台風の影響でぐずついた天気が続いています。部屋のデジタル時計は気温27.4度、湿度75%。不快指数を計算すると78.1となります。「日本人の場合、不快指数が77になると不快に感じる人が出はじめ、85になると93%の人が暑さによる不快を感じると言われている」そうです。(ウィキペより)
しかし、この程度の気温と蒸しようならばエアコンなしでも十分対応できます。扇風機にあたっているとむしろ爽やかなくらい。梅雨を乗り切った日本人のカラダは夏の湿気をもろともしない耐性を得るのやなあと感心した、今朝の目覚めであります。
さて、昨日のこと。職場地域の経済団体の関係で京都の貴船に行ってきました。年次総会などの行事のあとの懇親会はお約束の川床料理でした。
実は昨年も同じ目的、同じお店で川床を堪能したのです。
納涼床は川沿いや川の流れの上に床を設置して宴席とする京都の夏の風物詩で、鴨川へりと貴船が有名です。鴨川では「ゆか」、貴船では「かわどこ」と呼んでます。
今年はすでに双方とも臨む機会がありました。いずれも仕事の関係ではありましたが。さらに先日の気の置けない仲間の集まりも祇園やったし、今年の夏も京都づいてます。
鴨川の床は京都の中心、四条大橋の南北川沿いに並ぶお店がそれぞれ川に向かって床を設置してます。実にたくさんのお店が競っています。床は水の流れの真上というわけではありませんが、広い鴨川の水面を渡ってくる風はそれなりにヒンヤリしていて、夏の屋外にありながらそれほど暑さを感じません。祇園や河原町にも近くアクセス便利で、お気軽に寄れることから繁盛を極めてます。
一方、貴船はアクセス不便。電車やと京阪、叡電と乗り継いで最寄りの貴船口の駅からさらに数キロ。お店から迎えの車が必要です。しかし川床の風情は圧倒的に貴船の勝ち。京都の北、鞍馬の山中に向かってとっとこ登っていくだけあって、そもそも気温が市中よりもかなり低い。床が流れの速い川面の上にあるのでそのぶん冷える。さらに周囲を山に囲まれてフィトンチッド発散とマイナスイオン効果もこれあり、いるだけで爽やか。日暮れにはさらに情緒が高まり、つまりは納涼効果抜群なのです。
しかし昨日はお天気がもう一つということで、はたして床に出られるかどうかが実に微妙でした。雨が降ると当然アウトです。一時は「今日は室内で」という話も出たのですが、結果的にお天気持ってくれて宴席はつつがなく実施できました。せっかく遠路貴船まで来てるのに室内で普通の宴会では何とも味気なくなるところでした。ただし、芸舞妓さんの着物や地方さんの三味線に雨がかかると具合が悪いということで、京舞の披露を先に室内で済ませたのちに床に移動して宴会再開という段取りとなりました。まあ、よかった。
いっそ川を覆う開閉式の屋根を造ればもっと効果的やのに、なんて話も席上出たのですが、河川法やなんかの規制でそれはできないんやとか。野暮な法令とは思いつつ、いろいろと大人の事情があるみたいです。
無事に宴会終わり、大型バスで大阪に帰る一行と別れて私は貴船口の駅から叡電に乗ったのですが、電車走り始めて何故かすぐに急ブレーキ。警笛をブォォ~ンと鳴らし続けてます。何事かと思ったところどうやら前方線路上に鹿が1匹寝ていた模様。しばらくして走り始めると線路脇の林の中から車窓を恨めしそうに見上げる小鹿の姿が見えてました。
さて、今日は甲子園でナイトゲーム観戦予定なのですが、台風の雲がさらに攻めてきており、こちらも雨が心配です。なんとか中止になりませんように。
先週、梅雨明けはまだ先かなどと書いた次の日に近畿・東海が梅雨明けし、本格的な夏がやってきました。と同時に猛烈な暑さが日本に襲いかかってます。夏の主役、太平洋高気圧の勢力が強く、列島の上をこんもりと覆った暑い空気の逃げ場がない状態なんやとか。おとといは気象庁の観測地点の4分の1が猛暑日(35℃以上)、岐阜県の多治見でなんと39.3度。体温より気温の方が高いということはつまり、ただ立ってるより誰かと抱き合ってる方が涼しいわけで、明らかに人の道を外れた異常事態です。まだ7月ですよ。やっぱり、地球がどうにかなってしまってるのではと不安になってきます。
昨日の朝、ベランダに出てみると朝顔ネットに蜻蛉が1匹とまってました。疲れてるのか、傍によっても逃げません。我が家はマンションの7階ではありますが、たまにこうやって小さな訪問者があります。蝶やトンボは頻繁に来るし、新居を求めてつがいのハトやスズメが飛来して「ここなんかどやろ?」とか話し合ってることもあります。丁重に断わってお引き取り願ってます。だいぶ以前、手すりにアマガエルがいたこともあります。地上から上って来たとするとまあ大変な労力です。
ところで以前も書いた気がしますが、高校野球大阪地区大会の応援は鳴り物が禁止されているようです。吹奏楽のブカブカ、ドンドンがありません。故郷奈良県の予選はOKなんで、奈良球児の聖地、佐藤薬品スタジアムがある橿原の杜では大会中、歓声とともにラッパと太鼓の音が響きわたるのですが、大阪ではそれがないのが実に寂しい。
彼のセッティングによる京文化研修会ももう何回目になるかなぁ。「祇園」は世界中京都以外のどこにもない、かの大石内蔵助と一力亭のエピソードに象徴されるように元禄の頃にはすでにその伝統を確立し、幕末の大動乱期には新撰組浪士や坂本竜馬をはじめとする勤王の志士らのド派手なスペクタクルの舞台ともなりました。素晴らしきわが国の文化の中にあっても異彩を放つ奥深き京文化の金字塔です。
「竜馬がゆく」はとにかく痛快。難解な文章を用いない司馬作品の中でも軽くて読みやすく、漫画雑誌を読むようにトットコ読み進められる。そして読み終わると皆一様に「よおし、俺も竜馬みたいになるどーー!」最初にこれを読んでしまうともう司馬遼さんのとりこになってしまいます。若いころのわたしがそうでした。こどもたちに読書の面白さを摺込むのにももってこいの傑作やと思います。そもそも日本人は坂本龍馬が大好きですが、その人気はこの作品が世に出たことが大きく影響してるんやないでしょか。