今日もいいお天気です。先週気になったニュースから。
神田憲次という衆院議員が、9月に岸田改造内閣で財務副大臣に抜擢されてたんやけど、この男、経営する会社が固定資産税など多額の税金を滞納しており、また個人としても自動車税などを友人に建て替えてもらって踏み倒してたりと、信じられない行状を続けていることが、例によって文春砲で明らかになりました。
さらに、食いついたら離さない文春砲、こいつに関して国会での虚偽答弁や政治資金収支報告書への虚偽記載など、二の矢三の矢を放ったところ、とうとう財務副大臣をクビになりました。今、ここ。
なんと、本業は税理士なんやそうです。にもかかわらずとにかく金にルーズな実態が次々に露見しました。こんな奴に税金の使い道を決める国会議員が務まるわけがありません。てか、副大臣なんてほんとに名前、看板だけで仕事の実態なんてまったくないということがいっそう明らかになりました。名刺の肩書を増やすだけの制度です。
不祥事で議員がなんらかの職を更迭されると、野党が「総理の任命責任を問う」というところまでがセットになってます。繰り返される不毛なやり取りにいつもはうんざりするのですが、今回に関しては野党に共感します。岸田さん、なんだってまたこんなやつを副大臣にしたの。あんた、ほんとにバカなの?
このあとは、野党、マスコミからの本人に対する議員辞職請求が来るわけですが、これはなかなかハードルが高い。自分が「辞めます」と言わない限り強制的にクビになる可能性はほぼありません。不祥事をしでかしても開き直って議員に居座ることは、どんなに罵詈雑言を浴びて生き恥を晒そうが、その屈辱を凌駕して余りあるメリットがあるのです。そもそも議員にでもなってやろうかと出てくる程度の野心と欲望を持ち合わせた連中なので、そんくらいはもとより覚悟の上です。議員はやめないでしょう。
税金の滞納、嵩じれば脱税です。これは重罪です。
例えば、危険運転で重大な事故を起こした加害者に対して「ひどいやつ」と指弾する我々にしても、クルマを運転するとき幹線道路ではほぼ法定速度を超過してるし、一旦停止をうっかりすることもたまにはあります。キリストが「罪を犯したことのない者だけが石を投げなさい」と言ったら誰もいなくなったように、「免許取得してから今まで全く交通違反したことない人だけ怒ってもいい」と言われたら、みんな黙らざるを得ません。
しかし、脱税は違います。わたしは生まれて以来今までに、給与以外の所得を得たことがありません。従って法律で決められた税金は1円たりとも滞納したことは無いと胸を張って言えます。脱税する悪人に対しては思いっきり罵倒する権利と資格を有しているのです。この神田とかいう代議士、これまで得た歳費をすべて返還した上で議員辞職せよ。地獄の業火で焼き尽くされてしまえと言いたい。
愛知7区といえば、かのガソリーヌ山尾志桜里を国会に送った恥さらし選挙区ですが、このおっさんも愛知5区選出といいますから、愛知県はなんともキャラの立った代議士を輩出してくれます。そういえば、ドロドロの不倫騒動と公費の不正使用その他幾多の不祥事を積み重ね、結局国会から放逐されたガソリーヌ今どうしてるんかななんて、不良議員が現れるたびに懐かしく思いだす、今日この頃です。