ハコスカ的カセットデッキ

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 暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、朝夕少しずつ涼しくなってきました。

 今年の夏は歴史に残る暑さを経験しただけに、急激な気候の移ろいにあってはいつも以上に体調の管理に気をつけねばなどとつらつら考える、4連休のスタートです。明日は久々の釣行なんで、土曜日のこんな時間にブログを更新しています。

 コロナ以降、家で過ごす休日が増えてます。飲み会もめっきり減りました。てかまったくありません。今日も朝からクルマ洗って部屋の掃除して、午前中に用事らしい用事は済んでしまってあとは一日中本を読んでブログ書いてとまったりと過ごします。さっきから何気なくY!オークション眺めてて、ふととある出品が目につきました。

dragon.jpg Nakamichiの「DRAGON」というカセットデッキです。

 ナカミチはアナログオーディオ時代のカセットデッキ専門メーカーで、われわれ一般人にはちょっと手が出ない高級機を作っていました。中でもドラゴンは知る人ぞ知るマニア垂涎の逸品でした。前面の操作スイッチの配置がドラゴンのウロコを彷彿させるところから名前がつけられたそうです。ニックネームではありません。型式が"DRAGON"です。

 ものつくりニッポンが全盛だった頃には、白モノ家電に代表される超一般向け大量生産製品が高度成長を支える一方で、Nakamichiのように「素人お断り。ついてこれるマニア客のみ相手にする」こだわりの強いメーカーがたくさんあったように思います。

 Nakamichiのこだわりを示す製品としてDRAGONの後継機として作られたRE-505Eという、これも伝説となった製品があります。最近の若者はもうカセットテープの存在すら馴染みが無くなってて、ましてや「オートリバース」なんて聞いたこともないでしょう。テープの片面が終わると再生ヘッドが回転するとともにリールの軸が逆に回転して、テープを裏返すことなくA面B面を続けて再生する機能のことです。録音も同様。しかしRE-505Eのオートリバースはなんと、A面終わるとカセットが前に飛び出し半回転して元に引っ込み、B面の再生が始まります。ひとが手で行うそのままの動きを機械にやらせることでヘッドを固定し、メカニカルな動きの負担で音質の劣化が生じるのを防いでいるのです。何という発想。専門メーカーなればこそできたこだわりの極致といえるでしょう。Nakamichi_RX_505.jpg

 大学生時代、SONYのお手頃なコンポやウォークマンでオーディオを楽しんでいたわたしも、秋葉原の店頭でこのデモ機を見たとき、その迫力ある威容と度肝を抜く動きに圧倒されたもんです。

 こだわり系の企業にありがちなようにNakamichiもバブル崩壊で姿を消したと聞いています。しかし、発売から40年以上を経てもDRAGONの人気は衰えず、このオークションの品はジャンク、つまり劣化して満足に動かないにも関わらず、現時点で33,000円の入札があります。

 クルマで言えばハコスカやTOYOTA2000GTのようにビンテージ価値が生じているのです。かつて思い出のラジカセを何万円もかけて入手し復活させたわたしには、この入札者の気持ちがよく分かります。

 しかし、買おうとは思いません。手を出してしまうと、そのあと絶対に修理します。今度は何十万円の投資が必要かも知れません。ここは理性に頑張ってもらって欲求を抑えるところです。

※ 追記 
 上記オークションの壊れて動かないDRAGON、結局税込177,100円で落札されました。

B-CASカード

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 「勝ったよ~!」

 先ほど終わったテニスの全米オープン、大坂なおみ選手が見事に2度目の優勝を果たしました。テニス大好きのうちの奥さんは夜中に起きて観るつもりが、起きた時にはすでに第3セットやってたらしく、まあそれでも優勝の瞬間はリアルに視ていたわけです。何も知らずに先ほどのこのこと起きてきた私に教えてくれたのです。

 実にめでたい。コロナ禍でワクワクするスポーツイベントが減って、プロ野球もジャイアンツが自民党の総裁選挙みたいに独走するなど盛り上がりに欠ける中、久々に嬉しいニュースです。

 さて、先月のエントリーで新しいテレビ買ったこと書きましたが、その周辺で先週起こったこと書きます。

 さっこんのビデオデッキは機能、性能ともに進歩し、テレビ視聴に関するたいがいの欲求は満たしてくれます。ホームビデオが世に出始めた1970年代半ば、テレビ番組を保存しておいてあとで見ることができるなんて、それだけで夢のように画期的なことでした。小学生のとき学校で、録画したテレビ番組(いうまでもなくNHK教育放送)を授業で再生した先生が「すごいやろ」と自慢してたのを覚えています。オープンリールのビデオデッキでした。

 その後、ホームビデオも大量生産が進みどんどん一般家庭に普及しはじめ、例のVHS陣営 vs β(ベータ)陣営のビデオ戦争でVHSが天下をとってその後の繁栄に至りました。家電量販店では、VHFの巨大なビデオカセットテープが山のように積み上げられてた時代です。そして今世紀に入って、保存媒体がDVDやBlu-Ray、HDDなどのデジタル電子メディアへと移行して現在に至ってます。

 かつては複数の番組を同時に録画するには、ビデオデッキを複数台用意する必要がありました。しかし今では同時録画どころか、デッキが勝手に放送をベタ録りし、事前に予約する手間すらなくなりました。一台で用が足せるのでテレビ周りが実にすっきりしました。また、あまりに簡単に録画されるので、とにかく見てない録画が増える増える。溜まった番組を見ていく時間の確保が最大の課題となってきましたが、これはビデオデッキの機能にその解決を求めるわけにはいきません。

20200912_021414440_iOS.jpg さて、そんな中で先週、リビングのテレビに1台だけ繋いでる多機能のHDDデッキに異変が起きました。とつじょ「B-CASカードを確認せよ」というメッセージが出たのです。

 「何、それ?」「そいや、なんか赤いカード挿してるよね。あれのことちゃう?」

 そう、「あれ」のことでした。デジタル放送が始まって以来、受信機(テレビ、ビデオ)には必ずあのICチップの赤い(青いのもあるそうですが、見たことありません)カードがついてて本体に装着しないとデジタル放送が映らないのです。今、うちにあるテレビやビデオデッキにも全部刺さってます。アナログでWOWOWを視てた頃は専用のデコーダーを接続してスクランブルを解除してましたが、今ではそんなもの必要なくて、このカードで有料放送の加入状況を判別して視聴の可否を制御してるんやそうです。テレビ周りがすっきりしてきたのも、こういう技術の進歩とインフラの整備によるところも大きいのです。

 日本人は、物質面でも、得られる情報面でも実に豊かになったもんです。部屋の照明を点けることを今でも「電気をつける」なんて言いますが、これは戦前戦後の頃、家庭の電化製品といえば電灯しかなかった名残が日本語に残ってるのです。それが今やわれわれの身の回りはデジタル信号にあふれてて、まさにビッグデータの大海に溺れているがごとしです。これまでの単なる情報処理技術者が進化した「データサイエンティスト」という新しいお仕事の概念も登場しました。

 話、逸れました。B-CASのことです。こんな単純なカードが壊れるもんなのかなと思いつつ、ネットで調べると確かに壊れた場合の対処が出てて、まあよくあることらしい。

 壊れたのがカードか機械のどっちかということを判定する方法が説明されてて(ようは別のカード挿して動くかどうか調べてねという至極単純なこと)、そのとおりやったところ、やっぱりこれはカードが突然ダメになったということが判明しました。B-CAS社のサービスに電話したところ「交換します」。郵便で送ってくれるらしい。ただしデッキ本体の方の保証期間が切れてるので有償とのこと。まあ別にいいけど。

哀れなり朝日新聞

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 コロナ禍で繁華街に出歩くことがすっかり減ってしまっこの頃ですが、今日、久々に所用あって梅田都心を歩いてきました。

 暑い。

 真夏日といっても35°C程度ではもうニュースにもならない昨今、今日も残暑はますます厳しくしたたたる汗を拭き拭き巡る街角は、コロナ前と比べてやはり人が少ない。去年の今頃週末ともなればキタ界隈はインバウンドの外国人で溢れかえっており、これはオリンピック始まったらものすごいことになるやろなあと思ってたもんです。第2波もそろそろ終息ちゃうのん?という声も聞こえてきましたが、ここは気を緩めずしっかりと対応していきたいところです。と言いつつ、コロナと台風におびえながら明日はまた出かける予定があり、今時分にブログを更新している次第です。typhoon10.jpg

 猛暑冷めやらぬ中接近している台風10号は、気象庁によると「特別警報級」「100年に1度の雨量」とまたぞろ形容詞がハリウッド映画のロードショウじみてますが、それほど事前の警戒が必要ということでしょう。警戒はしすぎて失敗することはありません。空振り大いに結構。ここは気象庁と国土交通省の意気込みを買って、国民ひとりひとりしっかり対応するべきでしょう。

 さて、新聞の政治面では過去何年にも渡ってポスト安倍が大きな課題とされてましたが、いざそのときになってみると簡単に決まるもんで、もう日本中、事実上次期総理大臣に決まった菅さんの話題で溢れてす。なんか自民党の総裁選いちおうやるみたいですが、大勢はすでに決してます。

 安倍さんの政策を引き継ぐことを明言されました想定のとおりですが、朝日新聞はどうにもこれが気に入らないみたいです。もともと反政府系メディアの筆頭としてことあるごとに政策批判を繰り返してきたんやから、安倍退陣となったことで勝利宣言でもすればいいのに「総括なき交代はダメ」などと称していまだに悪口の特集やってます。この期に及んでまだ「モリ・カケ」がどうのとヒステリックに見出しを打つ姿には呆れるとともにそこはかとない哀れみを感じます

20200905_080051955_iOS.jpg 安倍さん在任中にさんざん罵詈雑言を浴びせてもほとんど相手にされないばかりか、慰安婦問題ねつ造という、日本の報道史上最大の汚点を残しその後処理においても致命的なエラーを重ねたことで国民から愛想をつかされ、結果として経営が危ぶまれるほどに発行部数を減らしているのが、昨今の朝日の姿です。

 これまでも繰り返し書いてきましたが、朝日新聞は慰安婦報道についてその虚偽を認め記事を取り消しましたが、謝罪はいっさいしていません。のみならず、虚偽報道によって戦後最悪と言われる日韓関係の悪化を導き、国際社会において日本国と日本人の名誉と尊厳をとことん貶めた償いをどのように果たすのかについて、いまだになんの答えも示していません。

 総括が必要なのは去っていく安倍首相ではなく、朝日新聞です。7年8カ月の日本史上最長の政権を担った第2次安倍政権の終焉に際して、朝日自らが行った世論調査で国民の71%が「安倍政権を評価する」と答えた事実をふまえ、とことん政権に盾突きその理念の実践を妨害してきた自らの所業を総括することが朝日新聞には求められているのです。

 昨日の夕刊では、過去自民党総裁には女性がいないことを1面トップで報じています。安倍さんの悪口が時季はずれとなったら今度はジェンダーギャップを引っ張ってきて、多少ともリベラル味を出そうというわけですか。なんというか、もうね、朝日新聞、もうちょっと頑張ってよ。ほんとに。

紛らわしいって

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 安倍首相、辞めちゃいましたね。体調すぐれない中いろいろとしんどい課題山積でなかなか成果が出せず、コロナで止めさされたって感じですね。お疲れ様でした。ゆっくりと養生してください。安倍退陣だけを党是として政治活動を展開してきた立憲民主党の税金泥棒たちは、最後まで相手にしてもらえないうちに敵がいなくなったことで、その存在意義がますます希薄になります。この際、目的果たしたってことで全員揃って議員辞職すればいかかでしょうか。

 さて、今日の話題。

 戦後の頃、横浜にあったいくつかの旧制専門学校が合わさって新制大学としてスタートした際に、当時の文部省が「他にも公立大学の新設があるんで『横浜大学』って名前は遠慮してほしい」といういきさつがあって「横浜国立大学」という名称になりました。たくさんある国立大学の中で、名前に「国立」なんてついてるのはここだけです。文部省が調整して、後の禍根を除いていたわけです。

 突然何のはなしかとお思いでしょうが、先週出されたある判決についてです。

 学校法人瓜生山学園が設置する京都造形芸術大学が、4月から京都芸術大学に名前を変えました。これに対して京都市立芸術大が、「似てて混乱するからその名前やめて」と訴えてた裁判です。なんと大阪地裁は請求を棄却し、造形大に軍配を上げました。裁判長いわく 京都市立芸術大学の名称やその略称の京都芸大は著名でないから混乱はない、とのこと。

 この判決はおかしいと思いますぜ。

shiritugeidai.jpg 京都芸大は著名ですよ。有名ですよ。京都芸大と聞けば100人中100人が京都市立芸大のことと認識してきましたよ。京都造形芸大のことは「瓜芸」とか「造形大」と言って京都芸大と明確に区分してましたよ。これは学生、大学関係者のみならず社会一般に浸透してます。「著名でない」って、裁判長あんたが知らないだけです。

 世情に疎い裁判官は往々にしてとんでもないお粗末な判決を出すことがあります。このボンクラ裁判官、おそらく「もし訴え認めたら、認可した文科省の責任問題も出てくっし、ややこしいよな。却下しとこ。」ということでしょう。国政選挙のたびに起こる「一票の格差裁判」で、格差は明らかに違憲なのに「違法やけど選挙のやり直しは政府が困るから勘弁してあげる」というのと同じノリです。法と正義に基づくのではなく、判決に対する批判が、原告、被告どちらがよりめんどくさいかを基準として判決を書いてるわけです。その方が自分の保身に有利だからです。

ZOKEIDAI.jpg もっとバカなのは文科省です。ここで冒頭の話につながるのですが、造形大から申請あった際に「京都芸術大学ぅ? 公立の京都市立芸大が京都芸大って略称使ってるし、ややこしいからその名前はダメ」と認めてなければ何の問題も無かったのです。横浜のときの文部省はきちんと仕事できたのに、現代では役人のレベルが下がってるとはいえ、どんなバカでもダメだと分かるこんな申請をなぜ認可しちゃったのか。

 背景にはおそらく京都造形芸大の学長に元の京都大学総長が天下ってるという事情があるのでしょう。高等教育界の大物からの無理強いに官僚もイヤと言えなかったわけです。その結果がこのブサイクな争いを招いたのです。

 横浜国立大と横浜市立大の際には、お互いが相手を尊重し文部省の適切な指導もあって両大学は今日の発展に至っています。それが今回、造形大は競争に仁義もへったくれもあるかとばかりに既存の大学への配慮もなく、自分勝手なゴリ押しをやったのです。これはもうね、許されるものではありません。こんなことを認めてはいけない。上級審の判断が必要です。

 そいや、大学名に関しては、合併する大阪府立大学と大阪市立大学の英語名称が「University of Osaka」というのはけしからんと大阪大学(英語名称 Osaka University)が文句を言ってて、こちらも成り行きが注目されます。文科省、仕事してね。

履歴書の性別欄

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 お暑うございます。天気予報は連日「危険な暑さ」を叫んでいます。38℃、39℃というからコロナ発症した体温の話かと見紛うような、確かにこれは危険な領域です。昭和の頃、最高気温がこんなに上がれば夏の一大事、今年の10大ニュースになっていたのではなかったか。一晩中エアコンつけっぱなしはカラダによくないと言われてたもんです。地球温暖化をいよいよ身近に感じるようになりました。

 さて、先週気になったニュースから。

 コクヨが、性別欄をなくした履歴書を発売することになったそうです。あるNPO法人が署名を集めてコクヨに「作れ」と迫り、これに従ったという経緯のようです。性別欄があることで困る人の声を酌んだということで、朝日新聞その他リベラル系のメディアが一様に伝えてます。

rirekisyo_man.png NPOの人は「そもそも採用時の性差別は違法。性差別につながる性別欄をなくしていければと思う」と言っているとか。

 そのとおり。採用時に性差別することは違法です。昭和の終わりにいわゆる男女雇用機会均等法が施行され、今ではすっかり浸透しました。それまでは新聞の求人欄も男女別に分かれてました。もっと昔の履歴書は本籍地や家族構成とその職業なんかも記入してました。就職志願者のひととなりを徹底的に把握しようとする雇用側の本能的な欲求の現れです。このような、本人の資質や能力、就業意欲、動機には一切関係がない内容を求めることは人権の侵害であり、就職活動でそんな情報を提供する必要はありません。

 性別はどうでしょうか。男であっても女であってもトランスジェンダーであっても、業務遂行能力に問題なければ採用段階で区別する必要はありません。実際に一部企業では性別欄のみならず、顔写真も必要ない、さらに氏名の記入も姓だけ、と徹底している例もあります。名前ぐらいきちんと書かせろよとも思いますが、面接で話聞けば採用に足る人材か否かの判断はできるわけです。

 社会の性差別払拭に向けて、採用に際して性別にこだわらない方向性は正しい。しかし一方で、企業が多様な性の従業員を受け入れるために必要な環境を整えること、例えばトイレや更衣室の問題を解決することは、特に中小企業では簡単でない場合もあります。結局、性別を確認できない場合は採用を見送ることになります。国としてもこれまで「女性活躍社会」を前面に出した政策を展開してきた関係上、政府も企業も「女性の採用」を意識する必要があり、いわば現時点で採用時に性にこだわることは避けられないのです。政策の転換あるいはあらたな政策が必要です。

 性的マイノリティの活躍の場を奪わない社会の実現が求められるのです。これは履歴書の様式を変えて解決する問題ではありません。書類上でセクシュアリティを隠すことで偏見を排除するのではなく、もっと根本的なダイバーシティに根差した政策が必要です。難しいけれど、実現すれば履歴書の性別欄など自然に消えてしまうでしょう。

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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