いい音に包まれて

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 昔のテレビCMのコピーに「もしウイスキーと音楽がなかったら心がグシャグシャになってしまう」というのがありました。私はビールがあったらウイスキーは別になくてもええんですけど、音楽についてはまさに同感。家にいるときは、ずっと音楽聴いてます。癒されます。あ、電車の中でもiPodで聴いてるけど。

 クラシックが多いのですが、フォーク、ロック、ジャズなどその日の気分に合わせて1日中何らかの音楽が流れてます。リビングにはちゃんとしたオーディオセットがあるのですが、うちの奥さんがテレビをご覧になってるそばで鳴らすわけにはいきません。というより、自宅にいるときは自分の机に向かっている時間がいちばん長いので、聴くのはもっぱら書斎でということになります。ところがだいぶ前に愛用のCDラジカセが壊れて、それ以降というもの書斎にまともなオーディオ機器がなくなってしまいました。

 で、どうしてたかというと、CDウォークマンに20年ほど前に初めて買ったパソコンに付いてたスピーカーをつないで鳴らしてました。何という貧弱な音であることよ。しばらく我慢してましたが、せっかくの寛ぎの時間の充実を図るため「よおし、新しいミニコンポ買うべ」と思い立ち、さっそくヨドバシ梅田に出かけた次第です。

IMG_2076.jpg クルマでもテレビでも耐久消費財は何でもそうですが、そうたびたび買うものではないので、その時点の新製品となると前回買ったときと比べて格段の進歩を遂げてます。今回もそうでした。売り場に並ぶ製品はほとんどがiPodやiPhoneをそのままつないで再生する機能があります。USBメモリに入れた圧縮音源も聴ける。なるほどこれが昨今の主流なのかと納得しつつ、ポップやカタログを読み読み勉強しながら長時間かけて吟味し、見つけました。

 小さなスピーカーの筐体が重厚な木製で、なんとコーンまで紙ではなく木でできてる。楽器の多くが木であることに習い、楽器のように音を鳴らすというコンセプトやそうです。よくわかりませんが、理屈はどうあれ聴いてみて、なるほどいい音してる。

 またこのスピーカー、形がいい、サイズがいい。小さな小さな部屋の中で、デスクの上にチンと置いて聴くのに最も適した逸品です。お値段も手ごろ。一発で気に入り、これッ!と決めて買っちゃいました。

 ダウンサイジングの世の中、つくづくこの大きさが何とも良い。大学時代、友人の多くが小さなアパートや下宿ででっかいコンポネント・ステレオを畳の上に置いてたのを思い出します。当時もオーディオは趣味の王道で、彼らも苦労して何十万円もする製品を買ったはいいけど、アンプのボリュームを最少の「1」の目盛りまで上げようもんなら、大音響が部屋中に響きわたり、ご近所迷惑この上ない。夜はもっぱらヘッドホン。大出力のスピーカーなんて結局無用の長物やったのです。

 このたびわが書斎ににやってきた新しいコンポ、さっそく聴いてみると期待どおりの実にクリアな音。ヨドバシの売り場で鳴ってたレベルまでボリュームを上げると自宅ではとても許容できない大音量となります。この環境の違いがクセモノで、果たしてわが書斎で小さい音でどう鳴ってくれるかに一抹の不安がありました。しかし合唱曲など音の強弱の幅が大きい曲でも見事に再生されます。これはアタリです。うれしい(^^)v

 iPhoneをじかに接続するドックもありますが、つながなくてもwi-fiネットワーク機能で手元で再生できます。やってみるとCDと比べてもまるで遜色ない綺麗な音。デジタル技術、恐るべし。知らず知らずの間に世の中は何と進歩していることか。

 以前より少し音量上げて、いい音に包まれる小さな幸せを満喫しています。

式辞と五賢帝

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 早いもんで弥生三月、卒業式シーズンが始まり、さっそく昨日、高等学校の卒業式に出席しました。

 入学式、卒業式というと当事者である学生・生徒、保護者の皆さんはそう何度も参列することはないわけですが、わたしは学園関係者・来賓として、毎年春の時期には学園で挙行されるたくさんの式に出させてもらってます。卒業式は、学校のもっとも重要なセレモニーであり、主役の生徒にとっても3年間の高校生活成就のけじめとして、その人生においても思い出に残る大切な日となることは、いつの世も変わりません。

 今年も校長先生の式辞がよかった。IMG_2072.jpg

 卒業生の中にひとり、入学時から足が不自由で3年間車椅子で通った生徒がいます。なんと彼は一日も休むことなく出席を続け、式の中で皆勤賞の表彰を受けたうちのひとりでした。校長先生は式辞の中でそんな彼のことと、同様に一日も休むことなく彼の車椅子を押して送迎したお母さんのことを紹介し、彼のがんばりを讃えお母さんの苦労をねぎらいました。彼の卒業をこころから祝福し、また、その将来に幸多かれと祈らざるをえません。

 私自身の卒業式も、小・中・高と3回あったはずです。大学も間違いなく卒業したのですが、事情あって卒業式には出席しませんでした。

 その3回の式典でも、昨日同様に校長先生の式辞があり、巣立ちのハナムケとして感動的なお話を聞かせてもらったはずですが・・・覚えてない。もし今聞いたならきっと薀蓄に富んだすばらしい話として昨日同様に感動して心に残ったものであったろうと思いますが、結局身につかなかったわけです。もっとちゃんと聞いとけばよかった。式辞に限らず、自分にとって価値のある知恵や情報を吸収するチャンスが限りなくあったのに、そのほとんどをスルーしてきたことをあらためて思います。これが人生というものか。

 似たような話。先日、高校の日常の授業を見学するというある企画で寄せてもらったのが日本史の授業でした。室町時代でしたが、先生の話、とても面白い。興味深い。教室の後に座ってフンフンと楽しく聞いているうちあっという間に時間が過ぎていきました。ところが生徒たちはと見ると、熱心にノートをとっている子もいますが、大半は苦行に耐えているといった様子で寝落ち寸前。中には耐えきれず机に突っ伏して討ち死にする子もチラホラとでています。すると先生は、そばを通ったときに教科書でツンツン突きながら淡々と授業を進めていくのです。

 せっかくの、こんな面白い話をなぜちゃんと聞こうとしないのかと思いつつ、自分も高校生時代こんなやったよなぁ、と気がついた次第です。IMG_2064.jpg

 学生時代、特に中学・高校の授業は受験に特化した知識の詰め込みが多いことは否めません。高校時代の友人と飲むときに「俺、今でもスマトラ島の油田の名前、北から順に言えるよ」と言えば友人は「私なんか、ローマの五賢帝言えるもんね~」

 これまでの、またこれからの人生で果たして何の役に立つのかという話です。

 知識そのものに大して意味はなくても、学力を鍛えるツールと割り切って覚えるしかなかったあの頃。脳内から無駄な記憶を一掃できれば、その空いたスペースでもっと大切なことが覚えられてたかも、なんて思う今日この頃です。油田の名前を生涯忘れない私と、車椅子で皆勤通した彼、比較する必要もないのですが、「教育の成果とは」ということを考えてしまいました。

 そうそう、無駄な知識といえば、先月受検した「奈良まほろばソムリエ検定1級」合格通知来ましたよ。自己採点ピッタシ100満点の75点でした。これこそ「何の役に立つの?」の極みですが、知識欲を満たす趣味の領域として、これはこれでいいのです。友人たちからお褒めいただいたこともあり、調子にのってソムリエ取得を目指すこととします。

天晴れ、日本代表

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 昨日から、恒例となった奥飛騨温泉郷への湯治に参じておりまして、さっき帰ってきたというようなわけで、今回の更新は遅くなってしましました。

 雪に埋れたほっこり脱日常の様子はいずれ書いていくこととして、今日は冬季オリンピックの話続けます。P2224307.jpg

 なんだかんだと言ってもやはり世界最高のスポーツイベント。放映権買った放送局の涙ぐましい必死の努力も奏功し、また日本のメダルの数も増えるにつれて、だんだんと盛り上がってまいりました。

 特に浅田真央選手のパフォーマンスには日本中が感動させられたように思います。やはり彼女は華がありますよね。われわれ一般ピーポーはいつもヒーローを求めています。マスコミの喰いつきも、ここぞとばかりに全力できましたしね(^^)
 メダル以上の価値ある活躍という評価に異論はないでしょう。前回書いた「国の金で行っといて云々」言ってた連中、果たしてどんなコメントするんでしょうか。それでもやっぱり「メダル持たずに帰って来るな」とか言えるのなら大したもんです。

 スノーボードパラレル大回転で銀メダル獲得の竹内智香選手のコメントがよかった。「メダルよりも、これまで競技に取り組んできた十数年間の方がはるかに価値がある」

 これぞアスリートの極み。一途に打ち込む姿こそ何よりも美しい。

 そんな感動の嵐が列島を席巻する中で、元総理大臣の森さんはなかなかいい味出してくれましたよね。東京五輪の組織委員会会長でしたっけ。偉いさんとして国民全部を敵にまわして、「肝心なときに必ずコケ」たあの娘に、どのように声をかけるつもりでしょうか、心配です。(^^)IMG_2030.jpg

 しかしまあ大丈夫でしょう。この人、そうとうにツラの皮、厚そうですし。

 ところで、そんなマスコミの狂騒をテレビで観てる中で知ったのですが、なんとオリンピック日本代表の選手たち、開催地のソチ入りするのに日本からの航空機はエコノミークラスなんやそうです。ビックラ仰天。

 そら、ないでしょう。どう考えてもおかしい。日本最高のアスリートたちが世界最高の舞台に移動するのに、国はその体調管理にできる限り配慮すべきです。選手たちの長旅は当然、全員ビジネスクラス使ってしかるべき。

 国費を選手たちのために使うのが、そんなに悪いことなんでしょうか。メダルを取ろうがそうでなかろうが、最高の素質をもって選ばれ、誰よりも辛い練習をこなして、みんなの夢を背負って晴れてオリンピックに臨んでいるのです。可能な限り最高の条件を提供するべきです。ヤンキースのマーくんが渡米するのに旅客機1台まるまるチャーターするご時勢、「選手団は政府専用機使ってください」くらいのことやっても、日本人のいったい誰が文句を言うというのでしょうか。

 一方、JOCの役員たちが現地入りする際には しっかりとビジネスクラスやそうです。かの厚顔会長なんて、ひょっとするとファーストクラスとちゃうかなんて話です。だいたい、審判さんたちならまだ分かるけど、役員なんて現地に行く必要あるんでしょうか。いったい何してるんでしょうね。

 などと、なんやかや不条理も見え隠れした今回の冬季五輪ですが、いよいよ最終日。閉会式しっかり楽しませてもらいます。国民に夢と勇気と感動をあたえてくれた選手たちに感謝し、2020年東京へとさらに夢をふくらませつつも、選手たちに負けないように、私は私で自分なりに頑張っていくこととしましょう。

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 前回も書きました「台湾坊主」ですが、なんと2週続けて出現し、またぞろ全国的に大雪に見舞われました。

 今回の雪はさらにひどくて関東甲信越から東北にかけて記録的な積雪となったそうです。関西圏でも先週よりもよく降って、ふるさと奈良県では24年ぶりの大雪警報が出たとか。先週は土日でしたが今回はウィークデーで通勤・通学に支障がでて、特に大学入試にも影響したりしました。大阪市内でも湿った雪が降り続き、職場隣の城北公園もみるみる真っ白になっていきました。午後になって降りやむと、積もった雪はあっという間に溶けていきましたが。出勤途中に立ち止ってめったにない風景を楽しんでいるうち、自分自身も吹きつける湿った雪で真っ白になりました。まったく、喜び庭かけまわる犬と同じレベルとは思いながらも、めったにない風情を楽しんだわけです。Facebookのウォールでも、皆さん身近の大雪の様子を競ってアップしてます。大雪にワクワクするのは私ひとりではなかったようです。

 さて、現下開催中の雪と氷の祭典、ソチ冬季オリンピックで羽生選手が金メダル獲得というニュースがありました。ひょっとしたら今回日本は金ゼロかも、とか言われ出した中だけに、本当によかったと思います。うれしい(^^)v

 国民に喜びと元気を与えてくれたメダリストには心の底から拍手を送りたいところですが、先にも書いたように、選手たちは「国のため」とかいう変な気負いを感じてほしくはありません。「国費で行かせてもらっといて負けたら『思い出になったとか楽しかったなんてコメントはあり得ない」、なんていう戯言が一部で出ているそうですが、「あほか」と言ってやりたい。我々は何の苦労もせず勝手に期待しているだけであって、選手諸君はわれわれのために闘っているのではないし、ましてや国のためでもありません。純粋にアスリートの本能、本分として競技でパフォーマンスを発揮しているのです。残念な結果になったとしてもいちばん悔しいのはもちろん選手本人なんやから「期待に応えられなかった」とか「応援してくれた人に申し訳ない」なんて周囲を気にする必要はまったくない。「お国のため」なんて何と気色の悪い、まるでどっかの将軍様の国みたいやないですか。国費を使ってオリンピックに出場するのも選手個々のこれまでの努力が結実しただけであって、彼らにはその資格があるのです。大いに楽しみ、大いに思い出を作ってもらいたいものです。

samuragochi.jpg ところで、今、googleの検索で「交響曲」と入力するとサジェスト機能(自動入力候補表示)で「交響曲第1番 hiroshima」と表示されます。佐村河内さん、大変な騒動になったもんです。

 以前、当の交響曲の演奏会のチケットを入手したものの残念ながら仕事で行けなかったことを書きました。うちの奥さんは早々に代わりのペアを見つけて出かけていったわけです。佐村河内さん本人の登場もあり「よかったわ~」とか感激してたのに、今では「金返せ~」とか叫んでます。チケット買ったのは私ですよ(^^;)。

 しかし、作品自体の素晴らしさは変わらないのであって、何だか妙な感じです。家内を含めて感動した人たちは作品や演奏ではなくて、現代のベートーベンを巡る物語、背景に魅せられていたわけですよね。氏のやったことは確かに非難されるべきですが、彼がいなければ少なくともこの素晴らしい作品が世に出ることはなかったわけで、その点に限れば歴とした功績と言ってよいのです。

 とは言うものの実は私、まだこの曲聴いたことがない。機会があればCD入手して純粋に作品を楽しんでみたいと思ってます。

 最近は「南岸低気圧」というそうですが、われわれの世代では「台湾坊主」といったほうがわかりやすい。冬の終わり頃、台湾付近にポンと現れて、日本列島の南海上を急速に発達しながらゆっくりと東に進む低気圧のことです。雪雲が列島の尾根を越えて南まで引っ張られるので、太平洋側まで大雪をもたらします。

 一昨日から今日にかけてこの気象現象のせいで日本中が大雪となりました。東京は16年ぶりに10cmを超える積雪になったとか。めったに雪が降らない、積雪は年に約0回、多くて1回という大阪平野でも久しぶりに雪が積もりました。あっという間に溶けてしまったけど。IMG_1971.jpg

 今回の雪が降り始めたころ、私は仕事で広島にいました。低気圧の移動とともに新幹線で大阪に帰ってきたような具合です。雪が降りしきる東広島駅というのは初めての光景です。なかなか情緒があるやないですか。

 雪が好きということは以前にも書きました。世界有数の豪雪国であるわが国において人と自然とのかかわりを思うとき、雪の果たす役割はとっても大きい。このとてつもなく美しい日本の花鳥風月にあって、雪はその真骨頂やと思うのです。毎度、雪国に暮らすひとたちの苦労を知らず勝手なことを言うのはいささか恐縮するのですが、雪に閉ざされた厳しい冬を乗り越えて迎えるからこそ、いやまして春の愛おしさが際立ちます。

 粉雪、淡雪、細雪、牡丹雪、綿雪、粗目雪、帷子雪、小米雪、斑雪、単なる自然現象をこれほど緻密に区別して表現するのも、古来自然を畏れ、慈しんできたわれわれ大和民族の繊細な感性なればこそでしょう。英語にすればぜ~んぶひっくるめて「SNOW」(^^)b

 雪といえば、ソチ冬季オリンピックが開幕しました。いつもながら時差がきつい。TV観戦でしばらくは寝不足の日々が続きそうです。しかし、いつの世も五輪はいいものです。わが国の代表選手たち、日の丸背負ってるなんて意識せずのびのびと楽しんできてほしいもんです。結果がどうであれ日本を代表する若者たちが4年に1度の世界最高の舞台で颯爽と繰り広げるパフォーマンスには、心のそこからの賞賛を送りたいと思います。

 ところで、次回の冬季五輪は韓国の平昌というところでやることがいつの間にか決まってるらしい。例の「冬のソナタ」のロケもあったりして韓国でゆいいつ雪がそこそこ降るエリアやそうですが、果たしてここで冬季五輪が本当に実施できるのか懸念されてるそうです。招致に際しては、リゾート開発と合わせて競技施設の整備を進め、高速鉄道を建設してソウル首都圏からのアクセスを大きく改善するという約束やそうですが、そのリゾート開発の事業体が資金難で早々に撤退しました。そうなるとオリンピックのためだけに莫大な費用かけて寒村まで高速鉄道を造るなんてできるはずもなく、こちらも頓挫。それよりもそもそも雪が少ない上に標高差も貧弱な朝鮮半島で、最高の条件で競技を行うに足るコースが作れるのかが根本的な問題となっているとか。よくもまあ招致したもんです。開催を決めたIOCもいったい何考えてたんだか。

 まあ、先の懸念はひとまず置いといて、今回のオリンピックを精一杯楽しむこととしましょう。

  頑張れ、ニッポン!

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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