2011年9月アーカイブ

ムーミン憧憬

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P9111326.jpg 次の日、スキポール空港から想い出多きオランダを後にして、ヘルシンキ空港に降り立った一行は、今回のミッション最後の訪問地、タンペレ市に向かいます。

 フィンランドは森と湖の国、空港からの道中車窓の眺めは、やはり広い広い。意外なことにこの国の国土は日本よりもほんの少し狭い。しかし人口は20分の1。ゆとりがありますよ。

 

 

 

 

 

 

 

P9121341.jpg タンペレはフィンランド第2の都市。ここはなんといっても「ムーミン谷博物館」がある、ムーミンの故郷として世界中に有名な町です。子供の頃から孤高のスナフキン大ファンの私としては、なんとしてもこの博物館を訪れたいとの野望を抱いてフィンランド入りしたわけですが、いかんせん時間がない。高速道路を飛ばしてタンペレの町に入り、ホテルに到着したのが夕方6時。まさにムーミン谷閉館の時間。チェックインもそこそこに、「ちょっと出かけて来ます!」 「夕食がですね…」 「いらん!どっかで適当に食べるし。」

 それどころではないわい。ホテルからは走ったら10分程度の距離だったので、かすかな、同時に空しい期待を抱いて博物館に着いたのが6時15分。夢はついえましたweep あした月曜日は休館日です。てか、開いてたとしても、公務で時間はありません。入り口前にあったブロンズ像を心眼に刻み、泣く泣くホテルに戻ったような次第です。

 

P9121342.jpg 入り口には、日本語標記。ホテルへの帰り道、近くの公園を歩いているとすれ違ったカップルに「KONICHIWA!」と声をかけられました。日本人観光客が多いのでしょう。ベルギーやオランダでは「?好(ニィハオ)」と話しかけられることが多かったのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

P9121366.jpg 翌朝、タンペレの夜明け。ホテル前に建つ古い製紙工場が朝日に染まっています。緯度が高いので、明るくなり始めてから完全に夜が明けるまでがとっても長い。夕暮れもまた長い。春にはセイショウナゴンが喜びそうです。

 この日の朝、いつものようにチェックアウト前のバゲージダウンの際、「よっこらしょ」とスーツケースを押しながら、うっかりキーカードを持たずに廊下に出てしまいました。「あ"~っ!」 ノブに飛びついたけど一瞬遅く、みごとにインロックcoldsweats01 

 恥ずかしい思いをしました。着替えたあとでよかった。

 

 

 

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 さて、タンペレ大学での最後の予定を終えて、ついに帰国のときとなりました。

 初めてのヨーロッパ出張10日間。出発前は遥かに長く感じた予定が終わってみればあっという間です。何事もそうですね。出発で台風にたたられ、ロンドンでは飛行機に缶詰にあい、最後のホテルではボ~っとして恥ずかしいヘマ、その他モロモロ、多くの小さなトラブルもみな想い出に変わります。

 帰ると職場の机の上は壮絶な状態になっていることでしょう。宿題もタンマリ課せられてます。しかし楽しかった。仲間も増えた。本当にいい経験ができたと感謝しています。

アムスでバタバタ

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P9101238.jpg アムステルダム中央駅です。東京駅を設計した人がモデルにしたとかしなかったとか。いわれてみるとよく似てます。

 公務予定の無い貴重な午後の時間。観光オプションではハイネケンビール工場見学→国立美術館の予定だったのですが、「ビール屋なんていいから、ゴッホ行こ、ゴッホ!」ということできゅうきょゴッホ美術館も追加で訪れることになりました。そらそうでしょ、国立のすぐそばなんやから。ビール工場にも結局入ったけど、「なんで金払ってコマーシャルを延々と見せられにゃならんのだ?」と皆さん散々な評価(^^;)。ジョッキを一人2杯試飲できたんですが、アテもなしでビール2杯も飲めっか!ってパスして、駆け抜けるように出てきました。

 

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 ハイネケン、国立美術館、ゴッホ美術館さらにコンセルトヘボウ。これらすべて徒歩圏内に集まって建ってます。

 ビール工場を飛び出した一行は、突進してくる自転車に気をつけながら歩くことしばし、まず国立美術館です。建物も例によってかっこいいです。

 クロークで荷物預けてたら、係の人「そのリュックも預かります」。展示されてる絵がほとんどむき出しなので、クルッと振り返ったはずみに傷つけてしまうことがあるんで、背負うのはダメなんだとか。なるほど。

 

 

 

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 「夜警」 レンブラントの代表作です。

 有名な絵ですけど、ガイド氏の話がおもしろかった。自警団のメンバーが共同でレンブラントに発注したのに、真ん中の人だけ大っきくくっきり描いて不公平だ、金返せ!なんて騒ぎになったらしい。

 AKBみたいにジャンケンでセンター決めたらよかったのに。

 

 

 

 

 

 

                                                                    

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Vermeer1.jpg フェルメールの超有名なのが2点。しかし「手紙を読む女」(左側)の方は、あるべき壁面に小っちゃい写真が貼り付けてあって「貸し出し中」。なんのことはない京都でやっているフェルメール展にお出かけ中だそうです。残念。帰ってから行ってみよっと。

 

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 圧巻はお隣のゴッホ美術館でした。こちらは近代建築、すごく大きな建物。ゴッホだけでなく関連画家の作品やなんかも展示してますが、なんといってもゴッホ!中でもやっぱり「ひまわり」ですわ。バブルの頃、新宿安田火災ビルの東郷青児美術館で別の「ひわまり」観たときの感動を思い出しました。ほぼ同じ構図のこちらの「ひまわり」もスゴイ。

 黄色、黄色、この黄色厚塗りの有無を言わせない迫力。実物はやはり圧倒されます。 左:東京 右:アムステルダム

  

P9111300.jpg 美術館を裏手に抜けると、芝の公園の向こうにあこがれのコンセルトヘボウが建っています。ヨーロッパ屈指、クラシックファン垂涎のコンサートホール。実は日本出発前、事務局に相談したのですが、

「チケット買うし、なんとか時間とれんやろか」

「何言ってんすか、この日は夕方から公式ミーティングでしょ。そんな時間ありませんがな」 

すげないお言葉。

 千載一遇のチャンスを逃しました。ミーティングのあとはスキポール空港そばのホテルに移動して寝るだけ。明日はフィンランドです。

P9101218.jpg 翌日は日中公務なく、ひたすら移動です。フローニンゲンからアムステルダムに入り一泊の行程なのですが、その途上、高速道路は、海とアイセル湖を隔てる30kmの「大堤防」の上を延々と走ります。低い国土を北海の高潮から守り、将来の干拓事業にも備える大事業で1933年に完成したそうです。まさに国家存亡を賭けた事業だったでしょう。

 堤防の上には、石を積み上げる人の銅像が建てられてます。「世界は神が創ったが、オランダはオランダ人が造った」などと言われているそうで、この道はオランダ人の国家建設の誇りとアイデンティティーが感じられます。地震がなく津波対策は不要ということですが、かつて台風並の低気圧のせいで高潮が発生、堤防が決壊し建国史上最悪の大水害に見舞われたそうな。以後総力をあげて治水と干拓事業に取り組み今日に至るとのこと。

P9101257.jpg  街に入る前、ガイド氏「せっかくだから近くの風車、観ていきませんか?そばに昔ながらの農家もあっておいしいチーズ作ってるし」 「行く!行く!」ということで訪れた牧場です。何のことはない、昔の農家の土産物屋サンやったんですけど、おもしろかったからいいです。美味しいチーズ買えたし。風車の前に立つ銅像はレンブラントだそうです。午後にちょっと時間あるので国立美術館行くことにしています。

 ところでこの場所、道の上に立って左は牧場、右は運河、というシチュエーションだったのですが、運河の水面が牧場の地べたより、明らかに高い。軽く数メートルは高低差があります。オランダという国を実感した瞬間でした。

 ガイド氏の話。昔、少年が運河の亀裂に指を突っ込んで決壊を未然に防いだという美談、実は完全フィクションなんですよ。ところが、何故か日本人は皆実話と信じてて「あれはどの堤防ですか?」なんてよく聞かれるもんだから、観光客向けに新しくそれらしい穴を作って「これがそうなんです」とかやってるらしい。

 似たような話で「フランダースの犬」なんてご当地のベルギーではほとんど誰も知らないのに、日本人観光客がうるさいもんだから、アントワープにネロとパトラッシュの銅像を作ったとか。

 日本人はスゴイ。 

   

 P9101235.jpg 首都アムステルダム入城。ここもまたキレイな街です。やはり運河が多い。多いなんてもんじゃない。都心を真ん中にして放射状に何本もあって、水運が幹線になっています。大阪は「水の都、八百八橋」なんていいますが、遥かに上をいってます。

 いまさらながらなんですが、オランダ人はデカい。男性も女性も見上げるようなカッコイイ長身の人ばっかしです。成年の平均身長は男女ともほぼ世界一らしい。それを反映して変な話、トイレの小便器の位置が高いのです。私なんか足が短いもんだから、明らかに設計上の想定体型から外れていて、ちょっと苦労しました。これはこのあと訪れたフィンランドでも同じでしたよ。クソッ! (^^)

風車の国

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P9091149.jpg ユトレヒトをあとにし、一路北へ、目指すはフローニンゲン。グローニンゲンともいうそうで、お目当ての大学は「グローニンゲン大学」です。

 オランダはみごとに真っ平らな国です。国内最高峰はドイツ、ベルギーとの国境ちてんで標高321mだそうです。うちの近所の飯盛山よりもちょっと低い。高速道路をただひたすらにまっすぐ走る、走る。道沿いには風力発電用の風車がずらりと並んでいます。さすがに風車の国。あと牧場が多い。たくさんの牛、馬、羊がの~んびりと食べてたり、寝てたり。

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 この大学1614年創立というから、日本では大阪冬の陣の年です。年季が違いますな。そいや、後日帰国の飛行機の中で「プリンセス・トヨトミ」観たっけ。

 見て下さい、この偉容。日が暮れてライトアップされた日にゃ、もうウットリですわ。

 

 

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  中に入ると巨大なステンドグラスが何気にお出迎えです。圧倒されます。

 ここは大阪大学や東京大学と提携しており、阪大はこの大学内に欧州教育研究センターを設置するなど密接な交流を続けています。この日のセッションにも日本人の教授が出席されたり、ウェルカムパーティーには駐在の阪大職員の方も参加されてました。

 

 

 

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  予定を終えてホテルとうちゃく。

 インスタント味噌汁が美味しかったのです。今回は部屋でお湯が使えないホテルがいくつかかあったけど、フローニンゲンのホテルではOKでした。

 

  

お城とダチョウ

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P9091096.jpg ユトレヒトでは、オランダ唯一の私立大学である「ナイエンローデ経営大学」でのセッションなのですが、まぁ行ってびっくり!お城ですよ。

 ほんまもんの中世のお城がそのまま大学の学舎として使われてます。大学の人に聞いて初めて知ったのですが、かの長崎ハウステンボスの入り口にそびえる「ナイアンローゼ城」はこのお城を模ってそのまま造ったらしい。大学の人、ちょっと自慢してました。

イメージ 2.jpg 帰ってから調べてみると、ほんにそのとおり、そっくりというよりまんま同じに造ってます。

 下の写真はgoogle mapから拝借しました。お堀にかかる跳ね橋まで忠実に再現してますよね。

  我々がイメージする「西洋のお城」といえばロマンチック街道のシンデレラ城、本名ノイシュババなんちゃら城が有名どころですが、オランダのこのお城も中世の香りプンプンで、ちょっと感動しました。

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  大学のキャンパスは例によって緑豊か、というよりも、風光明媚な大自然の中にちょこちょこっと建物を建てて校舎としている、といった趣きです。なんとお城の前を孔雀が優雅に歩いていたりする。ゆったりした環境が勉学にもゆとりを生む、そんな効果を感じました。

 

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  広大なキャンパスをゆっくりと歩いていると、鹿やなんか飼ってたり、よく見ると中にダチョウがひょこひょこ歩いてる。案内の人に思わず聞いてしまいました。 "Is that to eat?"  "NON !! "  

 失礼しました。

 

 

ユトレヒトの夜

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P9091028.jpg ブリュッセルをあとにし、高速道路を延々走って国境を越え、ユトレヒトへ。ミッフィーの故郷。講話条約の名前で有名なとこです。スペイン王位継承戦争だっけか。高校のとき世界史とってなかったのでうろ覚えですが 

 着いたホテルは市郊外の保養地にある、これまでとうって変わってまんまリゾートホテルでした。観光客というよりも町の人たちが週末なんかに手軽なリゾートに訪れるためのホテルのようです。周りをちょっと散歩してみたけど、森に囲まれた広くて静かなところ。テニスコートやサッカーのピッチがあり若者たちが汗を流してました。そいやここにはオランダプロサッカーリーグのクラブもありましたね。

 今やオランダは何気にFIFAランキングトップ。ブラジルでもドイツでもなく、オランダ代表がいっちゃん強いって、悪いけど何となく意外。  

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 夕食は市内に出かけました。キレイな街です。街の真ん中に大聖堂があり高っか~い塔が建っています。「ドム塔」とゆうらしい。どこからでも見える街のシンボルです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 この聖堂の回廊は、ホグワーツ魔法学校を彷彿とさせるいかにも中世っぽい雰囲気。角からハリーやハーマイオニーが飛び出してきそう。わがブログのイメージにもピッタリで何となく懐かしさを感じました。しかし、聞くと、この大聖堂、もう教会としては使われていないそうな。何故だろう。

 

 

 

 

 

 

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 運河の畔に並ぶカフェのオープンテラスで夕食を。夜景がキレイ。運河は昼間見たとき水があまりきれいではなかったのですが、夜の闇はそれを覆い隠してしまいます。

 

ベルギーという国

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P9070912.jpg ブリュッセルとうちゃく。ベルギーは漢字だと白耳義と書くそうです。変なの。

 ベルギー王国は言葉の違う2つの地方がとうとう分裂して連邦制国家になりました。つまり連邦制立憲君主国です。変なの。

 日本でたとえるなら、関西弁圏が独立して自治政府をもち東京弁圏と連邦政府を形成し皇室を頂いて一国を成しているといったところ。そんな国に今回訪れるEU本部があり、EU大統領がいます。ヨーロッパの中心とも言えます。

  

 ところが、去年総選挙があったのに、北部と南部の語圏対立から現在も政府が発足していないとか。政府がないのに国はちゃんと動いてます。変なの。

 ブリュッセルは非常に雨が多く、年間100日以上雨が降っているとか。ヨーロッパの大台ヶ原みたいなとこです。この日も朝からどんよりで1日降ったりやんだりでした。午後少しだけ時間があったので街の中心をぶらついてみることに。

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 世界遺産「グランプラス」。世界で最も美しい広場のひとつということらしいです。なるほど取り囲む市庁舎やギルドハウスは歴史を感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  この広場に某有名チョコレート屋の本店があります。小っさ!!

 連れの中には豪快に試食したのち大量に買い込む人も。おいおい、まだ先は長いのにずっと持って行くつもりかい?

 

 

 

 

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   お約束どおり、食べ物横町の「イロ・サクレ地区」を抜けて行きます。ガイド氏曰く「一見オシャレな街ですが、何がでてくるか分からないのでここでの食事はお勧めできません」

  小便小僧が現れました。「おまえにはがっかりだ」

 

 

  

 

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 近くに「小便少女」も。何故かこちらは鉄格子の中に厳重に鎮座しています。

 80年代に客寄せ目的で作られたそうです。誰かとめなかったのか! 

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  遅めの食事は、昼食にお勧めという白ビールつきで。カモは美味しかったのですが、

「濃いめの食事」「パンはあまり食べない、もちろんお米のご飯はない」「その分ビールの量は増える」「仕事はそこそこキツイ、睡眠時間は約3割減少」「体調はすこぶる快調」 この調子で10日間、果たして体重は減るのか増えるのか。

でかい空港

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P9070907.jpg あわただしくロンドンをあとにする一行です。

 ヒースロー空港は大きいと聞いてましたが、実感できません。つまりそのくらい大きいんでしょう。なにせBA(ブリティッシュエア)専用のターミナルがひとつあるくらいです。

 「ハブ空港」というのはこういうのをいうんでしょね。

 関空はアジアのハブを目指したそうですが仁川(インチョン。阪急のニカワにあらず)やチャンギにすっかり水をあけられてしまいました。

 ともあれ、目指すは大陸ヨーロッパです。

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  無事に帰ってまいりました。

 仕事もそれなりに順調に進み、体調を崩すこともなく、初めての欧州出張にしては満足のいくものとなりました。

 台風12号で出発が1日延びた!と思ってたら、座席が揃わないとかでさらに1日延び、結局月曜の出発、日程2日短縮となってしまいました。
 公務びっしりで慌ただしい日程となりましたが、ほんの少し空いた時間に訪れた街をぶらぶらと散策できました。しばらくは初ヨーロッパの記録を綴ることになりそうです。

 実は業務用にパソコン持参してたので、旅先でも更新できたのですが、なにせ毎日時間が足りずホテルに帰るのが真夜中過ぎになるもんだから、次の日の予定を思うととっとと寝てしまわねば、ということでずっとサボっていた次第です。
 
 

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 そんなわけで今日はロンドン。雨です。霧の都の面目躍如かな。

 英国は日本と似ています。島国、立憲君主制、歴史と伝統を重んじる、車が左側通行、ポストが赤い、かつての「英国病」は今の日本そっくりですよね。


 名物のダブルデッカーは、本当にそこいら中走ってますね。乗るチャンスはなかったけど。

 

 

 

 

 

 

P9060898.jpg タクシーはすべてクラシックタイプで、運転席と後部の乗車スペースが完全に分離してます。5人乗りだけど、対面式で5人が楽に座れます。これは楽だゎ。

 前部の座席とは透明の隔壁で仕切られてます。小っさい窓が切られてるだけで、運転手とのお話や支払いはここから行います。助手席は荷物置き場なんで乗ることはできません。もちろんドアは手動やし、これでは料金払わずにスタコラなんて奴が...とか心配してしまうけど、ジェントルマンの都ではそんなヤカラはいないんでしょね、きっと。

 一緒にいた詳しい人に聞いたところ、ロンドンタクシーの運転手さんはライセンスが非常に難しくて、ロンドン中の道や街をくまなく理解していることが求められるらしい。そのせいかプライドも高く、ある意味英国人のあこがれの職業なんだとか。

 

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 街並みの建物は赤い煉瓦造りが多いのは予想どおりでしたが、皆一様に窓枠が白い。アルミサッシなど見当たらない。ガイドさんに「どして?」って聞いたら「さあ...?」 オイッ^^;)。
 ガイド氏にしたら「何を当たり前のことを」ということなんでしょか。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

P9060878.jpg ロンドン大学ではセッションの合間の昼食、学食で勝手にどうぞっ、てことでした。

 その不味さでは世界に悪名高いイギリス料理にはじめての挑戦だったのですが、アニはからんやここで食べたシェパーズパイは出張期間中に摂った食事でも最高に美味しかったうちのひとつです。

 

 「英国の伝統的家庭料理」と説明のポップがついてました。マッシュポテトと牛挽肉を重ねてオーブンで焼いた簡単な代物。素朴な味good!。

 

 大体、トラディショナルな料理って凝ったもんは無いですよね。なんちゃらソースとか秘伝の出汁とかでゴテゴテしたお料理よりも、こういうのんが好きです。

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 このパブで一杯ひっかけて帰りました。Public House。イギリスの赤提灯。食べ物はほとんどありません。

情報キキ管理

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P9030828.jpg 昨日、台風接近で雨風吹きつける中、京都北部の某大学で会合があり、夕刻からは市内で懇親会でした。その席のこと。

 いつも会議で雄弁を振るう名古屋のさる大学の部長さん、今日はどうも迫力がない。懇親会で聞いたところ、なんと上洛途中に携帯電話を紛失したとか。

 これはキツイ。元気ないのも肯ける。

 おそらく新幹線車内だとかでJRにも手配し、鳴らしてみて誰かでてくれないかなぁとかやってみたけどダメだったそうな。

 「ケータイは番号から必ず持ち主が分かるんだから、きっと戻ってきますよ」なんて慰めてみたけど、悪い人に拾われたら勝手に使われたり捨てられたりと、どんな運命をたどるか分かりませんよね。それよりも...

 ケータイの機械自体あきらめられても、中に入っている情報。こっちの方が問題が大きい。もし幸運にも戻ってきたとしても、自分の手を離れている間に、保存されている膨大な情報が流出しているかいないか、確かめるスベが無いわけです。

 やっぱりキツイですね。

 そう考えると、なにも紛失はしなくたって例えばカバンに入れてたり職場のデスクに置きっぱなしにしたりで手元から離すと、そのあいだに情報抜かれても気がつかない。う~ん。

 iphoneは重いんで、常時携帯辛くて、わりと置きっぱなししてたかも(>_<) これからは、常に持ってるようにして、万一離すときにはちゃんとロックしよっと。

 情報機器の危機管理。部長さん、気の毒やけど他山の石とさせていただきます。

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 さて、明日から初めてのヨーロッパ出張です。ほんとは今日出発の予定が台風12号で飛行機飛ばず1日延期。しかも成田経由の便に変更です。夕べ帰りが遅かったので調度ええわい、とポジティブにシンキングしましょ。行ってきま~す。

WELCOME

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PROFILE

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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