コメ不足もこれだけ大騒ぎになると、政府の対応についてまた少しく言及しておかねばならんでしょう。
自然災害はいつどこで起こるか分からないんで、充分な備えとともにいざ起こった場合は、行政が最優先で対応に当たるのが当然です。阪神淡路や能登地震、毎年の台風による多くの水害に際しても日本政府は一生懸命対応してきました。ただし悪夢の民主党政権時代に起こった東日本大震災では違いました。戦後最大の国難と言われた大震災からの津波、原発事故という未曽有の複合災害に際し、時の民主党政権の迷走によって、ただでさえ国際的プレゼンスの失速期にあったわが国と日本国民はとてつもない苦難を味わいました。絶対に許すことはできません。
それはさておき、昨年来の米価格の急騰は誰が予想したでしょうか。これは果たして自然災害か、はたまた人の為せる厄災なのでしょうか。
去年の夏、「令和の米騒動」勃発として、コメが不足しているらしいけど新米が出回れば収まるやろと書きましたが、あに諮らんや1年近く経っても収まるどころかおコメの値段はさらにどんどん上がってとうとう平時の2倍を超え、収まる様子がありません。なんかおかしい。
原因はいろいろ言われてます。昨年の夏はとにかく暑くて、その影響でお米が不作やったからとか、肥料、農薬などの価格高騰とか、いわゆる減反政策でそもそもお米を作る農家が減ったからとか、円安で家畜の飼料が高騰しコメが転用されたとか、もっともらしい原因はいろいろ言われてます。
しかし、どれもこれも、過去にも同じようなことはあったし、減反政策の失敗なんてそれこそ今に始まったことではありません。にも関わらず今回に限っていきなりおコメの消費者価格が爆騰し、何パーセント上昇なんてレベルやなくて一気に2倍になるなんて、どう考えてもおかしい。
備蓄米の放出なんて焼石に水です。しかも農水大臣が口が滑ったがためにクビになって、後任が登場したとたんに事態が動くなんて「今まで何やってたの」って話です。
先日、親しい友人からおコメを分けてもらいました。嬉しかった。兼業農家のコで、つまり日々のおコメは自給してはるお家です。常常「コメ作りは毎年赤字」と言うてましたが、少なくとも彼女らに今回のコメ騒動はあまり影響はないわけで、うらやましい限りです。ほかにも職場の同僚らに聴くと、田舎の親戚から送ってくるのでおコメは買ったことがないという、前任のバカ大臣みたいな人は案外多くてですね、わが家のような持たざる一般消費者としては、このあたりに格差社会の構図を見た気がします。
しかしですよ、農家さんは毎年赤字、消費者はコメ価格の激騰に苦しんでいる。ではいったい誰が利益を得ているのかという話になります。資本主義経済下で、誰も利益を得ず労働付加価値と貨幣相当価値が消えてしまうわけがありません。もしそうだとしたら北朝鮮みたいなナンチャッテ国家と同じです。いったいどこがおかしくてスーパーからコメの袋が消えてしまったのか。ナゾが深まります。
結局は全部含めて国政の無策が原因ということになります。昨年も書いたように、減反政策を根本から見直す必要があります。無能な政府が神になったつもりで米価をコントロールしようとするから、今回みたいに古古古米の備蓄を放出するような事態を招くのです。作りたい人は作りたいだけおコメを作り、消費者は、購買余力が許す限り好きなブランドの米を好きなだけ入手できる、健全な流通経路の構築が必要です。
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