「名言集」というたぐいの本がたくさんあります。長きにわたる人類の歴史の中で伝えられてきた知恵と感性の象徴とでも言えばいいのか。昔は読みながらしみじみ「なるほど、うまいこと言うなあ」と感動したもんですが、昨今は本に替わってネット上に名言を集めてるいろんなサイトがあって、ときには能書きや解釈をつけたりしてます。
そんないろんな名言集に必ず載ってる、ゲーテの有名な言葉があります。
「涙とともにパンを食べた者でなければ、人生のほんとうの味はわからない」
何となく、なるほどなあとは感じるものの実はこの言葉、超有名なわりに人によっていろんな解釈があるみたいでなかなかおもしろい。
一般的には、「パンを手に入れるのにも苦労するほどの辛い経験をした人でないと、人生の何たるかはわからない」と理解されてるようです。しかし、「パンだけの食事は質素、さらにまずい。人生とは、涙がでるほどにまずいパンみたいなもんだ。」という解釈もありました。総じて、「人生には苦労がつきもの。苦労することでその意味を理解し、味わいもでてくる」という解釈が多いようです。
ちょっと違和感があります。それならば別にパンを持ってこなくてもいいように思います。わたしなりの解釈では、ここはやはり実際に「泣きながらパンを食べている」情景がキーになります。
上記の一般的な解釈での、涙(泣いてる)これは悲しみや苦しみの象徴です。人生に辛苦はつきものです。人誰しも多かれ少なかれ泣きたい気分になったり、また実際に涙がこぼれた経験はあるはずです。しかし、「涙流すほどの悲しい、つらい経験をする」だけで「人生のほんとうの味が分かった」となるでしょうか。やはり実際にパンを食べてることに意味があると思うのです。普通、そんな気分の時に食欲なんかないですよ。食べてる場合ちゃいますやん。つまり、泣いてる状況とは、辛い悲しいときだけか。ここがポイントです。
パンを食べる行為、つまり食事が先にきます。まず食べてるんです。別にパンでなくても米でも肉でも何でもいい。なんしか食事中に、自らの今の状況をふと思い出した。悲しいのか、嬉しいのかそれは分かりませんが、食事中にもかかわらず強烈に心を動かされた。そして涙が零れた。
人生辛いこともあれば、感涙にむせぶほどの嬉しいこともある。そんな振幅の深さこそ人生の醍醐味であると。いかがでしょうか。
ついでに言えば、この名言のもとになったゲーテの詩には「人生のホントの味はわからない」なんて言葉はなくて、誰かが英訳したときに「こう言った方がなんかカッコええやん」ということで勝手に付け加えたものらしい。名言のいわれなんてそんなもんです。同じゲーテが臨終に際して言ったとされる「もっと光を!」という言葉。こちらも有名で、人生という暗闇を進んできたゲーテが、死の間際にあっても希望や真理を求め続けた姿を象徴する言葉として語り継がれています。「劇的!さすが文豪。」ということで世に伝わったのです。しかし実際は、病床に見舞いに来てくれた人の顔がよく見えないから「窓のカーテン開けてもっと明るくして」という意味で言うたんやとか。
名言には、どうせ尾ひれがついて曲解が蔓延っていくんやから、パンの話にしてもいろんな解釈があってよかろうというお話でした。

なんと、悪辣な手段を講じて使ってもいないオプションサービスでこっそり課金を続けていることがバレたそのタイミングで新たな営業を仕掛ける、その商魂の逞しさよ。いや破廉恥さというべきか。
ところで朝日は先週の紙面で「自民圧勝で自衛隊が懸念している。」という記事を載せました。防衛力強化の公約が実現すると自分たちの仕事が増えて困る、という声が自衛隊から出ているという趣旨で、「ある防衛省関係者は『現場は疲弊している。防衛強化と同時に偶発的な衝突がエスカレートして戦争につながらないよう外交努力もしてほしい』と語る。」などと書いてます。国民の大半から、高市総理支持、オールドメディアもういらないという明確な意思表示を受けたことで、現政権の悪口をこれまでのように書けなくなり、切り口を変えて「高市総理で自衛隊が困っている」という作戦を思いついた模様です。アホかと思います。
コルチナといえば日本にも白馬コルチナ国際スキー場というスキー場があります。今を去ること30年以上も昔、バブル期のスキーブームの最中、ミーハーを自認するわたしは当然のことながらブームに遅れまじとせっせとスキー場に通ったものです。当時日本のスキー人口は一説に2,000万人と言われてました。老いも若きも週末にはクルマの屋根に板を載せてスキー場へと大移動してました。幹線道路走ってるとアルペンの「青い三角」があちこちで目についたもんです。原田知世主演の映画もブームに拍車をかけました。
社会民主党は「いずれくる解散総選挙の結果次第では政党要件を満たさないことが想定され」ると書きましたがこれ間違いで、昨年の参議院議員選挙で得票率が