宇宙への翼

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 巷間、物価高がいわれて久しいところ、アメリカとイランが戦争はじめてホルムズ海峡封鎖からの石油騒動が始まってます。日本は輸入の大部分をホルムズルートに依存してるんで反応は早く、ガソリン価格が一気に上がりはじめました。

 うちのクルマは使用頻度低くて、給油は月に1度するかしないか。先週164円/ℓ(ハイオク)で給油したら、なんとその次の日からリッター200円超えてるやないですか。ラッキー♡

 さて、先週やったか、民間の衛星打ち上げ会社スぺースワンのロケット「カイロス」の打ち上げが失敗しました。これで同社の打ち上げは3回連続の失敗ということで、なかなかうまくいかないようです。国の機関であるJAXA(宇宙航空研究開発機構)のH3ロケットもなんだかしばらく発射できなくなってるらしくて、近年のロケット産業は官民ともにジリ貧状態です。

 日本は大東亜戦争にボロ負けして敗戦国の十字架を背負わされ、ロケットはもちろんのこと航空機ですらその研究開発を連合国GHQに禁止されてしまいました。結果、この分野の技術発展は長きにわたって完全に停止しました。占領が解かれてからコツコツと開発を進め、今や宇宙開発産業はアメリカはじめ諸外国に匹敵し、さらに先行しようかというレベルまで進化を遂げてきました。ものづくりは日本のお家芸です。近い将来、さらに安くて強いロケットを開発し、世界中から受注して、連日バンバン打ち上げが続くようになればと思います。H3_7.jpg

 ところで、長らく疑問に思ってたことがあります。宇宙に行くとなると大量の燃料を積んだ巨大なロケットを作らなければならないのはなぜなのか。かつてアメリカNASAが作ってたスペースシャトルみたいなので、飛行場から飛行機みたいに離陸して、そのまま高度をどんどん上げてってついには宇宙に至る、ということがなぜできないのかということです。

 素朴な疑問というのは、言い換えればバカな発想です。だから恥ずかしくて誰にも聞けなかったけど、最近ではAIが笑わずに教えてくれます。聞いてみたところ、

 「宇宙に行くのに巨大ロケットが必要なのは、地球の重力を振り切るために、とんでもない速度(第一宇宙速度)を短時間で出す必要があるから。飛行機方式が難しいのは、翼で揚力を得るには空気が必要で、空気が薄くなる高高度では揚力がほぼ得られず、さらに軌道速度に達するためのエネルギーが桁違いに大きいから」ということでした。

 確かに空気があってこそ翼が役にたちます。大気が限りなく薄くなる上空では飛行機は揚力を失い落下してしまいます。そして、そもそも人工衛星が地球の周りを回っているのは、何らかの動力で推進しているのではありません。はじめにとてつもなく速い速度で横に移動を初めて、あとは慣性で移動しつつ引力で地球の丸みに沿って落ちていってるだけです。引力と最初の速度が釣り合ってるので、地球に向かって落ちてしまうこともなく、逆に遠くに向かって飛び去ることもなく、周回を続けてると。 

1式空間戦闘攻撃機 コスモタイガーII のコピー.png

 はじめにその「第一宇宙速度」に到達することが必要となるわけですが、それがなんと時速約28,000 km(秒速7.9 km)といいますから凄まじい。ジェット機の30倍の速度です。ムリ。だからロケットでもって、けた違いのエネルギーを得る必要があると。

 いわれてみれば納得です。長年の疑問が解消したように思います。AIさまさまやわ。

 子供の頃視た「宇宙戦艦ヤマト」で、ガミラス帝国の戦闘機と格闘空中戦をやってたヤマトの攻撃用艦載機には確か翼があったように思います。真空の宇宙空間でなぜに翼がいるのかなんて、当時は疑問にも思わなかったけど。

 それにしても、ジェット機の30倍の速度を出せる、その速度に耐える機体を作る、打ち上げたロケットから人工衛星を切り離して衛星軌道に遷移させる。どれをとってもすごい技術です。人類の叡智を感じます。願わくば軍事目的ではなく平和利用でもって世界の人々の幸福の実現に役立つ使い方をしてほしいもんです。

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katsuhiko

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