今年の京文化

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 今日は朝から雨模様。と思ってぼぉ~っと空見てるとどしゃぁっと降ってきました。出かけずに完全休養日とし、昨日の余韻に浸ることといたします。

 また、祇園で遊んできたわけです。P712475A.jpg

 もはや恒例となってしまった高校時代のクラス会ですが、今回も京都ゆかりの幹事氏の尽力により一日楽しいひとときを過ごしてまいりました。

 今回の舞台は東山真葛ヶ原の老舗料亭「菊乃井」さん。そう、今年もミシュラン三ツ星、世界最高峰のお料理をいただくこととなりました。

 大正初期に建てられたそのままという建物の鴬張りの廊下は、過ぎた時間を主張するごとく艶やかに輝き、それだけで重厚な歴史を感じさせます。たどりついたお座敷も実によい雰囲気。弥が上に膨らむ期待。

 開宴後は例によって近況と想い出話にひととき花を咲かせたのちに、芸舞妓さんたちのご入来となりました。今回はこの「舞妓さん目当て」の参加者もいたところ、なんとこれも幹事氏の計らいで昨年の集いで一気にわれらのアイドルとなった「実佳子さん」登場に一同の興奮はピークに。

 女性陣からは悲鳴があがり、男どもの鼻の下は伸び切ってしまってます。お久しぶりです。1年ぶりの再会に実佳子さんもうれしそう。彼女この1年間という短い月日で落ち着きと貫録が増し品格が滲んできました。たしかまだ10代半ばですよ。厳しい修行の成果が見て取れます。昨年の熊魚菴たん熊の際にはなかった京舞の披露もありで、時間を忘れて大いに盛り上がりました。

 発売中の「婦人画報」が京都を特集しており、なんと実佳子さん「祇園の華―舞妓さん―」の記事で密着取材されているのです。これもタイムリーな話題となりました。

P7124719.jpg 彼のセッティングによる京文化研修会ももう何回目になるかなぁ。「祇園」は世界中京都以外のどこにもない、かの大石内蔵助と一力亭のエピソードに象徴されるように元禄の頃にはすでにその伝統を確立し、幕末の大動乱期には新撰組浪士や坂本竜馬をはじめとする勤王の志士らのド派手なスペクタクルの舞台ともなりました。素晴らしきわが国の文化の中にあっても異彩を放つ奥深き京文化の金字塔です。

 これまでにも繰り返し書いてきたように、わたしは現在大阪府民ですがその魂は生粋の奈良県の土人で、今でもふるさと奈良・吉野リスペクトの心情と信条は揺るぎもしません。奈良と京都、比べる必要もないのですが、もしその魅力を比べるならば圧倒的に奈良の勝ちと心底思ってます。しかし、祇園の伝統と風情だけは素直にスゴイと感じます。訪れるたびにそう思えてくるのです。

 今回の集いは同窓生ではありながらほぼ初対面という人あり、遠く四国から参加という人もあり、輪が拡がっている感があって良いです。近々初孫誕生予定、という報告もありました。そいやそんな歳になってきました。いつもながら、仕事に家庭に皆一様にそれぞれの人生を疾走している様子を知ると、人生半分過ぎたけどまだまだ俺らの時代、今がフルスロットルという思いを新たにします。同時に学生時代たった3年間の絆が深く強く刻まれているのをあらためて感じます。いつもいつも思うのですが、クラス会はいいもんです。

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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