Tポイントと色彩雫

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 今日は参議院議員選挙の投票日です。ブログの更新を終えたら早速投票に出かけることとします。

 自民・公明の与党優位は揺るぎなく、勝敗の見えた盛り上がりに欠ける戦いではありますが、改憲勢力が発議可能な3分の2の議席を獲得できるかという点にひとつの見どころはあると、無理にでも理解して楽しむことといたしましょう。

 さて、近年、庶民の消費行動にはいわゆる「ポイント」が常に付いてまわります。現金値引きと違って、買い物の際すぐに得するわけではないけれども、ポイントが貯まれば次に何か買うときに効果があります。お店にしてみれば、ポイントを付けることで客が他の店に流れるのを防げてwin-winというわけです。通販サイトのみならず近所のスーパーでも、本屋さんでも、ひとたびひとつのお店でカードを作れば、いろんなお店で買い物するよりも専らそのお店と決めて買う方が、効率よくポイントが貯まるってもんです。t.jpg

 ところが近年、航空会社のマイルのように、特定の店ではなくいろんなところで同じポイントが付与されるようになりました。もはや顧客の囲い込みなど関係なし。どこで買っても同じポイントが付与されます。いちばん幅を利かしているのがTSUTAYAの「T-POINT」でしょう。リアルのお店でもネット上でもいろんなところでポイント貯まるし使えるし状態です。

 私の場合、普段あまり気にもせず買い物してるわけですが、ちょっと調べてみると、Yahooプレミアムの会員なのでYahoo! JAPANのサービスの利用でTポイントが5倍になったり、電話のキャリアがソフトバンクなのでTポイントが10倍、長期間契約してるだけでタダでもらえたりと、知らないうちにどんどんポイントが貯まっていきます。んで、いっぱい貯めて高額商品を買えるのかというと、どっこいこれら勝手に貯まる系のポイントは消費期限があります。ヨドバシのポイントのように際限なくため続けることができず、少し貯まったらとっとと使わなければ消えてしまう仕組みになってて、巧みに新たな消費行動に誘導しているわけです。

 前置きが長くなりました。今日はその貯まったポイントで何を買ったのかというお話です。

 だいぶ前に、パイロットの万年筆用インキ(パイロットはインクではなくインキと呼びます)の「色彩雫(いろしずく)」のことを書きました。万年筆といえば黒かブルーブラックという概念を打破し、もっといろんな色を楽しもうというコンセプトで登場したシリーズで全部で24色。日本の自然や生活に題材をとり、なるほどと思わせる粋なネーミングをしてます。

 20190712_120533000_iOS.jpg以前買ったのを使い切ったわけではないのですが、ポイント消費のために今回新たに購入しました。見事に業者の策謀に陥ったわけです。まいいか。どうせほっといたら消えてしまうポイントなんやし。

 前に買った大きな瓶、ひとつ1,500円という定価はややお高め。気分が嵩じて24色揃えたりすると38,800円(税込)とちょっと厳しい。そんなあなたにお勧めということで、ミニ瓶3色セットというのんがあり、今回買ったのはこちらの方です。24色のうちから好きな3色選べるのです。これはいい。すごくいい。「霧雨」「松露」「土筆」を選びました。

 いろんな色を楽しめることはいうまでもなく、瓶がいい。シリーズ本来の瓶もいいけど、この3色セットの小瓶とそれを収めた小箱は、わたしのような文具フェチの購買意欲を大いに掻き立てていきます。色彩雫のHPには次のような一文が。

"社団法人 日本パッケージデザイン協会が主催する「日本パッケージデザイン大賞2011」におきまして、iroshizuku-色彩雫(いろしずく)が家庭用品・一般雑貨部門の金賞を受賞いたしました。" さもありなん。

 わたしの余分なポイントは、今後24色のインキへと化けていくかもしれません。

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katsuhiko

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奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

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