先週のエントリーで、7年使ってきたコンポステレオが壊れて修理したことを書きました。今日はその後日談です。
帰ってきたCDコンポ本体をさっそく動かしてみたところ、修理したCDトレイは支障なく作動します。原因はなんやったのか定かではありませんが、部品というよりトレイ周り一式交換されてたんでメカ部分の経年劣化ということでしょう。壊れる以前と同様に使えるようになって、好きなミュージックに浸る癒しの時間が戻ってきました。ところが。
先週のある日、あるCDを聴いているとき、何番目かの曲になって突然音が出なくなりました。前後の曲は問題なく鳴ります。その曲だけがまったく再生されません。これは不思議。
再生時間の表示は何事もなく進んでいきます。つまりトレイのメカ部分はCDから正常に音声信号をピックアップしているのに、その先のアンプかスピーカーに不具合があって音がでないわけです。しかもある特定の曲だけという奇っ怪な現象です。試しに同じCDを別のCDラジカセにかけてみると問題なく再生されます。
数分悩んで、あることに気がつきました。「この曲『MONO音源』と書いてある」
オムニバスCDやったんで音源はバラバラの寄せ集め。アルバムのうちのある1曲が古いモノラル録音やったのです。
試しにほかのモノラル録音のCD探してきてかけてみました。トスカニーニのベートーベン交響曲全集、やはり音はでません。フルトヴェングラーのベートーベン交響曲全集、やはり音はでません。ステレオ録音のカラヤンのベートーベン交響曲全集、音がでました。
CD再生装置がモノラル音源のCDだけ再生できない。こんなことがあるんやろか。しばらく悩み、いろいろ触ってみて原因を突き止めました。スピーカーのケーブル接続を間違えてたのです。スピーカーは左右それぞれ+(プラス)と-(マイナス)計4本の線を繋ぎますが、ここでわたし、4カ所の接点で、左右につなぐところ間違えて上下につないでました。左のスピーカーには左のプラスと右のマイナス、右のスピーカーには左のマイナスと右のプラスの信号がそれぞれ送られてたことになります。
ステレオは左右が別々の信号です。モノラルは左右まったく同じ信号。詳しい理屈は分かりませんが、ケーブルの接続を間違えた状態でモノラルの信号がスピーカーに送られると音が出ない、という現象が起こったのです。正しく接続し直したところ、モノラルのCDもめでたく音が出ました。
原因が判明し解決したのはやれやれですが、そんな間違った状態で再生されたステレオの音、わたしは特に違和感を感じずに聴いていたことになります。バカ耳。おそらく、聴く人が聴けば一発でその異常に気付いたことでしょう。
今回、再生したCDにたまたまモノラル音源の曲があったので間違いに気づきましたが、もしそうでなかったら次回トスカニーニやフルヴェンの古い録音のCDをかけるまで、ずっと気がつかないで不完全な再生音を機嫌よく聞き続けるところでした。人生、どこに落とし穴があるか分からない。
思うに、普段の生活で間違ったままそれに気付かずにいることは他にもたくさんあるんでしょね。それがために享受すべき恩恵を逃してたり、本来不要な苦労を背負い込んでたり。
しかし、気づかずに間違った道を進むこともまた人生、知らないことで幸せに過ごしているなら、それもまあいいとしましょ。




これまで使ってきた多くのシリコン製のイヤパッドは、装着するとどうしても耳管との間にごくわずかな隙間ができてしまい、結果左右の環境が違って音量にも差が生じます。ところが、最近「低反発ウレタン」という素材の製品を試したところ、これが実によろしい。一見、劣化して固くなったスポンジのような外見と手触りですが、装着すると耳道の入口をほぼ完全に埋めてしまい、結果左右まったく同じ条件となります。このパッドに変えてから左右の音のギャップがほぼ無くなりました。
前回5年前、買い替えに至った一番の理由は容量が不足したからで、16Gから64Gに一気に増えました。しかし、今回は容量アップはしませんでした。クラウドが進化し使いやすさも改善された結果、写真など大量のデータをスマホで持ち歩くことが無くなり、64Gは半分ちょっとしか埋まってません。この先第5世代移動通信システム「5G」のエリアが広がり、映画などの巨大映像データを保存することになったら容量アップを考えますが、多分そんな必要は無いと思います。ちなみにクラウドは無料のicloud(5ギガ)では到底足りず、Microsoft OffceのOneDriveを使ってます。容量は1TBあって、10分の1も埋まってません(笑)。