今日も熱中症警戒アラートが飛び交う灼熱日本列島、皆様いかがお涼みでしょうか。
昨晩はこれぞ夏、の花火大会に出かけました。その様子は写真を厳選してからいずれ書くとしてですね、今日はちょっと前回の続きでブルース・リーのスピンアウトです。ちょっと気になる記事がありました。
クルマにヌンチャク積んでたら、警察に検挙されたことが冤罪やというんで裁判を戦い、見事に無罪を勝ち取ったというお話です。
ある男性が忘年会の余興にヌンチャク技を披露するため、クルマに3本積んでたところ職務質問で警察官に見つかって軽犯罪法違反で9,900円の罰金刑の略式命令を受けたと。これに納得できず正式な裁判を受けて一審簡裁は有罪やったけど、控訴審の高等裁判所で無罪となりました。
これに似た話、だいぶ前のエントリーで書いたことがあります。日本では、クルマの中にはうかつにいろんな道具を積んではいけないことになってるのです。工具のマイナスドライバーしかり、草野球で使う金属バットしかり、草刈り用の鎌やのこぎりを積んでて銃刀法違反で逮捕され裁判で有罪が確定した事案もあります。なんかおかしいやん、ということを書きました。今回はヌンチャクです。
確かに、ホンマもんのヌンチャク振り回して人に当たると大けがします。ブルース・リーの悪役さんたちもバッタバッタとなぎ倒されてましたが、これは撮影用のゴム製ヌンチャクなんで当然ながら実際にはけがはしてません。検挙された人が持ってたのは、おそらく木製の本物のやつやったんでしょう。だからお巡りさんも立件したのです。さて。
お巡りさんがヌンチャク見つけたとき男性に「銀行強盗をするつもりか」と言ったそうです。簡易裁判所も「必要性から社会通念上相当とは認められない」として有罪にしました。罰金9,900円払えと。しかし高裁は「今ではヌンチャクなんて武道か趣味でしか使わへんやん」として、忘年会の余興で披露するのは正当な目的と評価し、無罪としました。
確かに高裁の言うのがもっともですわ。これまでヌンチャク持って銀行に押し入った奴がいたのかという話です。
さらに、ドライバーなんかやと運転席の手が届くとこに置いとくのはダメで、トランクルームなどの直ちに取り出せないとこにしまっておくのは問題ないとされています。みんなクルマに工具セット積んでますよね。ところが、今回の事案では、外から見えないところに積んでいたのが「隠してた」と判断されたそうです。もうね、どうしろというのか。
ただ、この男性、コンビニの駐車場に停めたクルマの中で寝てたときに職質を受けたというから、これはお巡りさんに不審な思いを抱かせたのも確かです。通常、人が寝るのはコンビニではなく自分の家かホテルで、クルマの座席ではなくお布団の中なのです。職質に及ぶに十分な理由があり、そこでホンマもんのヌンチャクが出てきたわけやから、見過ごすことができなかったのもまあ、仕方ありません。
素直に1万円の罰金納めて終わらせる方が簡単やのに、そうしなかったのは「前科」がつくことがイヤやったからやそうです。そいや昨日花火に集まった仲間のひとりから、高速道路でオービスに引っ掛かり免停を食らったとの懺悔がありました。罰金刑でも前科になってしまいます。
ヌンチャク裁判のおかげで判例ができ、検挙の在り方への警鐘となりました。今後クルマからヌンチャクがでても安易に検挙するべきでないと、警察は学んだことでしょう。

さて、いろいろと書きたいことはあれど、今日はこれを書いとかんといかんでしょうな。将来「経産省トランスジェンダートイレ事件」と判例集に載りそうな最高裁判決が先週ありました。
なのに、事件発生直後から犯人に同情的な論調が根強く続いている現状には腹立ちが収まりません。いわく「暴力には断固反対する。しかし...」犯行には政治や社会にも、もっといえば統一教会と癒着した自民党にもなんらかの責任があるのでは、と続きます。左方向からは「安倍の自業自得」とはっきりと表明する輩も現れました。
さて今日のお話、4月に九州の吉野ケ里遺跡で弥生時代の石棺が見つかり、人骨や副葬品が入ってたら大発見やと期待されてたわけですが、先週その調査結果が発表されました。
土壌の問題に加えて気候の点でも、わが国は湿潤で潤いに満ちた風土で自然を愛し慈しむ日本人の豊かな感性が培われてきました。一方で古い遺物は湿気で腐りやすく、残らずに消えちゃうという宿命を負ったのです。奇跡的に残ってた遺産がかの高松塚古墳の壁画でしたが、