今年は桜が早い。例年ならば欣喜雀躍して西に東にお花見に出かけているところですが、昨年に引き続きコロナ禍で自粛とあって、陽気によるウキウキ感も実に微妙な新年度のスタートです。
聖火リレーが始まって東京五輪は各方面やる気満々ですが、果たして予定どおり行われるのか。最近「ホントにやるの?」という議論も下火になってきたのはマスコミが政府に忖度しているからか、はたまた私の知らないところで、国を挙げて「やるゾーっ!」て方向性が整ってきてるのか、よく分かりません。めでたさも中くらいの盛り上がりです。
大阪では「まん延防止等重点措置(まん防)」というのんが発令されるらしい。飲食店の営業時間の短縮要請など、緊急事態宣言に準じる規制のようです。次々といろんな新しい施策が出てくるもんです。昨日の大阪の新たな感染者数666人は5日連続で東京より多いって、ちょっとどうよって感じです。聖火リレーも中止となりました。ランナーに選ばれてた人はさぞ残念でしょうが、この状況では致し方ありません。
ちなみにマンボウといえば、回転寿司で供されるマグロの代用品の深海魚「赤マンボウ」はマンボウの仲間ではないということです。
さて、先週田中邦衛さんの訃報が伝わりました。同じ日の新聞に、ノーベル賞の赤崎勇さん、「キックの鬼」沢村忠さんの訃報が一緒に載った中で一番大きい扱いでした。なんと、いつの間にか88歳になっておられたと聞いてびっくり。
「北の国から」の名演が印象深いですが、我々の世代やとやっぱり加山雄三の若大将シリーズの青大将役が印象に残ってますね。といってもシリーズがヒットしていた頃はわたしまだ小学生やったんで、映画館ではなく後年テレビで観たわけです。主人公加山雄三のライバルというか好敵手の役どころで、「若大将」に対抗して「青大将」なんて、安直というかなんというかよき時代の雰囲気を感じます。
シリーズ7作目「アルプスの若大将」では、青大将ではないのですが、苗場のスキー場でマドンナを襲う不良に対して若大将加山雄三が「山に来て変なことするやつは許さないぞ!」と一喝する場面があります。のちに週刊誌がこのセリフを捉えて「だとしたら、苗場プリンスホテルに泊まってる連中なんか、みんな許してもらえない」と突っ込んでました。青大将の訃報から、自分の若かりし日のそんな思い出が蘇ってきました。
強烈な個性、存在感という点で、マンボウも魚の世界ではなかなかのもんですが、銀幕での田中邦衛さんにはとても及びません。素晴らしい俳優さんでした。ご冥福をお祈りいたします。
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