考えたことの最近のブログ記事

笑えないハナシ

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 明日の日曜日は朝からお出かけしますんで、土曜日の夕食後、ほろ酔い気分でブログ更新です。

 先日、皆既月食という久々の天体ショーで日本中が盛り上がりました。同時に「天王星食」もあったって、そんな日本語初めて聞いたわ。ショーって言っても別にお月さんも天王星も人間に見せるためにやってるわけではないんやけど、大自然の壮大な営みを直感的に、それも居ながらにしてタダで感じられる稀有な機会として少しく興奮した次第です。おりしも雲一つないいいお天気で、実にラッキーでした。20221108_102034000_iOS.jpg

 そんな壮大な宇宙規模の自然の営みを感じた同じ今週、地上ではあいも変わらず情けない話が伝わってます。

 「法務大臣がトップニュースになるのは、死刑のハンコ押したときくらい」とコメントして、葉梨というおっさんが法務大臣をクビになりました。実際にそう思ってたとしても、当の大臣本人が軽口としてそんな話をすることは不見識極まりない。人の死をなんと心得るのかという話です。それもあちこちでスピーチする際に同じことを何回も言ってたというから、本人は掴みに使う軽い冗談とでも思ってたのか。笑えません。誰か注意する人が居てもよかったのに、バカの周りにはバカしか集わないという見本かと。

 葉梨という名の国会議員がいて閣僚に名を連ねてたなんて大半の国民が知らないし、時がたてば知らないままに大臣は次の人に交代してたはずです。それが、おめでとう、今回の不祥事で一躍人々の記憶にずっと残ることになりました。

 かつての民主党政権時代に、柳田という当時の法務大臣が「法務大臣は『個別の事案についてはお答えを差し控えます』と『法と証拠に基づいて適切にやっております』、この二つを覚えておけばいい」と嬉しそうに話して、クビになりました。繰り返されるバカの歴史。

hanko_man.png つい先日、死刑関係のエントリーを書いたところです。先進国で死刑を存置するまれな国であるわが日本に対しては国際社会から厳しい目が向けられている中で、こんな低レベルの人物が法の番人たる法務大臣を務めていたとなると、これはもうね、今後の死刑存廃の議論にも影響を与えるかも知れません。「ハンコひとつで殺される」とは死刑廃止派がよく使う常套句ですが、今回の件で勢いづくことでしょう。実際法務省の関係者は「しばらく死刑の執行はでけへん」と怒ってるそうです。

 思い出されるのは、第一次安倍内閣んときに法相を務めた鳩山邦夫氏です。兄の由紀夫は悪夢の民主党政権で最初の首相に担がれ、その後の日本を無茶苦茶にする先鞭を担ったのみならず、失脚後も「元首相」の肩書をかざして半島国家に媚び続け日本を貶めている国賊ですが、弟の邦夫氏の方は自らの政治信念に忠実な、立派な政治家でした。

 法相就任中に13回もの死刑執行を命じ、死刑廃止各派から批判を浴びるも、法の番人として法律に基づいて粛々と職務を執行する姿勢には威厳を感じたものです。決して軽々にポンポンと死刑命令の書類にハンコをついていた訳ではなく、決裁する際には身を清め祖先のお墓まいりを行ったうえで厳粛に対応していたといいます。過酷な精神的負荷に身を晒しながら、法治国家日本の秩序維持と正義の実現のためにその職責を全うされたのです。

 鳩山法務大臣の命令により死刑が執行された際、朝日新聞はあろうことか記事で鳩山氏を「死に神」と罵倒しました。さすがにこの愚行に対しては犯罪被害者の会をはじめとする多くの団体、読者から夥しい非難、抗議が寄せられ、朝日は謝罪記事を掲載する羽目に追い込まれました。この一見をとっても朝日新聞の反社会性が如実に表れています。吉田証言、吉田調書、サンゴ事件と並ぶ不祥事として国民の記憶に残っています。

 ハナシが逸れました。ようするに、かつてその責任に伴う独特の苦悩を抱えながら真摯に職務を執行してきた法務大臣がいたことと比較して、今回の葉梨のハナシはまったくハナシになりません。さっさと退場してもらいましょう。法務大臣がトップニュースになるのは「死刑のハンコ押したとき」と「失言でクビになるとき」というジンクスができました。「地味な役職」というのは、ある意味当たってるかも知れません。 

図書館戦争

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 先週の朝日新聞、文科省が内閣府の依頼を受けて全国の公立学校の図書館に対して、北鮮による拉致問題関連の本を増やすよう依頼したことに難癖をつけています。社説ではなく社会面の記事として出してるあたり、ちょっと強気です。20221105_034202929_iOS.jpg

 拉致問題の解決に向けて政府が一層の努力を続けなければならないことは当然であり、その一環として被害者奪還に向けての世論喚起を図るために、北鮮のわが国民に対する非人道的行為を学校においても広く周知していくこともまた当然です。政府の対応は何ら間違っていません。

 これに対して学校図書館関係者は「図書館の独立」という概念を掲げ、国が図書館の仕事に口を出すなと抵抗し、似非リベラルの朝日がその尻馬に乗って騒いでいるという構図です。

 図書館協会なる団体がかつて「図書館の自由に関する宣言」という声明を発表してまして、先年「図書館戦争」というラノベが評判となり、アニメ化、実写映画化までされたことでこの宣言が注目されました。ひとことでいえば、戦争の反省を踏まえて、図書館という施設は国民の知る権利を守り国民に対する思想善導や検閲に反対する、という内容です。謳ってる理念そのものについてはなるほどそうかもねって思うけど、この宣言に基づいて国が図書館の選書に口出しすることはけしからんと言われると、ちょっと待ってよってなります。

 だって図書館の自由なんていうけど学問の自由や言論の自由のように憲法で保障されてるわけではなくて、この宣言というのも別に法令でもなんでもないんです。自分たちの都合がいいように定めて発表しただけで、社会一般の国民の思想、行動を規制する規範的な意味はありません。なのにそれを盾にして図書館の選書(どんな本を買って利用者に提供するかを決める仕事)に口を出すなってのはどうよと思うわけです。図書館の司書様はそんなに偉いのでしょうか。図書館は一般人がおいそれと語ることができない聖域なんでしょか。

library.jpg 選書には担当者の思想や信条が介在したらあきません。職員とてオウムや統一教会の信者もいるかも知れないし、左右問わず過激な思想の持主がいてもおかしくない。そんな連中が偏った内容の書籍ばっかり書架に並べたろと思えばできるんやけど、それはやっちゃいけないわけです。選書ってのは、自分が読ませたい本を買うことではなくて、利用者の意向を酌んで図書館が買う本をバランスよく取捨選択する仕事です。そのためには広く希望を聴くことが必要なんであって、政府からの要望に関しても、それが今回のように適正妥当なものであれば門前払いするのはおかしいのです。

 公立学校の図書館は教育のための施設です。文科省の指導、監督下にあるのであって、無制限の自由、得手勝手が許されているわけではありません。拉致問題で北鮮に対抗するために、教育機関においても北の異常さと邪悪さについて啓蒙し、防衛維持のための指導を続けていくことは国の大切な仕事なのです。

 半島の出先機関ともいわれてる朝日新聞にしてみれば、今回の政府の通知に対しては何らかの抵抗をすべしということで記事にしたのでしょう。しかし、またぞろ一方的に政府の仕事を批判するだけの論調で何ともバカ丸出しです。中立公正な報道機関として、識者のコメントを載せるのであれば反対の立場の意見も併記してしかるべきですが、例によってそんなことはしてません。ダメだこりゃ。

死刑執行告知

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 明日は仕事に出かけますんで、土曜の夜のブログ更新です。

 普段あまり使わない腕時計、久しぶりにつけてみよとしたところ電池が切れてたので、梅田地下街の修理ショップで交換してもらいました。貰ったスタンプカードには「電池10回交換したら1回無料‼」20221029_100310969_iOS.jpg
 だいたい腕時計の電池なんて23年は持ちます。1回無料で交換してもらうことを目指してたら、寿命との勝負になるやん。

 さて、今日の朝日新聞が社説で、死刑囚に対する執行の告知を当日の執行直前に行っている日本のやり方に疑問を投げています。似非リベラル筆頭の朝日としては、国葬も無事に終わってしもたし、安倍晋三元総理の悪口だけではそろそろ食えんくなってきたんで、何か次の難癖のネタはないかと考えてたところ、1年前に、2人の死刑囚が、告知が当日の執行直前なのは違法、もっと事前にすべきとする訴えを起こしたことを思い出したみたいで、今回はそれを引っぱりだしてきての問題提起です。

 朝日は基本的に死刑そのものに反対の立場です。このこと自体はいろいろと議論もあるし、私自身も存置か廃止か、明確な解に至っていないことをだいぶ前に書きました。

 国際的にみると、OECD加盟国、いわゆる先進国で死刑を実施しているのは日本と米国の一部の州だけです。韓国は、制度はあるけど1997年を最後に執行しておらず事実上廃止したかたちです。法律を無視して平気なあたり、法よりも情痴を重んずる前近代的な国柄がよく現れてます。

sikei.jpg 一方わが国では、各種世論調査で、死刑存置が80%を超える圧倒的な支持を得ています。これではとても廃止できない。以前詳細に書いたので端折りますが、わが国においては死刑存置のメリットがデメリットを上回ると多くの国民が考えているわけです。

 人権意識が高度に発展した現代の国際社会のスタンダードの中で、わが国だけが異常な状態と言えなくもないのですが、それは、社会のモラル意識が極限までに高まっている日本の社会風土の裏返しで、死刑に相当するような凶悪犯罪を犯した悪人に対する排除意識もまた他の先進国よりも根強いことと、そのための社会システムとしての刑事司法に対する絶大な信頼が背景にあると言えます。いわば諸外国に比して民度が高いがゆえ、死刑存置支持率も高いと言えるのです。

 ともあれ、朝日にしたら、またいきなり「死刑反対」なんて書くとまたぞろ読者を減らすことに直結するわけで、そこは様子見で「執行を当日に告知するのはやめたら...」と、国を訴えた死刑囚に味方し始めたわけです。

 確かに、最期に臨む心の準備もできず、家族や弁護士にも連絡できずに終わりを迎えるのは理不尽、という主張は一理あります。現状、直前告知としているのは、死刑囚の心の平静を維持するためというのが法務省その他関係機関の説明ですが、それは、告知から執行まで長いと自殺なんかされたりしたら厄介やという、執行する側の都合のような気がします。

 死刑の執行は午前中なので、死刑囚は毎朝廊下を歩く看守の足音が自分の房の前で止まらないかと、通り過ぎるまでそれこそ生きた心地もせずに怯えるのだそうです。それが毎朝繰り返されるわけで、これはもう、この上無い精神的苦痛であるとも言えます。

 事前告知となると、この苦痛が無くなるので、死刑囚の心の平静のためにはむしろその方がいいようにも思います。死刑囚は、法律に基づいて自らの死をもって罪を償うわけなんで、それ以上の苦痛を与える必要はないと思うのですが、どうでしょか。

ウクライナ情勢

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 ロシアの狼藉が止まりません。隣国ウクライナの領土を武力で侵略し、制圧した土地を一方的に自分ちの領土と宣言しています。その過程においては国際法で厳しく禁じられている虐殺とレイプを戦闘の手段として用いるなど、その卑劣さ悪質さは近代史における戦争犯罪の中でも際立って酷いものであると伝わっています。

 もっとも国際社会においてロシアの主張を認める国は無く、非難を浴び続けて孤立化している...と思てたら、なんと中国や北鮮、それにロシアの息がかかった旧ソ連の一部の国がこれを追認し始めています。UvsR.jpg

 国連の安保理は何ら有効な手を打てず機能していません。それも道理で、安保理の常任理事国であるロシア自らが、国連と安保理の理念に背いて武力による侵略行為を始めたのですから、もはや安保理など屁の役にも立ってません。

 国連と安保理はそもそも第2次大戦に勝利した連合国が中心となって、日本やドイツなど侵略を行うような悪い国に対抗するために立ち上げたもので、中でも安保理を構成する国々は指導的役割を果たす能力と責任がある、ということが前提となっています。正義の味方には強い力が必要ということで、安保理常任理事国には核の保有と拒否権という特権が認められているのです。

 正義の味方のはずの理事国が実は邪悪な人類の敵であったとなると、そんな安保理なんてもはや必要ないわけで、常任、非常任理事国や拒否権なんてものもひっくるめて廃止するべきではないかと思います。戦争の抑止に全く役にたっていないんやから。

408370.png ロシアは国土こそやたら広くて大国とはいうものの、GDPは世界のトップ10にも及ばず韓国とどっこいどっこいです。一人当たりのGDPとなるとさらに順位を下げます。一方で、対GDP軍事費はアメリカや中国を凌ぎ主要国の中では最も高い。つまり、少ない生産能力の多くを軍事費に費やし国民の利益に還元していない、いわば大きな北朝鮮のような国なのです。国際社会にとってこんなやっかいなものはない。

 放っておけば、戦争はずるずると続いていきます。国際社会は結束してロシアという無法者、もっといえばプーチンという悪の根源を排除しなければなりません。かといって相手は核保有国です。自国の領土に対して、西側が供与した兵器による攻撃があった場合は核の使用も辞さないとほのめかしており、うかつに攻撃したら何をするか分かりません。アフガンやイラクのように米軍が直接関与すると第3次世界大戦の端緒になってしまいます。次の大戦は核戦争です。人類の絶滅に直結します。そうならないために、アメリカには工夫が必要です。

 ここはひとつ、湾岸戦争のときのように、米軍を中心とする多国籍軍を編成してウクライナに派兵する。ただし、絶対にロシア領土には進行しない、ミサイルも打たない。そのことを事前に通告してから行うのがいい。クリミヤ半島を含むウクライナ本来の領土の防衛・奪還に徹するのです。ロシアは自国防衛という大義がないから核を使えない。

 侵略地域で多国籍軍相手となれば、ロシアに勝ち目はほぼありません。中国や北鮮からの援助があったとしても、両国がウクライナの侵略地域に派兵する根性なんてありません。あるはずがない。地勢的に旧ソ連の国からの援軍があるかもですが、歴戦の米軍を中心とした多国籍軍相手ではむざむざ死にに行くよなもんです。プロパガンダで騙されてたロシア国民も目が覚めるでしょう。そして悪の首魁プーチンのクビと引き換えに和平にこぎつける。これしか無いよに思います。国連が役に立たない中でバイデンさん、ここは出番ですよ。

名弔辞

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 安倍晋三元総理の国葬が無事に終わってよかったです。ごく一部の過激化した反対勢力の妨害も何ら影響なく、予定どおり想定どおりでつつがなく挙行されました。政府、警察、各方面がきっちりと仕事をした結果であって、なんだかんだ言ってもやればできる、さすが日本社会やと思います。特に警察は、歴史上最大の不祥事の後最初の汚名返上の機会であったわけです。これからも信頼回復に努めてもらうこととしましょう。kokusou.jpg

 巷間では、友人代表の菅義偉元首相の弔辞がよかったという声がしきりです。確かに、安倍さんに対する気持ちが素直に、切実に吐露されてて、聴く人の心に響く素晴らしい内容でした。期せずして葬儀では異例の拍手が起こったことも、会場を埋めた参列者の気持ちの表れとして頷けます。本当によかった。

 いまだ国葬反対を叫ぶ連中には、このように素直な人の心の機微など、おそらくは無縁なのでしょう。モーニングショーの玉川徹がごときは相変わらず「国費を使って政治的意図をこめる」などと言い募り、「(菅さんの)胸に刺さる言葉が既成事実として残るが、これこそが国葬の意図」と批判しています。人の胸に刺さるのならばそれは正しい施策であり、正しい政治であったと、なぜ素直に評価できないのでしょうか。あげくに「国葬も電通が仕切った」などとウソをつき、のちに謝罪する不細工な失態もありました。国葬なんて胡散臭いという印象を植え付けたかったのでしょうが、墓穴を掘った形です。

suga.png 国葬の意図は、卓越、突出した功績のあった故人を国民がこぞって哀悼したいという点に尽きるのです。安倍さんは神様ではないんやからそりゃ失敗もあったし、いろいろと批判もされてきたことは事実です。たとえ神様であったとしても異教徒にしてみたら弔意を表すことは躊躇われるでしょう。しかし、多数国民がその功績を素直に評価して、追悼、哀悼したいという気持ちに対して、反対のデモを企て大声で糾弾するがごときは人としてあるまじき行為と断言できます。

 反対派は、安倍さんを悼む多くの国民がいることが受け入れられないわけです。これは、自分だけが正しいと強弁する自己中心の発露で、エゴに過ぎません。嫌いなら嫌いでよろしい。冷めた目で静かに国葬を無視していればいいのです。しかし、邪魔をすることはやってはいけない。

 朝日新聞はその後も低く汚く安定してて、反日メディアを代表し連載記事まで載せて国葬批判を続けてます。成功裏に終わったことがよほど腹に据えかねるのでしょう。

 国葬に関して世論は賛成、反対真っ二つに割れました。しかし、終わった今の時点で「やってよかったか」という世論調査はどこも行っていません。菅さんの弔辞が効いて「やっぱりやってよかった」と応える人が増えるはずです。朝日はそんな調査なんてやらんのやろな、きっと。

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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