命を守る

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kyukyu.jpg 出張で頻繁に新幹線を利用します。
 JR西日本の「EX予約」がやっとこさ最近、九州新幹線「さくら・みずほ」に対応し、使い勝手がよくなりました。
 というか、開業同時に対応してほしかったところなのですが。

 それはさておき、昨日広島でシンポジウムがあり、日帰りしました。土曜日の出張はめずらしい。
 EXは事前に座席まですべて自由に決められるのですが、今回は何故かうっかりしてて前日に慌ててアクセスしたところ、びっくり(゚д゚)!乗りたい「さくら」がほぼ満席状態。
 こんなことはあまり経験がない。新幹線は平日より土日の方が乗車率が高いのかと思いつつ、なんとか空いてる座席を確保しました。
 新大阪駅ホームは平日とは違った雰囲気です。行楽客と思しき集団が多く、ビジネスマンの姿が少ない。
乗りこむと、車内ほぼ全部が学生さんと思しき集団に占拠されてます。で、楽しそうな話し声が充満してます。壮絶。けたたましい。平日の静かなビジネス新幹線とは全く違った雰囲気です。これは、たまらん(;^ω^)

 iPodの音量上げて我慢してると、前方からスーツ着たツアコンらしき人が学生さんたちに声かけていきます。
 「は~い。お名前教えてください。○×さんね、はいありました。ありがとございまーす。」
察するに、どこかの企画ツアーでもってどこかに出かける団体さんで、いくつかのグループの集合体が大団体になっているといった感じです。行楽シーズン、旅行社もJRも書き入れどき、ということか。

 ところで、シンポは救急救命に関するもので、専門家と消防、危機管理の最前線で活躍されている方々がパネリストに並び、非常に内容の濃いものでした。

 かつて救急隊員は医療行為を行うことはできず「搬送屋さん」と位置づけられていたのですが、救命率の向上を目指して救急救命処置を行えるようにと1991年に法整備されて誕生したのが「救急救命士」です。

 目の前で苦しんでいる人間がいるのに法律の制約で医療措置ができない救急隊員の実情を何とかしようと各方面が頑張った結果です。もし救急車の中で簡単な初期対応ができていれば助かったはずの命があった。医者ではないから医療行為ができない。じゃあ医者が救急車乗って走れよ、ムリって言うのならなんとかしろよって話です。
 「FNNスーパータイム」において、黒岩祐治キャスター(現神奈川県知事)が実施した大キャンペーンもひとつのきっかけとなったそうです。キャスター、なかなかやるやん。

 公共性の高い資格です。一刻を争う緊迫した状況で、冷静に素早く適切な措置を施すためには、十分な訓練と経験が求められます。誰でもなれるわけではなく当然国家試験があります。救急車の出動は年々増加傾向にあり、人材の育成が急務で、大学等養成機関の一層の整備が急がれます。

 一方で、出動要請で救急車が現場に行ってみると明らかに緊急性が認められない場合も多いとかで、いろいろと考えさせられる講演でした。

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katsuhiko

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奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

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雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

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