考えたことの最近のブログ記事

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 空一面、分厚い雲が埋め尽くしており、東の空から薄日が差してかろうじて太陽の位置がわかります。先週の18号に続いて巨大台風19号が再び日本列島にジャストミート。NASAが「Super Typhoon」として公開した写真、すごい迫力です。

 自然条件の点ではすごく暮らしやすい大阪に住んでるので、災害の危険が迫ってもどこか遠いことのように思えてしまいますが、以前にも書いたように日本はその美しい国土と引き換えに地震や台風などの自然災害が非常に多い。そして、わが国の先人は幾多の壮絶な災害を経験する中にも叡智をもって立ち向かい、極めて災害に強い国土と国家を築き上げてきました。

 もうすぐ起こる南海トラフ巨大地震への備えも、決して十分とはいえないまでもちゃくちゃくと進んでいます。こと台風に関しては、ひとむかし前の「伊勢湾」や「室戸」といった歴史に名を残すような被害は、日本ではもう起こらないでしょう。

 しかしそれも、しっかりとした万全の備えを全うした上でのことあって、かの「天災は忘れた頃に起こる」という寺田寅彦の言を引くまでもなく防災意識を忘れないようにしたいものです。20141011210818095.jpg

 さて、今日はやっかいな隣人についてのお話です。韓国の検察が産経新聞の前ソウル支局長を「名誉棄損」の罪状で起訴しました。

 これに対して、日本のみならず世界中のマスコミや関係団体が、報道の自由に対する侵害であって断じて許容できないと抗議の声を上げています。当然のことです。

 韓国はいまや「反日」を国是としており、反日であることがすべての条理の基本となっています。反日こそが国民の根本的行動規範であり、その感情は憲法をはじめすべての法令の上位に君臨しています。法律違反の行為であってもそれが反日から発したものであったり、日本への嫌がらせに効果があると認められればすべてお咎めなしとなります。逆に、ふつうは大して問題にもならないことであっても、それが親日的なものであったり行為の主体が日本や日本人であった場合は、徹底的に難癖をつけて指弾します。

 今回の件がまさにそうです。そもそも問題の記事は日本の記者が、日本人向けに日本語で発信したものであり、しかもその内容は韓国のメディアである朝鮮日報の報道を紹介したに過ぎません。にも関わらず、記者を出国停止にしてずるずると事情聴取を繰り返した挙句、あまつさえ起訴におよびました。一方、元となった記事を掲載した朝鮮日報にはまったくお咎めなしとは、およそ信じがたい無茶苦茶な話です。

 朝日新聞の記事によると、検察は前支局長側の謝罪をもって「手打ち」をさせようとしたところ、前支局長側が謝罪を拒否したため不調に終わってしもた。このため振り上げた手の下ろしどころがなくなり、やむなく起訴せざるをえなくなったとのこと。

 産経相手なら多少のムチャをやっても国内の世論も許すやろとの判断もあったようです。いつも鼻につく産経新聞、この機会にちょっと懲らしめてやろう、そしたら少しは大人しくなるやろ、くらいの軽い気持ちやったかも知れません。ところがさすが産経新聞の記者、肝がすわってました。浅はかで愚かな脅しに屈することなく、強烈な反撃にでます。

 思惑が外れてしもた検察は、産経に追い風が吹く中でこれからの裁判を進めなければなりません。

 被告となった産経前支局長は、ここを先途と検察当局と韓国政府の報道機関への弾圧と日本だけをことさらに目の敵とする司法への政治関与について、裁判所ではなく世界中に向かって徹底的に反論を主張することでしょう。国際世論の趨勢は明らかです。

 やっちゃいましたね、韓国。国際社会を敵にまわし自ら国の品格をさらに損ないました。韓国政府は「政治は関係ない、いち個人に関する司法の問題」と強弁してますが、誰がそんな話を信じますかいな。

 大統領にヨイショして国内世論に迎合し、反日こそが大義と調子にのった結果、気が付けば韓国は取り返しのつかない状態に追い込まれました。法治国家の常識で考えるとそもそも起訴自体にムリがありました。公判が維持できる見込みもなく有罪はまずムリなのは明らかです。結局は無罪判決を出すしかなく、その結果恥をかくのは大統領と国民です。

 が、しかし、どっこいこの国は時に信じられないことを平気でやってくれます。

 報道の自由、法の前の平等などは「反日の大義」の前には全くかすんでしまい、その結果、近代的な自由と民主主義を基本理念とする国家グループから排除されることも厭わない。法律なんか関係ない。日本人で、しかも産経やねんから、そのことをもってとにかく有罪!

 まさかそんなことにはならないと思いたいのですが、なんせ韓国のこと、予断は禁物です。

 職場隣接の城北公園、毎日行き帰りに必ず中を通るのですが、季節の移ろいとともに新しい発見があります。先週見つけたこの木、黄色い実がたわわにぶら下がってます。名札には「マルバチシャノキ」とある。「丸葉萵苣の木」。調べてみると萵苣(チシャ)とはレタスのことで、若葉を食べるとレタスの味がするからこの名前がついたとか。実は食べれるんやろか?

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 昨日、今日といいお天気です。窓を開けていると近所の小学校から運動会の場内放送が聞こえてきます。お出かけ日和ではありますが、昨日の疲れが相当に残っており、今日は完全休養日としわが家でまったりと過ごしております。

 昨日はゴルフコンペやったのですが、会場の「鳴尾ゴルフ倶楽部」はその昔関西で2番目にできた、世界のゴルフコース100選に選出されてる日本を代表する名門コースとかで、つまりは古い。そのせいか乗用カートの数に限りがあり年配の参加メンバー優先となり、なんとわたしはカートなしのラウンドやったのです。コースすべてを歩き通したわけで、しかも私の場合フェアウェイをまっすぐに進めるはずもなく、隣のホールにおじゃまするわ、山あり谷あり行ったり来たりで想定距離の2倍から3倍は動く必要がある。

 その結果、ブログ更新してる今現在、足腰・腕・手首、あちこち筋肉痛でガタガタの有様なのです。全くもって情けない、日頃の運動不足が身に染みます。上手になるにはやっぱり真面目に練習するしかないことは分かってるものの、なかなかそんな時間もない。なんとかうまい手だてはないものでしょか。

 さて、先週、イギリスの指揮者クリストファー・ホグウッド氏の訃報が伝わりました。古楽演奏の権威で「エンシェント室内管弦楽団」の主宰でした。私は学生時代合唱団にいたんで、クラシックの合唱曲でエンシェントの名前は当時からよく聞きました。がさごそとCD探してみるとやっぱり「ホグウッド指揮」のんを何枚か持ってました。

Hogwood.jpg 古楽演奏は使ってる楽器からして普通の管弦楽団と違ってるみたいです。以前、学生時代にバッハの演奏会に行ったところ、浩宮殿下(現皇太子)が出演しておられ、客席に皇太子ご夫妻(現 両陛下)が来られてた想い出を書きましたが、そのときの演奏も古楽器ではなかったかと記憶しとります。鳴らない。音が小さい。演奏者も苦労してました。

 後世になって、もっと優れた楽器が開発されたんやからことさらに古いのんでやらんでもいいようなもんですが、いにしえの味わいの中にそれなりの価値を見出そうとする試みなわけでしょう。近年のデジタル全盛の中にあって、あえてアナログのレコードに固執する感覚に似てます。

 イノベーションは古いものを淘汰し駆逐していきます。そのことに危機感を抱く人もありますが、ことさらに古いものにこだわる必要はないのであって、古くても良いもの、古くても必要なものは放っといても残っていきます。先日書いた歌舞伎にしても古典落語にしても「保存会」なんてそもそも要らない。良いものはいっとき廃れても必ず見直されて、必要な範囲で現代社会の中で連綿と受け継がれていくと思います。

 イギリスといえばスコットランドが独立しそこなったのも先週のことでした。独立することがいいのかよくないのかなんて当の住民でもないので皆目分かりませんが、国民の意思の総意を最高の決定権限とし、国民投票によってその成否を問いました。きわめて民主的、科学的な手法やと思います。Scotland.jpg

 かたやアジアに目を向けると、おとなりの大国中国はかつて侵略したチベットや新疆をいまだに警察力=暴力で支配下において、弾圧を続けています。民族自決が基本の国際社会にあって他民族を武力で制圧・支配し、差別と格差を助長する中で中央政権にのみ都合のいい国家運営を続けているわけです。

 人権を著しく制限し、すべての正義は共産党にあるという妄想から脱却できない前近代的帝国主義国家が、地球上最大の人口をその支配下においているという悲劇があります。中華帝国の台頭は今世紀最大の脅威であり、民主国家は一丸となってこの強大な敵に立ち向かっていく必要があります。かつての冷戦のように軍備の増強によって対抗するのではなく、自由と民主主義という人類普遍の価値観を中国人民に浸透させ、腐敗した共産党支配層への盲信と国際社会の常識にあっては通用しない発想を適正に是正していく手法が求められているのです。

 北朝鮮にしても同じですよね。ただ、こちらは中国とちがって国家そのものが破たん寸前の状況です。気の毒なのは、人類が多くの苦難と苦渋を乗り越えて築き上げてきた現代社会の恩恵をまったく享受できずにいる多くの国民たちです。なんとかうまい手だてはないもんでしょか。

IMG_2752.jpg 三連休中日、今朝もいいお天気です。

 先週末、東京に出張したところ、誘われて「東京湾納涼船」なるものを初めて体験しました。2時間ほどで東京港沖をくるっと一周する間、船上パーティーを楽しむという、ようは宴会を飲み屋さんではなくクルージングで行うわけです。

 大きな客船の各階とも若者たちで大変な混雑、デッキ上のステージではいろんなショーなどあり、酒がまわるほどに乗客は大いに盛り上がっていき、レインボーブリッジをくぐる頃には、船上は騒然となってきました。なるほど、こういう楽しみ方もあるのか。浴衣を着ている子が多い。聞くと、浴衣着ていくと飲み放題乗船料金がなんと1,000円割引になるんやとか。雰囲気を盛り上げるためでしょうな。いろいろ考えるもんです。

 で、一昨日帰ってきて昨日は早朝からゴルフ1ラウンドと。今日もお天気いいし出かけたいところですが、じゃっかん疲れが残ってます。体力気力の回復を待ち、お出かけは明日にして今日は休養日。昼間からビールを飲んでまったりと過ごすことといたしましょう。IMG_2782.jpg

 さて朝日新聞、とうとう白旗を掲げました。コーナーに追い詰められ連打を浴びてましたが、タオルが投げ込まれ完全TKOです。

 慰安婦捏造の「吉田証言」と福島原発の「吉田調書」。期せずしてよく似た名前の誤報騒動が一気に噴出し、ブレまくって迷走を繰り返してたところ、突然記者会見を行いました。社長が登場し、一連の問題に関して自らの責任を認めて謝罪し反省を表明しました。時間の問題ではありましたが、関係者の処分といい、社長の引責辞任といい、なるべくしてなったという結末です。

 謝りはしましたが、今回は吉田調書に関して全面的に非を認めた、そのついでに慰安婦問題についても謝罪したという感じです。そして、「それでも広い意味の強制性はあった」という姿勢は崩していません。敗者の最後のプライドと言えるでしょう。

IMG_2792.jpg もちろん、今回の謝罪は一連の問題を終わらせるものではありません。慰安婦誤報によってわが国の信用を貶め、国際世論を誤った方向に誘導したことを認め、世界中の誤解を解き日本の信頼を回復させるという、きわめて重い責任に、今後朝日新聞が対峙していくことを意味します。朝日のイバラの道が始まりました。とりあえず第三者機関による検証のための委員会を設置するみたいですけど、果たして朝日が今後再び読者の支持を得てかつてのように日本のクオリティペーパーの地位を回復する日がくるのか、それまでにいかほどの試練を耐えるのか、その覚悟が本当にあるのか、生涯朝日の一読者として、しっかりと見守っていきたいと思います。

 …と思っていたところ、今日の朝刊でまたまたお詫び記事が掲載されてるやないですか。吉田・吉田の話の続きかなと思ったらさにあらず、2年前に任天堂社長へのインタビュー記事を捏造してたらしい。それを週刊文春にかぎつけられたんで、こりゃやばいってことで慌てて謝罪記事掲載となったようです。

 文藝春秋、ここぞとばかりたたみかけてきます。見事な攻撃です。阪神タイガースも見習ってほしい。また朝日としては、吉田・吉田の一件で社長の辞任と経営陣の刷新は避けられない。どうせならこの際やから、その他の小っさい不祥事もついでに引き受けて辞めてってもらおということでしょうか。攻めるときはイケイケでも守りに弱いと言われてきた朝日、これはなかなかのいい戦術でしたね。

 メディアが読者・視聴者を味方につけることは簡単なことであって、その結果、主張の異なる相手を叩くことはお手のものです。メディアの強さであり、怖さであります。今回の朝日の全面敗北は単にわが国の保守対リベラリズムの対決ではなく、国益を損なっている事態の正常化に向けてのスタートとなりました。大きな代償を払ったわけですから、ひとり朝日の問題とせず、わが国のジャーナリズム全体が他山の石とし、真実の追求がいかに重大でまたいかに困難であるかを肝に銘じる契機としてもらいたいもんです。

 先日のエントリーで朝日新聞が「窮地に陥っている」と記しましたが、もはや窮地どころではなくコーナーに追い詰められてサンドバック状態で連打を浴びてます。

 おそらく想像以上の反響に驚いたのでしょう。朝日は28日、再度「慰安婦問題 核心は変わらず」とする記事を掲載したところ、これがまた火に油を注ぐ結果となりました。保守系メディアや週刊誌はここぞとばかりに攻勢をかけ、さらに勢いを増しつつあります。朝日を擁護する論調は現在のところ見当たりません。IMG_2742.jpg

 そのうち反撃があるやろと思ってたら、なんと今度は池上彰さんのコラム掲載拒否とその後の撤回と謝罪という騒動が起こりました。ブレまくってます。朝日は腐っても大新聞、自他ともに認めるわが国のクオリティペーパーやないですか。何らかの反論を期待してたのに、なんというお粗末さ。

 いったい何を考えているのかと思っていたところが、週刊文春の記事によると、朝日の社長は社内報で「関係者から応援をいただいている」とか「理不尽な反朝日キャンペーンには屈しない」なんて書いてるらしい。

 気は確かかと言いたい。「関係者」って誰よって話です。全国を席巻している批判、抗議を「理不尽」いうからには、国民が何に対して怒っているのかを認識していないか、わかってて開き直っているのかいずれかですけど、多分後者ですよね。

 先日も書いたように、国民が憤っているのは、朝日が間違いを認めながら謝らないからです。反省がないからです。一部朝日の記者さんたちが、わが社の対応はおかしいと実名でツィートしていますが、それこそが正常な精神のありようです。

 謝りたくない気持ちもわかるんです。すなわち、うかつに謝ると、慰安婦の強制連行に加担したと指弾された軍属とその遺族から名誉棄損の訴訟を提起されかねない。それはとてつもなく大規模なものになる可能性があります。莫大な損害賠償の金額もさることながら、大新聞がそんなスキャンダル抱えたらもうまともな商売はやっていけません。それこそ会社存続の危機となるでしょう。したがって、今はなんとか身を屈めて頭上の嵐が去るのを待つ戦法なのです。だけど、それでいいんですか。

 慰安婦の誤報は謝らないのに、池上さんの件は週刊誌にボロクソ書かれても反論せず、すぐに謝罪記事を掲載しました。また、朝日の対応を批判する読者の投書を複数掲載しました。慰安婦誤報に比べて対応の違いが目立ちます。こっちの方は謝っても別に大した損害がない、すぐに謝った方が得策と踏んだからでしょう。しかし、地に落ちた信頼の回復は容易ではないですよ。

 今でも「サンゴの朝日」なんて揶揄されてるように、朝日新聞は過去に何度かとんでもない誤報の不祥事をしでかしてます。その都度、誤報に至った状況をしっかりと検証し信頼回復に努めてきました。その結果、わが国の近代史において正統派政治批判勢力、良識的オピニオンリーダーとしての地位が揺らぐことはなく、リベラル知識層を中心に確固たる支持を得て今日にいたっています。

 先日も書いたように、私も朝日の一貫した護憲、リベラルを旨とする姿勢を支持するひとりで、過去「声」欄には6回投書して5回掲載してもらってるんです。わが国には朝日新聞が必要やと思ってます。それだけに、今の状況は慙愧に堪えない、どうかしっかりと対応してほしい。

 今回の誤報騒動は規模が大きく、与えた影響は過去の不祥事とはケタ違いです。本当に廃刊の危機ですよ。ブレてる場合ではありません。

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 ↑ 今週の朝日の広告です。週刊新潮の「売国」「誤報」の文字を伏字にして掲載してます。
   修正するくらいなら 載せんときゃええのに。
   一方、週刊文春の方の「捏造」という文字はそのまま載せてます。このあたりの基準もよくわかりません。
   ブレてます。

朝日新聞よ

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 台風11号が接近し、強い雨が降っているというのに、明日から1泊でゴルフコンペに出かけます。大阪と広島に事業展開するわが学園職員の親睦行事で、ちょうど真ん中あたりの岡山県のゴルフリゾートに集合するのです。しかし台風が抜けていく明後日はいいとして明日はどうも無理っぽい。それでも夜の宴会は決行するからとにかく集合すべしと号令かかってます。したがって明日は早朝の旅立つので、久しぶりに土曜日のブログ更新となりました。

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 さて、私はものごころついて以来、朝日以外の新聞を購読したことがありません。一貫して護憲・リベラルを旨とする主張と、美しい日本語を大事にする紙面に共感し、心情的にいちばん素直に読めるからです。人の思想信条はそう簡単に変わるものではありません。今後も朝日の購読をやめることはまずないでしょう。

 わが国の二大紙として双璧をなすのは世界最大部数を誇る読売新聞ですが、実は読売の記事も好きで職場ではよく読んでます。「編集手帳」は朝日の「天声人語」をしのぐ素晴らしいコラムで、しばしばこんな文章を書いてみたいと思わせるし「人生相談」ではときにちゃちなドラマに負けない人間模様が展開され大いに楽しんでいます。しかし阪神ファンの私が読売新聞を購読することは悪魔に魂を売り渡す所業であって、金輪際ありえないと断言できます。

 その朝日新聞が窮地に追い込まれています。

 ネット上や右派から「反日的」と攻撃されながらも独自取材に基づいていわゆる従軍慰安婦問題を伝え、内外で「日本の良心」と評されてきた朝日ですが、このたび「慰安婦問題を考える」という特集を組みました。「慰安婦問題 どう伝えたか 読者の疑問に答えます」という大きな見出しを掲げ、問題提起の発端となった吉田清治なる人物の証言が虚偽であったことを紙上で正式に認め、記事を訂正しました。

IMG_2622.jpg 人であっても組織であっても間違いを犯すと信頼なくすので、誰も自分の間違いは認めたくないもんです。しかし、しょせん人間は間違うようにできてます。大切なのは間違ったあとの対応です。「やっちゃったかなぁ」と思ったときは、いかに早く間違いを認め善後策を講ずるかが大事なんです。謝るのはそのあとでもかまいません。

 世論形成に影響が大きい大新聞が間違いを認めることは、なかなかに大変なことです。それを今回やってのけたことは評価できます。しかし、しかし、あまりにも遅すぎた。

 吉田の話はどうもおかしい、ウソとちゃうか、なんてことはずっと以前から言われてきたことなんです。もちろん朝日も気がついていた。ところが朝日、証言を根拠のひとつとして長期間にわたって慰安婦に謝れの大キャンペーンを張ってしもた手前、いまさら「間違いでした」とは言えなくなってしまった。そのうちに「天下の朝日が言うのなら」ってことで虚偽がいつのまにか真実として内外に浸透していき、気が付けば「日本は人権を無視するひどい国」ということで国際世論が固まってしまいました。もっと早くに誤りを認めて訂正していれば、こんな事態に至らなかったであろうことは容易に想像できます。IMG_2623.jpg

 過去の報道で知る限り、主体や規模はさて置き慰安婦の強制連行はどうもあったらしい。これはたとえ戦争時であっても許されない人権侵害として真摯に受け止め、二度と繰り返さないという決意は当然必要です。長らく埋もれたままになっていた事実を発掘し世論にうったえ続けた朝日の姿勢はさすがやと思うし、報道機関としてあるべき姿やと評価できます。

 しかし、その過程において調子にのって間違いを犯し、その結果日本の国益を大きく損なう事態を招いてしもた。なぜ影響が少ないうちに真実に向き合って、正すべきを正さなかったのか。結果の深刻さをを考えると残念でなりません。

 何年か前に当時の東京都知事が「尖閣諸島は東京都が買うど~」なんて言い出したことから、政府が中国に配慮してこれを阻止するために国有化したところ、何故か中国が騒ぎ出してわが国にとんでもない言いがかりをつけ始めました。挑発行為を先鋭化し、防空識別圏を勝手に設定するわ、領海侵犯を繰り返すわ、もうやりたい放題です。その結果当然ながら、日韓関係同様に日中関係も国交回復以来最悪となっています。ひとりヒトラーの出来損ないみたいな男の浅はかな言動が、海洋進出とアジアの覇権を狙う共産中国に妄動の口実を与え、結果的に国益を損ないました。近年の朝日の姿勢も結果的にこれと同じ構図であって、厳しく指弾されるべきです。

 今回の朝日新聞の特集では、結論として「それでも慰安婦の強制連行はあったし、許されないこと」であるとの論調で終わってます。そうやないでしょ。朝日が読者に対して検証すべきは、その報道の過程で犯した過ちを放置したことでわが国と国民の尊厳を傷つける事態を招いたことについて、何か言うことはないのかということです。書いたものとしてその責任をどう考えているのかということなのです。

 朝日は今回、訂正はしましたが、謝罪はしていません。自らに責任はない、反省はしないという姿勢が見て取れます。これでは「読者の疑問に答え」ていません。ダメです。

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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