千本桜

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P4152021.jpg 日本人は桜大好き。

 ということで桜のお話が続きます。今日、思い立って、吉野山に登ってきました。

 吉野はふるさと下市のおとなりということで、昔から馴染み深いスポットです。親戚や友人も非常に多い。しかし日本中から観光客、花見客、酔客が大挙襲来するお花見シーズンに行ったことは長らくありませんでした。ところが去年、吉野山で中学校時代のプチ同窓会があり、初めて満開の吉野山観桜を経験し、その桁違いのスケールに圧倒されました。

 んで、あの感動をもう一度ってんで、今年もハイキングかねて出かけました。超ハイシーズンの、その中でも最も混雑するであろう日曜日に、あえて立ちむかったのです。エライッ! 

 ←「七曲がり」

 

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 それほど吉野の桜は素晴らしい。

 案の定、近鉄吉野駅の駅前は壮絶な人の波。ちなみに吉野町の中心駅は近鉄大和上市駅です。吉野駅は終着駅ですが周りには何もない、普段は非常に淋しい山間の超ローカル駅です。ターミナルでなかったらおそらく無人駅でしょう。ところが花見シーズン中は壮絶な混雑。改札からロープウェイの乗車口に向かう沿道両側に土産物屋さん、弁当屋さん、酒屋さん。群がる人、人、人。

 「一目千本」→

 ここから山上に向かっては ①ロープウェイに乗るか②バスに乗るか ③「七曲がり」と呼ばれる坂道を歩いて登るかを選ぶことになります。ちなみにこのロープウェイ、現存する日本最古の索道路線だそうです。桜にかける日本人の情熱の為せる所業でしょう。

 

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 バスもロープウェイも4~50mほど乗車待ちの人が並んでいます… 歩いて登りました。この道からすでにして桜が咲き誇っています。

 1年間の大半の稼ぎをこの時期にたたき出す世界遺産吉野山。山上も大混雑ですわ。まず向かったのは、吉水神社の「一目千本」。

 高校時代、クラスの皆と来たのは春先やったかな。花はなかった。

←これでもかと、桜・桜・桜…

 一気に上千本、花矢倉展望台まで登り、来し方の全貌を見渡す。絶景です。来てよかった。

 

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  このあと谷を隔てて対面の如意輪寺を経て、後醍醐天皇塔尾御陵に参詣。源義経とならぶ中世のスーパーヒーロー。そいや、ここに来たのも初めてかな。

  

 

 

 

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  手前に世泰親王(ときやすしんのう)という人のお墓があります。後醍醐天皇のヒマゴだそうです。

 エッシャーのだまし絵を連想してしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント(2)

やばい。山中が桜色。
桜がシーズンだったとしても
高校生時代にはわからなかったと思います。
桜のよさは大人になってこそわかるんです。

あいうえだぁ様

桜の儚さに感じ入る歳になりました。

  夢は砕けて夢と知り
  愛は破れて愛と知り
  時は流れて時と知り
  友は別れて友と知る 

         阿久悠

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katsuhiko

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奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

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