修行苦節三八年

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 やってくれました。阪神タイガース38年ぶりの日本一達成です。おめでとー!

 今朝からコロナワクチンの接種に行ってきました。6回目。明日にかけて発熱で寝込むことが予想されますので、元気なうちにと土曜のこんな時間にブログを更新します。

 さて、さて、嬉しくてしかたがない。優勝翌日は普段買うことなんてないスポーツ新聞5紙セットを買い込み、伝手を頼って号外も確保し、先週は紅白饅頭を大量に調達し感謝を込めて職場で配ってまわりましたよ。来年も阪神タイガースをよろしくお願いしますって。

 20231108_064554086_iOS.jpg今回の日本シリーズ、第6戦でオリックスが誇る日本球界№1投手の山本由伸に牛耳られたときは、「あ、終わった」と思いました。これで最終第7戦で本拠地の利を活かしたオリックスがさくっと勝つ、というのが現実的なシナリオやなと。弱気と言うなかれ。真正タイガースファンの多くは心の底でそう思っていたはずなのです。

 なんせ38年はあまりにも長い。前回の日本一達成を知らない若いファンにとっては38年が100年でもなんら関係ないでしょうけど、われわれOLDファンは前回をこの目で見てるのです。そのときの大阪の雰囲気を実際にこの身に感じ、脳裏に染みついているのです。それからずっと長い間待たされてきたのです。長い。あまりにも長かった。その後2回のリーグ優勝を果たし、2位からCSを勝ち上がっての日本シリーズ出場なんてのもありました。しかし、シリーズでは3回ともパリーグの覇者の前に敗れ去ったのでありました。

 そして、今ここにその宿願が結実いたしました。本当に嬉しい。

 短期決戦の恐ろしさを如実に感じたシリーズでした。岡田監督はインタビューで「最後はうちのいい流れになった」と話ましたが、そのとおりやと思います。タイガースとバファローズ、実力伯仲でどっちが勝ってもおかしくなかった。最終戦は、たまたま序盤にノイジー選手に値千金のスリーランが飛び出したことで、タイガースが流れを掴んだのです。20231110_095440586_iOS.jpg

 長いシーズン中には楽勝のゲームもあるし、逆にまったく打てないボロ負けの展開もあります。プロの試合で「今日は間違いなくこっちが勝つ」なんてことはあり得ません。やってみないと分からない。それがたまたまシリーズの最終戦、雌雄を決する試合がタイガース楽勝の順番やったと。そういう見方もできるのです。

 その差配を行う存在をして人類は「野球の神様」と呼びます。死力を尽くして戦う選手たちに甲乙つけることはできません。ヤボです。最後は神の審判に従うしかないのです。

 タイガース、今回神が味方になりました。これは岡田監督とタイガースナインはもとより、全国6千万人のタイガースファンが日々精進し人事を尽くしてきた結果のご褒美と言えるでしょう。38年の修行に堪えてきたとも言えます。

 ちょっと前に書いたとおり、前回日本一となった1985年は私が社会人デビューした年で、ハレー彗星が地球に還ってきた年でした。ハレー君は76年周期で太陽に接近します。ということは、彼は今年ちょうど折り返し点を過ぎたところで、これからはどんどん地球に向かって近づいてくることになります。

 巷では「タイガースの時代がきた」「連覇の可能性高し」なんて声が聞こえてます。ぜひ、そうあって欲しい。「ハレーの法則で、次の日本一はまた38年後な。」なんてことにならないように切に希いながら、しばらくは快挙の余韻に浸りたいと思います。

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katsuhiko

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