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命の工場

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 今週仕事で大阪府立大学に行った際に、野菜工場を見学させてもらいました。
 府立大「植物工場研究センター」。経産省、農水省両方の事業採択で完全人工光型植物工場研究を行ってるのです。

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 栄養分を溶かした水と蛍光灯の光だけで野菜を育てる研究施設なのですが、そこそこ大量に生産して商業ベースに乗せてます。
 うらやましい限りの広い広いキャンパスの一角に鉄筋コンクリの大きな建屋が2棟並んで建ってます。A棟が経産省、B棟が農水省の縄張りだそうです。建ってる土地は大阪府のものです(^^)

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 屋内の施設はまるでハイテク工場そのものですが、作ってる製品は野菜です。フリルレタス、ルッコラ、バジル、水菜、春菊など11種類の葉菜類を作っています。おすすめはアイスプラントだそうです。聞いたことある名前です。研究員の先生「最近売り出しの超トレンド、一押しです」と説明してくれました。肉厚の葉についている白いツブツブが氷に似ているのが名前の由来です。実はこの水泡のような細胞に塩分を蓄えるらしい。つまり生で食べても味がついている。料理するとさらに美味しい(らしい)。まだ食べたことない。
 

←たくさんの棚にフリルレタスが植え付けられてます。

  土はなく、根元を養分含んだ水が流れてます。
 

 

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 聞けばここと同じ感じの、土のない野菜工場は全国に何カ所もあって、がんがん生産を行ってるそうな。工場野菜は安定供給、安全性、高速生産などがウリだそうですが、ちょっとコスト高いのが課題らしい。蛍光灯付けっぱなしやとやっぱし電気代かかりますよね。

 しかし、土けの全くない野菜って、なんだかなぁって感じがします。命あるものを工場で作ることに違和感があるのはやっぱし偏見でしょうか。

 

 

 蛍光灯の光を浴びながら、1日に1段ずつ下りていきます。 →

 一番下に辿り着く頃には大きく育って出荷できます。無農薬野菜です。

 

命を守る

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kyukyu.jpg 出張で頻繁に新幹線を利用します。
 JR西日本の「EX予約」がやっとこさ最近、九州新幹線「さくら・みずほ」に対応し、使い勝手がよくなりました。
 というか、開業同時に対応してほしかったところなのですが。

 それはさておき、昨日広島でシンポジウムがあり、日帰りしました。土曜日の出張はめずらしい。
 EXは事前に座席まですべて自由に決められるのですが、今回は何故かうっかりしてて前日に慌ててアクセスしたところ、びっくり(゚д゚)!乗りたい「さくら」がほぼ満席状態。
 こんなことはあまり経験がない。新幹線は平日より土日の方が乗車率が高いのかと思いつつ、なんとか空いてる座席を確保しました。
 新大阪駅ホームは平日とは違った雰囲気です。行楽客と思しき集団が多く、ビジネスマンの姿が少ない。
乗りこむと、車内ほぼ全部が学生さんと思しき集団に占拠されてます。で、楽しそうな話し声が充満してます。壮絶。けたたましい。平日の静かなビジネス新幹線とは全く違った雰囲気です。これは、たまらん(;^ω^)

 iPodの音量上げて我慢してると、前方からスーツ着たツアコンらしき人が学生さんたちに声かけていきます。
 「は~い。お名前教えてください。○×さんね、はいありました。ありがとございまーす。」
察するに、どこかの企画ツアーでもってどこかに出かける団体さんで、いくつかのグループの集合体が大団体になっているといった感じです。行楽シーズン、旅行社もJRも書き入れどき、ということか。

 ところで、シンポは救急救命に関するもので、専門家と消防、危機管理の最前線で活躍されている方々がパネリストに並び、非常に内容の濃いものでした。

 かつて救急隊員は医療行為を行うことはできず「搬送屋さん」と位置づけられていたのですが、救命率の向上を目指して救急救命処置を行えるようにと1991年に法整備されて誕生したのが「救急救命士」です。

 目の前で苦しんでいる人間がいるのに法律の制約で医療措置ができない救急隊員の実情を何とかしようと各方面が頑張った結果です。もし救急車の中で簡単な初期対応ができていれば助かったはずの命があった。医者ではないから医療行為ができない。じゃあ医者が救急車乗って走れよ、ムリって言うのならなんとかしろよって話です。
 「FNNスーパータイム」において、黒岩祐治キャスター(現神奈川県知事)が実施した大キャンペーンもひとつのきっかけとなったそうです。キャスター、なかなかやるやん。

 公共性の高い資格です。一刻を争う緊迫した状況で、冷静に素早く適切な措置を施すためには、十分な訓練と経験が求められます。誰でもなれるわけではなく当然国家試験があります。救急車の出動は年々増加傾向にあり、人材の育成が急務で、大学等養成機関の一層の整備が急がれます。

 一方で、出動要請で救急車が現場に行ってみると明らかに緊急性が認められない場合も多いとかで、いろいろと考えさせられる講演でした。

ガンバレ技術立国

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 「イノベーション・ジャパン2012」行ってきました。

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 政府主催の大学見本市、と言っても志願者獲得や就職支援ではなく、企業を対象にシーズ(研究機関がもつ、技術やノウハウ、アイデアのこと)をアピールするイベントです。

 大学の研究者は研究の内容を企業にアピールすることで、研究業績を積めるともに、共同研究や委託研究の道を拓くことができます。

 企業の方は自社の専門領域に関連する有効な技術を探します。「これは!」というのを見つけると関係を築いて、将来に向かって話を進めていく、という段取りです。

 ニーズとシーズをマッチングして科学技術の進歩と経済の活性化を図ることが可能なため、国や自治体は積極的に支援を行います。入場無

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料。出展無料。ただし手を挙げればどこの大学でも出展可能というわけではなく事前に主催者の審査を経て、評価が高いものから採択されます。競争率もかなり高いらしい。

 会場の巨大な展示会場「東京国際フォーラム」に、「情報通信」「ライフサイエンス」「医療」「ナノテクノロジー」など、多くの分野に分かれ、大学の研究室単位で出展しています。膨大な数ののブースが立ち並ぶ様は圧巻です。その数300以上、スゴイ入場者数。人が群がっている。誰でも知ってる大企業から町工場の経営者まで、不況の中、何とか商売のネタになりそうな起死回生の技術を探し求める企業の担当の方々は非常に熱心。なんせ社運と生活がかかっているのです。必死になるのも当然でしょう。

 各ブースに掲げられた研究内容は、専門的すぎてわれわれ素人には理解不能ですが、分かる人には分かるのでしょう。どのブースでも多くの人が研究室の先生方に熱心に説明を求めています。P9272680.jpg

 聞くと、こういったイベントで世に出た技術がブレイクして産業振興に役立つことは非常にマレではあるそうです。しかし、元気のない今の技術立国日本、何とか景気浮揚を図るため、また、次世代の研究者育成のためにも、産学交流、連携、どんどん拡充していってほしいものです。

 

 

 研究内容についての簡単なプレゼンもあります。

 専門的すぎて、チンプンカンプン(^^;)

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 今回初出展の大学も。

 毎回増えていきます。  

オ・ソレ・ミオ

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 コンサート行ってきました。

 中之島の中央公会堂です。小さなステージ、残響なしの四角い空間、ほぼ平らな客席。コンサートホールとしては全く理にかなっていない会場です。

 しかしなんともいえない雰囲気があり、良いわ。
 
 イタリアで活躍のオペラ歌手、江口輝博さんのバリトンリサイタルです。
 
 江口さんはわが大阪工大高校(現 常翔学園高校)の卒業生です。
  
 音大卒業後、さる福祉施設に就職したけど、音楽への思い捨てきれずイタリアに渡って夢を叶え、今回大阪に凱旋公演となった次第です。…て、簡単に言いすぎます。


2010E2013.jpg  ここに至るまでのご本人の努力、ご家族の理解とご協力、おそらく言語に絶するものがあったろうと拝察します。

 声楽は身体を楽器として使った演奏です。江口さん、実に体格がいい。前から見るとギリシャ文字のΠ(πの大文字)の形。横から見るとPの形、上から見ると(おそらく)Dの形をしています。堂々たる体躯、さすがに工大高ラグビー部出身。

 ある年に日本で生まれた数十万人のうち、素質・才能がある人が数万人、そのうちの数千人が音楽を専攻とし、そのうちの数百人がプロを目指し、成功して第一線で活躍できるのは数人でしょうか。夢を叶えた人の自信に満ちた姿に感動しました。

 「青春の夢に忠実であれ」 (シラー)

 今宵、凱旋公演の最後は、ご自身から奥様への花束贈呈でした。感無量でしたでしょう。 

広島風

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IMG_1578.jpg 先週の広島出張の続きのお話。

 仕事終わってから久しぶりに八丁堀の「お好み村」に寄りました。お約束の「広島風お好み焼き」です。ビルの中に2~30軒のお店が軒を並べる圧巻のスポットで、ほぼ毎回、ここです。
 
 広島風、正直、広島に来たときでないとまず食べません。われわれ関西人はこの料理を「広島焼き」といいますが、学園広島校地の職員は「お好み焼き」といいます。市内繁華街に乱立密集するお店にも「広島焼き」の表示は皆無で、すべて「お好み焼き」です。 IMG_1579.jpg

 形状は似ており、また材料も同じやから味も似た系統ですが、別の料理ですよね。

 

 

 お好み焼きは生地をたっぷり使って具材と混ぜて焼きます。タコ焼きと「コナモン」の双璧を成す由縁です。

 一方広島風は、キャベツとモヤシの上下を小麦粉の薄焼と目玉焼きで挟んで蒸し焼きにした料理です。

 いつも食べてる大阪のんの方が断然好きですが、広島風もこれはこれで美味しい。

 冷えたコップでキンキンに冷えたビールをいただき、カウンター越しに女将さんとお話しながら、しばし憩いのひとときでした。  

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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