。ちなみに奈良県はJRの定期運行の特急が全く走っていない唯一の都道府県やそうです(沖縄県を除く)。 なもんやから、東京にいた大学時代、新幹線以外の国鉄の特急電車に乗るのが嬉しくて。 

 で、話は清里に戻るのですが、飯森山を下りたあと、清里駅から小海線の鈍行列車で小諸まで行って一泊しました。そのあとが大変。

 軽井沢から上野までの切符は買っていたのですが、小諸の旅館を出たところで所持金がほぼ底をつきました Σ(゚д゚lll) ガーン。 今思うと信じられない、なんしか貧乏旅行でした。昨今のようにそこいらのコンビニにATMがあるわけではなく、銀行の店舗がないと預金を引き出せない。小諸に都銀はない。

 bus軽井沢行きのバスに乗りました。なぜ信越線に乗らなかったのか思い出せませんが、多分時間的に列車が無かったか、運賃が高かったからでしょう。なんせ当時の国鉄です。

 しかし所持金は軽井沢までのバス代にも到底足りません。バス車内前方で上がり続ける運賃メーターと財布の残額を交互に眺めつつ、もはやこれまで!というところでバスを降りました。あとは歩くしかありません。浅間山の噴煙を眺めながら、てくてくてくてく・・・

 10kmも歩いたでしょうか。やっと辿りついた軽井沢駅。へろへろの状態で乗ったのが「白山」とゆう特急列車でした。何とか東京に帰れる・・・゚(゚´Д`゚)゚。 

 以来何十年間、公私にわたり全国津々浦々を行き交うに特急列車はお世話になってますが、赤貧の学生時代、貧乏旅行の最後に乗った白山号は、ことさら想い出に残ってます。

WELCOME

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PROFILE

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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