お出かけの記録の最近のブログ記事

 今日は朝から所用あり、散歩かねて近所に出かけたり、なんだかんだやってるうちにブログの更新がこんな時間になってしまいました。最近仕事が忙しく、アフタファイブのお付き合いも連なりで連日帰宅が遅くなって、気をつけてはいたのにどうやらちょっと風邪意味でもあります。なもんで、せっかくの週末ではありますが、お天気が悪いこともあり自宅でおとなしくしていたようなわけです。
 
 さて、昨日のこと。某政治家の政治資金パーティーに参加してまいりました。
 
 わたし自身は別にその方の支持者でもなんでもないのですが、例によって仕事上のいろんなしがらみがあったわけなんです。pirty.jpg
 
 戦後、自民党政権が長く続き、政治とカネの問題が取りざたされて以降、政治献金については多少は是正されてきました。したがって「政治資金パーティー」なんていかにも胡散臭さ満点の響きですが、なんと政治資金規正法で規定されたれっきとした政治用語、法律用語なのです。法令で厳しく禁止されているのかと思いきや、規制法は「政治資金パーティー(略)…は、政治団体によつて開催されるようにしなければならない。 」と定めてます。つまり禁止されているどころか、「やってもいいよ」という積極的な根拠があるのです。
 
 やってることは、政治献金集めのための方便であって、政治家がただ「寄附してください」なんていうとあまりに露骨でまた気が引けることもあるので、有料のパーティーにお誘いする体にして参加費と実施経費の差額をふところに入れるという仕組みで、まあ実に下品なやり方といえます。それがなんと法律で認められており、はばかることなく堂々と行えるわけでなんです。
 
 かくして政治屋さんたちは「パーティー券買ってくださ~い」なんて企業に頭を下げて回ることになります。以前にも書きましたが、企業・団体の政治献金なんて言ってみれば賄賂ですから、賄賂の集金方法について国がお墨付きを与えていることになります。
 
 有権者の個々人が本当に政治家の主義・主張・政策に感銘し素直に応援したいということであれば、政治献金大いに結構です。募金・寄附の文化を醸成していくことは社会の成熟と正義の実現に向けて効果的であると思います。しかし、企業が自社に都合のいい政策を誘導するために決定権者にカネを差し出すことは、どんな理屈を捏ねてみてもそれは薄汚い賄賂以外のなにものでもありません。こんなことやってちゃいつまでたっても日本の政治はよくなりません。
 
 企業・団体献金を全面的に禁止する政党があればぜひとも応援したいところですが、今のところ日本共産党しか知りません。共産党は政党交付金も受け取らず、機関紙(赤旗)の売り上げと党員の会費だけで賄ってるそうで、それはそれで大したもんやとは思うものの、お上にたてつくことが身上の暴力革命集団としては至極当然のことともいえます。残念ながらその思想・信条は日本人のひとりとして到底支持できるものではありません。
 
 自分もそのパーティーに参加しておきながらなにを言う~、とのツッコミが聞こえてきそうですので、これくらいにしておきます

牡蠣とアニメと

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 クリスマスです。
 
 イエス・キリストの降誕を祝うキリスト教世界では最も重要な宗教上の祝日が、いつのまにかサンタクロースよろしく互いにプレゼントを交換したり、ケーキを大量消費してみたりと変な風習が生まれ、独特の雰囲気を形成して平成の今日に至ります。およそキリスト教とは関係ないのですが、多くの人が年末の忙しない最中、クリパで家族や友人たちと楽しいひと時を過ごす、お正月と並び称される風物詩としてわが国でも定着しました。おもしろいもんです。商魂たくましい業界関係者の努力の結実といえるでしょう。
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 最近では、家族や恋人たちとは縁がなくひとり過ごす「クリぼっち」にまでその触手を伸ばし、お一人様用のケーキやツリーを売りだしたり、レストランでカップルたちを後目に一人で楽しむメニューを作ったりと、様々な楽しみ方を提供しているとか。恐ろしきは商魂です。まあ、それで景気が上向いてくれれば結構な話です。
 
 さて、昨日は梅田の常翔学園梅田キャンパス「OIT梅田タワー」に先行オープンしたオイスターバー「ワーフ」に出かけました。
 
 実はここ、仕事の関係でもうすでに何回か訪れてるのですが、奥さんとプライベートでは初めてです。
 
 わが家では過去、ハワイで2年連続生牡蠣に当たった黒歴史が伝えられており、長くトラウマになっていたのですが、昨日は、結果大丈夫でした。アメリカの牡蠣がダメやったということです。日本の食材管理の水準は世界一であって、体調にまったく異常をきたしてません。怖いのは、味をしめた奥さんの連れてけ攻撃が激化することです。
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 梅田界隈にはすでに大きなオイスター・バーが何店舗もシノギを削ってるんで、新参入はしんどいのではとも思いますが、やるからには勝算あってのことでしょう。競争の激化は消費者にはありがたいところです。このお店は繁盛してほしい。
 
 昼間からビールとワインとおいしい生牡蠣をしこたま堪能したあと、映画を観ました。映画館で映画観るなんてホントに久しぶりです。奥さんは人込みがキライなわがままなのでどうも足が遠のいてたのです。それが今回珍しく出かけたのは、やはり今年の締めに話題は押さえておかねばという、またぞろ単なるミーハー精神の発露であったのです。そう「君の名は」です。
 
 ストーリーうんぬんよりも映像のキレイさだけで価値がある作品は過去にもたくさんありましたが、この作品はまさにそれでしょう。実写かとみまごう圧倒的にリアルな緻密描写とともに、風景や自然空間の表現には度肝を抜かれました。あまりみる機会がなくて素通りしているうちに、現代のアニメはこんなことになっているのか。それともこの作品だけが特別なのか。事情に疎いので分かりませんが、実に素晴らしい映像でした。IMG_7548.jpg
 
 ストーリーは、はっきり言って分かりにくい。よくあるココロとカラダの入れ替わりにタイムスリップを加味してるのでやや混乱しました。なんとなく話は進み、おそらくはツジツマあってるんやろうけど、全く予備知識なしでいきなりの私としては観ながら理解するのにちょっと苦しかった。
 
 しかしクライマックスではやはり素直に感極まり、見終わったあとには爽やかな感動が残りました。そう、細かいことなんかどうでもいい。映画には、勢いで押し切るというようなテクニックもときに必要なのです。
 
 さて、おそらくはこれが今年最後のブログ更新となります。今年を振り返って…と書きかけて、「あれ、ついこないだもこれ書いたよな」と思いいたり、1年間がなんとも早く過ぎ去ってしまったことに愕然とします。日々の仕事に生活に精一杯を続けているうちに月日は進み今年もどうやら無事に年を終えることができました。いろんな人にお世話になった結果であるよなあと、毎度のことながらシミジミと思います。今年1年ありがとうございました。来る2017年が、どうか皆様にとって素晴らしい年となりますようにお祈りし、今年のブログおさめといたします。

若冲とフェラーリ

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 伊藤若冲、観てきました。
 
 今年は生誕300年とかで、あちこちで繰り返し若冲の展覧会が開催されてます。そのうち、京都市美術館の「生誕300年若冲の京都」と題されたのんに行ったわけで、めずらしくうちの奥さんの発案です。近年NHKが特集番組をヘビーローテーションするうちに感化されちゃったようです。
 
 伊藤若冲は江戸時代の京都の人で、青物問屋の長男やったけど商売にはまるで感心なくて絵ばっかし描いてたとか。超絶した技巧や奇抜な構成でもって現代になって評価されて、高い人気を誇ってます。
 
 わたしはといえばよく知らなくて、キンキラキンの鶏の絵ばっかし描いたヒトぐらいに思ってました。しかし、今回行ってみたところ、そんな「ザ・若冲」といった感じの豪華な作品はあまりなくて、いわゆる墨絵っぽいのんが多い。多い、多い!
 
 作品数の多さに圧倒されます。若冲さん、本業はほかにあって絵を描くことを生業にしていたのではなかったそうですが、夥しい数の作品が展示されてます。仕事しないで絵ばっか描いてたことになるわけで、お金持ちやったということでしょうか。妙なところに感心してしまいます。
 
 奥さんも「ザ・若冲」期待で出かけたからちょっと不満なご様子でした。せっかく行くならその人の極め付けの作品を堪能したい。CDアルバム買うならまずベスト盤、というのと同じ理屈です。しかし、展示されている作品の多くも、じっくり見るとやっぱり上手い。構図がいい、デッサンが正確で緻密、なにより線がキレイ。一流はやっぱりすごいと感じた展覧会でした。
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 ところでこの日、み終わって美術館出てくると、すぐそば平安神宮の参道にすごい数のフェラーリがズラッと並んでました。よく知りませんがいろんな種類のんがあります。みなピカピカで、京都ナンバーはありません。かといって全国各地のフェラーリのオーナーが声かけあって「そうだ、京都へ行こう」と集まった、というわけではなさそうです。イタリア語を話すスタッフと思しきおにいさんが運転して移動したりしてたんで、何かのイベントの準備中やったのでしょう。奥さんはクルマよりも、シュッとしたカッコいいイタリア人スタッフ見てきゃあきゃあ言ってます。
 
 壮観です。一台ン千万円のスーパーカーが数十台。いったい総額いくらになるでしょう。ちょっと移動させるだけでもエンジン始動させますが、その音がすごい。タイヤが4つ付いてて人が乗って走るらしいから、まあこれはクルマっちゃクルマなんですけど、我々のよく知るいわゆるクルマとは別ものやと思いましたよ。

温泉で昭和発見

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 久しぶりに連休となったこの週末、昨日は職場関連のゴルフコンペがありました。運動不足の解消に、また気分転換に、実に楽しい一日でした。スコアはいつもどおりですが、飛び賞とドラコン賞ひとつをゲットし、うちの奥さんに対しても一日遊んできた言い訳にも少し役に立ちました。私みたいにへたくそでも、ハンディキャップによって上級者と対等に同じゲームに参加できます。ゴルフはこれがいい。しかし、日々お稽古をしようとは決して思わない、向上心の希薄さが情けないところではあります。
 
 さて、九州温泉旅行の続きです。P9216570.jpg
 
 思い出多き黒川温泉郷を後にし、湯布院に向かいます。前回は湯布院に泊まってから黒川に向かったわけですが、お宿の手配がかなわず別府に泊まることになってるので、今回湯布院は立ち寄るだけです。
 
 温泉街というよりもなんだか軽井沢や清里といった高原のリゾートを彷彿させる明るい街並みは前にきたときと変わりませんが、やはりここも外国人の姿がやたら増えてる。聞こえてくる話し声は中国語か韓国語が多い。彼らはやたらと声が大きいのですぐそれとわかるのです。
 
 旅行先であっても仲間内での会話は仲間にだけ伝わればいい。むしろ自分たちの話の内容を他人に聞かれることを嫌がるのが日本人の感性です。しかし中国人、韓国人は他人にどう思われようが構わないのか、周りは外国語が理解できんやろと割り切っているのか、半径10数メートル以上に響き渡る大声をあげながら進んでいきます。周りの迷惑関係なし。はなはだしきは列車の中です。閉鎖された空間でこんな状態に遭遇するとしばらくは苦行の時間となります。多分かれらは他者を思いやる心の構造が日本人とはおよそ違っているのでしょう。国力が増してきた国からのインバウンドが進むことはわが国にとってプラスではあるのでしょうが、個人レベルでは「郷に入っては…」という言葉を入国の条件として突き付けてほしいと思います。
 
 話がそれました。湯布院です。
 
 P9216560.jpgクルマを停めてモダンなデザインの駅舎から名物の観光辻馬車が行くのを横目に、街並みを時間をかけてブラブラしました。「せっかくやし馬車乗ろか」しかし、この日の運行はすでに予約一杯でムリ。
 
 温泉には浸からないとなると、街中にこれといって目新しいものはあまりありません。奥さんは歩きスマホでポケモンgoに夢中です。ゆいいつ面白かったのが、写真の「湯布院昭和館」でした。
 
 昭和の街並みやいろんな商店、学校の教室内、茶の間などなど忠実に再現し、多くの懐かしグッズを集めた空間です。その圧倒的なこだわりでもって昭和が実によく再現されています。よくこれだけ集めたもんやというのが素直な感想です。
 
 「そやそや。こんなんやったなあ」と子供の頃の雰囲気と記憶がよみがえって懐かしさがこみあげてきます。今バリバリ働いて社会を支えている日本人みなに共通する、いわば日本の原風景がここにありました。遠く九州の地であっても変わらないのです。おそらく日本中どこでもこうやった。戦後の高度成長から一億総中流化の波の中で、大阪や東京の真ん中でも地方の山奥でもおなじ商品と情報が手に入るようになるにつれ、すくなくとも日常生活面での地域格差は解消されていきます。その結果、数十年の時を経てこの昭和館で、誰もが共通して懐かしさを感じることができるのやろと思います。昭和はそんな時代やったのです。P9216568.jpg
 
 このスポットが温泉街にある必然性はまったくないのであって、都会の真ん中に造ったらお客さんもっと大勢来るのに、といっしゅん思うのですがさにあらず。ここに限らず、この類の「ナントカ館」は観光地に多いですよね。なぜかということです。普通の商店にしても、都会にあったら目立たなくて繁盛しなくても、観光地や温泉では、お土産とは関係ないお店出してもやっていけます。つまり、行楽客の財布のヒモはゆるくなりがちで、普通なら買わないものでも買っていく人が多いわけです。「ナントカ館」も同じ理屈で 都会にあったら誰も気にもとめないけど、なんらかの非日常体験を求めている行楽中の人であれば、多少興味は薄くても入ってしまうと。
 
 ともあれ、湯布院昭和館は最高水準の博物館です。温泉以外では湯布院に関して私のいち押し。

ご褒美の温泉

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 久しぶりに温泉旅行に行ってきました。台風16号が列島を西から縦断していった、先週半ばのことでした。
 
IMG_7165.jpg 会社などでよくある永年勤続者表彰、うちの職場では勤続15年と30年で表彰されて、副賞として旅行券がもらえるのです。私は去年の秋に対象となりました。それはそれでとってもありがたい話なのですが、表彰副賞として金券類を非課税で支給した場合は1年以内に費消してしまうべし、という国税からのお達しがあります。さらに、旅行券に加えて「永年勤続休暇」なるものも制度としてあるにはあるのですが、なんせ仕事の都合でそんなに簡単には休めない。うちの奥さんからは「ホントに行けるの?いったいいつになったら休めるの?」なんて叱られつつ、早く行かねば行かねばとタイミングを見計らっているうちにどんどん月日は過ぎていき、12カ月目になんとか滑り込みで成就できたという次第です。
 
 黒川温泉は何年か前に一度行ったことがあります。全国あちこちの有名温泉地、秘湯をめぐってきましたが、一番よかったところのひとつで、今回ご褒美の旅行先として再び訪れることとした次第です。熊本は春に起こった大地震の影響もあろうかと思いましたが、ウェブで調べたり、旅行代理店で相談しているうちに、復興に協力する意味からも黒川再びの思いが募ってきたのです。
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 しかし、なんせ台風直撃やったんで、行きの新幹線が止まってたら万事休すです。そのときはそのまま引き返し、旅行社ですべてキャンセルする覚悟で、恐る恐る新大阪駅まで出向いたところ、をを!さすがは日本が世界に誇る新幹線、「非常に強い」台風ぐらいではびくともせずに平常運転してるやないですか。よかった、熊本まで辿りつけばあとは何とかなるということで、無事に出発できました。
 
 中国地方で台風とすれ違ったようで、乗車中は土砂降りやった雨が熊本に到着する頃にはすっかりあがってます。こっからは3日間レンタカーで移動するんで、やっぱり雨は避けたいところでした。
 
 前回来たときは、大分空港から湯布院を経て黒川温泉、阿蘇山に寄って熊本から空路帰阪というルートでしたが、今回はその真逆で、熊本から黒川→別府で大分空港から伊丹へという段取りです。しかし阿蘇地方はいまでも道路が寸断されたままで通れないため、今回は別ルートとなりました。熊本の市街は思いのほかキレイで、ところどころ屋根にブルーシートをかけたおうちもありますが、知らなかったらとても被災地とは思えません。テレビで観た熊本城は無残な姿になってましたが、震源近くても場所によって被害の度合いは違うんやなあとか考えながら車は北へ北へ。ゆっくりと2時間弱走って、黒川温泉とうちゃく。
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 黒川は小さな温泉街です。雰囲気が実によい。ケバケバしい看板が一切なく、秘湯の雰囲気と温泉街の情緒をぎりぎりのところで両立しています。立ち並ぶ旅館は黒とベージュ系でみごとに統一され、そんなに数も多くもなく、観光バスが大挙乗りつけるようなレガシーな大旅館もありません。かつて高度成長時代には存亡の危機にあった交通不便山峡の小さな温泉街が、有馬や熱海といった時代を象徴する大温泉街とは一線を画し、街一丸となって独自の雰囲気の醸成に取り組んできたとか。努力の効果あって徐々に人気をはくし、今や全国でもいちにを争う人気のブランド温泉地となりました。私もとうとうリピーターとなってしまいましたよ。
 
 お宿について、部屋の温泉露天風呂に浸かっては飲み、また浸かっては飲み、いくつかある大浴場を次々と制覇しているうちに夕食の時間となり、さて贅を尽くした山海の珍味はいつもどおりとても食べきれない。
 
 実は、出発前に旅行社を通じて「食事は量を減らしてそのぶんクオリティアップを」とリクエストしていたのです。にも関わらず、やっぱりどうにも多い。ムリ。世の温泉客はほんとにこれ全部平らげるのやろかといつもどおり感心しつつ、食べ終わって湯に浸かり、また飲んでは浸かりしているうちに、谷間の温泉街の夜は静かに更けていくのであった。<この項続く>
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PROFILE

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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