前回のエントリーで、昨今はキャッシュレスが普及し...なんて分かったようなことを書きましたが、とき同じくして、えらい目にあいましたのでちょっと続けます。
ネットで週刊誌読んでたら、消費者のポイ活に関する記事があって、読むとも無しに読んでたわけですよ。
ポイントはもちろんあちこちいろんなサービスに手を出すよりもひとつに集中するほうがお得で、そのひとつをどう選ぶかが大事、という記事でした。結論として、人によっていろんな条件があるので甲乙つけがたいけど、三井住友カードの「Vポイントカード」が還元率だの利用可能店舗その他サービスの内容だの、ええんやないかということでした。
わたしを取り巻く環境、条件に照らすと、統合前のTポイントカードも移行できるし、SMBCに口座あるからキャッシュカードとしても使えるし、証券口座があるSBI証券との連携もバッチシということで、このサービスはかなりメリットがある、となんとなく理解しました。なによりポイントの還元率がいい。
もともとわたし、いわゆる「ポイント」にはあまり興味がありませんでした。買い物のたびに、ポイントを意識して店やサービスを選び、カードを取り出して付与してもらう手間・労力に見合うだけのインセンティブはないと判断してきまたのです。
しかし、上述のサービスでは、使い方しだいで最大7%ものポイントが付くというではありませんか。10万円の家電を買う、または10万円使って大名温泉旅行行くと、7,000円かえってくると。仮に(ありえませんが)日ごろの出費すべてを三井住友カードで賄えれば月に何万円も得することになります。
ちょっと、やってみよっかなぁ~っと。
あえなく企業の術中に嵌まり、手続きを始めたわけですよ。ところが、これがまあ大変でした。サービスの全体像を把握するのと手続きするのにやたら時間がかかったのです。
・SMBCに口座を開設(これはすでにある)
・SBI証券に口座を開設(これもすでにある)
・口座、ポイント、証券管理などをまとめた「Olive」という新しいサービスに移行します
(なに、それ?)
・キャッシュカードと統合で、紙の通帳はなくなりますよ(まあ、いっか)
・SMBCをSBI証券の仲介口座に設定してね(なに、それ?)
・Tポイントカードから移行(あちこちの画面で何回も番号を入力した)
・スマホにSMBCのネットアプリをインストール(これはすでに入ってる)
・スマホにカード用アプリ「Vpass」をインストール
・スマホにポイント用アプリ「Vpay」をインストール
↑ この3つのスマホアプリ違いがよく分からない。機能もほぼ同じ。ここまででもう息切れですわ。さらに加えて、なんと上述の7%還元を受けることができるのは「スマホ決済したときに限る」というではありませんか。従って、iPhoneにクレジット決済の機能を持たすためApplePayにカードを設定する必要があります。やりましたよ。
ところが、スマホに表示されるクレジットカードの番号がVカードのんと違ってます。「あり?」これはおかしいと思ってチャットを使って確認したところ、AIの回答は「Oliveの<クレジットモード>は2種類の、<カード番号/有効期限/セキュリティコード>をもっています。」ややこしい...
そんなこんなで悪戦苦闘し、いちおう設定が完了し、試しにローソン行ったときにスマホでタッチ決済やってみたところ無事に支払いできて、メールで利用履歴が届きました。やれやれ。
まあ、無事にできたのはいいとしてですね、上記の設定手続きをひとつするたびに「受け付けました」だの「完了しました」だの、やたらメールが届くわけですよ。もし、よく分かっていないわたしが悪戦苦闘している最中に悪質な迷惑メールが紛れてて「こちらをクリックして手続き進めてください」なんてあったら、ひょっとして引っかかってたかも知れません。恐ろしい話です。世の消費者の皆さんは、こんな複雑怪奇な手続きを理解してヒョイヒョイ遂行できるのでしょうか。社会のIT化にちゃんとついてってるという自覚がありましたが、なんというか、自信無くなってきました。トホホ...