ハシビロの憂鬱

| コメント(0) | トラックバック(0)

 花粉に加えて黄砂とPM2.5で遠くの空が霞んで見える、日曜日の朝です。昨晩は古い友人たちと美味しいお酒をいただき帰宅が遅くなったこともあり、いつになく朝寝坊しました。歳とって休みの日でも毎日の起床時刻に目がさめてしまうことが多い昨今、まだまだしっかり眠れてるやんとちょっと安心。

 さて、高市早苗経済安全保障担当大臣といえば、安倍元総理に近い自民党の主流派の有力閣僚で、ひょっとすると初の女性総理大臣になるかもなんて期待されてる人です。この人見るたびにハシビロコウに似てると思うのはわたしだけでしょか。sanae.jpg

 そのお顔を、最近ことさらにテレビやネットでよく見かけます。立憲民主党の小西洋之という参議院議員と国会でバトルがあり、話題になってるからです。

 「放送法の解釈をめぐる疑惑」と報じられてますが、どうも分かり難い。ようするに、高市さんが総務大臣やったときに、放送法の解釈・運用を、国会に諮らずに勝手に変えるべく画策したのではないかという疑惑です。

 放送法は、放送事業者は政治的に公平であれと定めてます。しかし、公平であるかそうでないかという評価の基準がはっきりあるわけでなく、多分に主観的要素をはらむのでやっかいなのです。その基準的なもののひとつとして「ひとつの番組だけ見て、その放送局が政治的に偏向していると決めつけるのではなく、その局の他の番組も勘案して全体的に判断すべし」というのが、これまでの放送法解釈の政府見解でした。

 ところが、今回明らかになった行政文書の記録の中で高市さんが「ひどい偏向番組もあるやん。ひとつの番組だけで公平性判断したらええんちゃうの」と主張したという部分があるらしい。放送法の解釈変更を国会にはからずに役人に圧力をかけることは、民主主義の根幹にかかわる暴挙だ!というのが立憲の小西とかいうバクロ系議員と党執行部の主張なのです。

 これに対して高市さんは「そんなこと言うた覚えない。総務省の役人の捏造や」と反論し「捏造と違ごたら大臣も議員も辞めるんか」と突っ込まれ「おう、辞めたるわ」と売り言葉に買い言葉で応じてます。なんだかなあ。

hashibiro.jpg ツッコミ役の小西議員、もし捏造とハッキリしたら自分の方が議員辞職する覚悟はあるのでしょうか。

 立憲民主党は、政策議論ではずっと与党にコテンパンにやられてて支持率は下降の一途を辿り、次の国政選挙では野党第一党の地位を日本維新の会に奪われるのではと世間もっぱらの噂です。政策で勝ち目がないので、与党のアラ探しに腐心し重箱の隅をほじくったようなことを大々的に取り上げて国会で大騒ぎすることでその存在をアピールします。今回もあいかわらずの個人攻撃で国会の審議時間を浪費しています。

 思い出すのはいわゆる「堀江メール事件」です。立憲民主党の前身であるあの悪夢の民主党のとある議員が、「ライブドア社長の堀江貴文が自民党幹事長に対して多額の裏金を送ったという証拠がある」と国会で追及したものです。結果的に証拠とされた電子メールの記録は完全な偽物であることが判明し、民主党の執行部は責任とって総退陣、当のバクロ議員は議員辞職ののちに私生活でのいろんな問題も絡んで自殺しました。

 今回の件は、総務省が「行政文書」と認めてるし役人がそんなことするメリットも無いし、捏造とは考えにくい。しかし実際問題として捏造でなかったなんて証明はできないし、逆に捏造やったという証明もできません。疑惑は疑惑のままウヤムヤになっていくことでしょう。

 放送法の解釈を変更するよう政治家が役人に圧力をかけたことが問題とされてるわけですが、昨今のテレビ視てたらひどい偏向番組は確かに多い。今回の行政文書の中でははっきりと「TBSのサンデーモーニング」と名指ししています。この点わたしは大いに賛成するわけで、変態的左翼論者ばかりをコメンテータに並べて一斉に政府の批判を行うのがこの番組のスタイルです。MCの関口宏の老害ぶりもよく取り沙汰されます。先の政府見解に沿うと「サンモニのような悪質な政治的偏向番組であっても、TBS全体の番組がすべて偏向とみなされないかぎりは放送法には違反しない。」ということになります。これでは放送法が言う政治的公平なんてなんの意味もありません。

 そもそも、NHKをのさばらせる悪の根源として機能する放送法は、今日においてはすでにその価値を失っているのです。政治的公平がどうのなんて細かいことで騒いで失敗するよりも、立憲民主党こそNHKの解体に向けた放送法改正の議論を提起してほしいもんです。ムリか。

正体見たり

| コメント(0) | トラックバック(0)

 うららかな日曜日の朝です。天気予報は「花粉のピーク」をしきりに訴えて危機感を煽っています。幼少より奈良県南部の吉野杉の美林に囲まれて育ったわたしは花粉症とは全く縁がなく、春を待つこの時期は実に心躍る快適な季節なのです。しかし、言わせる人に言わせると花粉症のアレルギーは「体質というよりも体内の許容量」なんやそうで、つまり容量がいっぱいになるとコップの水があふれるように、ある年に突然発症するということらしい。まだまだ長い人生、わたしのコップが大きいことを祈ります。shinkyosantou.jpg

 さて、年明け以降、共産党がある党員を除名処分したことに対して新聞各紙が一斉に批判し、共産党とメディアがバトル状態になってて、なかなか面白く観戦しています。

 共産党本部の要職についてた松竹なんとかという人が党を除名されました。「共産党の委員長は公選すべし」という内容の本を発表したというのが除名の理由です。この党員は、党の志位委員長が22年もの長期間にわたりトップに君臨し独裁体制にあることは国民の常識からかけ離れている、落ち目の党勢回復のため公選制を導入して開かれた党運営を内外に示すべしと訴えました。すると共産党は、松竹氏の行為は「規約と綱領からの逸脱」であるとして、最も重い処分の除名としました。つまり、党員クビです。

 各紙の社説を読むに、産経が例によってけちょんけちょんに書いているのは当然として、左側に並ぶ朝日、毎日までもが共産党を批判し「異論を許さないやり方は国民の指示を得られない。共産党はこんなことしてたら今以上に衰退するで」と批判しています。これに対して共産党は猛反発し「異論を言ったから処分したのではなく、党内のルールに従って意見を言わずにいきなり外部から攻撃するやり方を問題とした」とし、「朝日にとやかく言われる筋合いは無い」と逆切れしてます。おもしろい。

 他の多くのメディアやネットの意見もおおむね朝日・毎日と同様の論調です。しかしわたしは今回、共産側が言ってる、異論を封じているわけではなくてそのやり方が不適切なんやという主張には一理あると思ってます。ただし、ホントに組織内で自由に意見を言えるのであればという前提がつきます。多分、それがでけんから今回外からの行動に及んだのではなかろうかとも思います。

commy.jpg そもそも、朝日・毎日は、共産党という集団を民主主義国家である日本におけるまっとうな政党であるとか、適正に活動している政治団体であるという前提で考えるから批判したくなるんです。

 共産党は「民主集中制」を党是としています。これは、バカな国民に重要な判断をさせてはいけない、国民は黙って党中央のエライひとたちの言う通りにしていればいいのであって、バカたちが多数決で最高指導者を選ぶなんてとんでもないという、中国や北鮮と同じ考え方です。そもそも民主主義をまっこう否定するのが共産党なのです。今回の一件ではその正体が垣間見えます。

 共産党の究極の目的は言うまでもなく共産主義革命、日本の赤化です。日本人民を解放し、私有財産を否定してプロレタリアート独裁を実現し、共産主義国家樹立を目指すのが共産党です。しかし表向きはそんな主張は一切行わず、日米安保条約破棄、自衛隊解体など平和志向を前面に出して国民を甘言で惑わします。同様に天皇制の廃止を目指しているにもかかわらず今の綱領では「天皇制の存廃は将来の国民の判断にゆだねる」などと主張をあやふやにし国民を煙に巻いています。これらの詐欺まがいの手口は、正体を隠して一般市民をセミナーに誘導するカルト宗教団体となんら変わりません。

 こんな集団に、朝・毎両紙が言う国民の理解だの幅広い支持なんてものがそもそもあり得ません。必要ないのです。国民に極左暴力集団の何を理解し何を支持せよというのでしょうか。ケッタイな組織がその内部で誰を処分しようが除名しようが、国民にはおよそ関係のない内ゲバに過ぎません。放っておけばよいのです。

 関連して先週、宮城県知事が県議会で共産議員から多選批判を受け、「おまえんとこの志位委員長に、そっくりそのまま言うとくわ」と返して場内から喝采されたという記事がありました。知事さん、なかなかええやん。

 北鮮からミサイルがバンバン飛んで来ます。漁業関係者の方々には申し訳ないですが、もう慣れました。国際社会は、ビビった犬ほどよく吠える理屈をよく理解してますが、飛び回るハエも度が過ぎると叩き潰されるというものです。

 さて、そんな不愉快な話は置いといて、2冊目のお話します。

 ちょっと前に「100万回死んだ猫」という本が話題になりました。わが家にもあります。図書館で本を探す人が覚え間違えて言った本のタイトルを集めた本ですが、実に秀逸で爆笑ものです。
「とんでもなくクリスタル」「わたしを探さないで」「下町のロボット」「蚊にピアス」
「おい桐島、お前部活やめるのか?」「人生が片付くときめきの魔法」「フォカッチャの『バカロマン』」「ねじ曲がったクロマニョンみたいな名前の村上春樹の本」...kokushikan.jpg

 その間違いタイトルの中のひとつ「国士舘殺人事件」がありました。これだと大学キャンパスを舞台にした青春ミステリーの雰囲気ですが、正しくは「黒死館殺人事件」です。

 およそ私がこれまでに読んだ本の中で、最も読みにくい、読み進めるのが苦痛という作品のひとつでした。もうね、大学時代のいろんな教科書の方がよほどすらすらと頭に入ってきましたよ。

 最初、綾辻行人のいわゆる「館シリーズ」のひとつかと思いましたがそうではなく、黒死館はもっと古い戦前の作品です。それがミステリー3大奇書のひとつとして現代でもその名を馳せているのです。作者は小栗虫太郎という、もうこの名前からしてただものではない感が漂います。

 神奈川県の大きなお城のような洋館で外国人女性が毒殺されます。死体は怪しく発光してました。オカルティックな雰囲気の中で物語は始まります。

 この作品の最大の特徴は、いわゆる「衒学趣向」つまり、やたら専門的知識をひけらかすことです。探偵役の人物は法水麟太郎といいますが、このおっさん、とにかくケッタイな知識が豊富で、容疑者の尋問や自分の推理を説明する長い長いセリフの中で、古今東西のいろんな学術分野の専門用語や、文献の説明を延々と引用します。その範疇たるや、文学、医学、薬学、物理学、天文学、心理学、犯罪学、歴史、宗教、暗号、その他極めて広範囲におよびます。
「〇〇といえば、何世紀に〇〇国で〇〇が著した、〇〇全書の何巻にこんな記述がある...」

20230225_105637468_iOS.jpg すべてこんな調子で、普通の人ならばその人生でまず遭遇することのない、極めてマニアックな知識が全編に綴られていきます。本当に歴史上そんな文献や法則・理論が存在したのか、はたまた作者が勝手に創作したフィクションなのかも読者には判別できません。しかも、その説明がやたら長い。ほとんどのページの見開きが、1行目最初から最終行の最後までびっしり文字で埋まってて、すべて探偵法水の演説のような長セリフです。読むのにやたら時間がかかり、まあしんどかったこと。

 衒学(ペダンチズム)は、通常の会話の中ではヒンシュクを買うことが多いのです。飲み会で盛り上がってるときにしたり顔で「〇〇の権威である〇〇博士がこんなことを言うてるんや。つまりやな...」なんてひとりが演説をはじめたら一気にしらけてまうというものです。しかし、この小説はそんな衒学趣味が嫌われることを分かった上で、あえて、わざと、徹底的に衒学を追及する、違った意味での「読者への挑戦」なんやと理解しました。

 殺人事件が起こり探偵が解決に取り組んでいくので、いちおうはミステリーなんやけど、真相として示されたトリックも結局分かりにくくて、加えて読者は探偵のペダントリーに付き合っているうちにさらに分からなくなってしまいます。

 ひとつ面白かったこととして、巻末の解説が、「あえて言ってしまうが、犯人は〇〇である」とズバリ名前書いちゃってるところです。普通ならこれは絶対にありえません。しかし、解説書いた人にしてみたらこの作品の魅力、特徴は、犯人捜しやトリックなど通常のミステリーが備えるべき要素なんてのはもう二の次で、作者が気持ちよく連綿と書き連ねてるペダントリーに、読者がいかに我慢してつきあっていくかという点に尽きると言いたいようです。半ばキレ気味の解説氏に共感できます。

 読後の爽快感は、まあ、ありません。

 昔、もう何十年も前ですが、わが家に大きなパキラの鉢がありました。

20230129_001249334_iOS.jpg

 カイエンナッツとも言う、非常にポピュラーな観葉植物です。とくにやっかいな世話をするわけでもなく、たまに思い出して水をやってただけで次々に葉が出てくる手のかからない丈夫な植木でした。それが、ある時を境にだんだんと勢いがなくなり、切り戻したり植え替えたり、いろいろと手を尽くしてみたもののとうとう枯れてしまいました。

 それから何年も経って先日、パソコンで通販サイトをぼおっと眺めていたところ、パキラの種が売られてたんで、衝動買いしてしまいました。小鉢の植木を買うのではなく、種から育ててみようと思い立ったのです。

20230129_001242917_iOS.jpg

 パキラは挿し木でも増えます。枝を切って土に差しとけば根が出て葉が出てどんどん大きくなります。花屋さんや雑貨店で売られてる小さなパキラの鉢はほとんどがこれで、種から育てた実生株はあまりありません。実生株は根元が膨らんで幹が太く育ちますが、挿し木は細いままでひょろっと伸びてあまり太くならないそうです。かつてわが家にあった鉢も、多分挿し木で増えた個体でした。

 十数個の種が届きました。さて、ネットで「パキラ 種から」でググると、たくさんの先達が詳細にスタートアップの方法を説明してくれてます。まずミズゴケにくるんで根が出るのを待つのがいいらしい。水ゴケなんてこれまでの人生で見たこともない。通販で買いましたよ。何でもそろうヨドバシ・ドットコム。

 2・3日水ゴケに漬けてたら固いカラが割れて根が出てきたので、これを1個ずつ小さな植木鉢に植え替えたところ、次々に芽がでてきました。をを!

20230215_092552120_iOS.jpg

 よく見ると一つの種から芽が2本出てるのんがいくつかあります。このまま育ててええんやろか。まあ、双子なんやから仲良くしなさい。

 冬場なんで暖かい室内で日に当ててます。冬季は水をやりすぎないようにと注意がありましたが、発芽からしばらくは水はたっぷりの方がいいような気がして、土が乾いたらせっせと水やってます。

 発芽から10日ほどでこんな感じです。ここまでくると個体でだいぶ成長速度に差があります。早いのんは小さな小さなパキラの本葉が現れてきました。実にカワイイ。動物でも植物でも、発生段階はなんとも生命の神秘を感じます。

 ネットで得た情報によると、10年ほど育てると花が咲いて種がとれるそうです。10年かぁ...。

気球 揚がる

| コメント(0) | トラックバック(0)

 わたしが小学生の頃切手ブームの最中に発行されたもので、日本画家中村岳陵の「気球揚る」という作品です。気球ではなく女の人の絵なんで、タイトルと違うやんと思った記憶があります。実は切手にする際にトリミングされてて、原画では左上部にふわふわ飛ぶ気球が描かれてるのです。

 kikyu.jpg気球といえば、多数の熱気球が一斉に飛ぶイベントなど、実に迫力があります。

 似たのんに飛行船があります。こちらは、戦前のヒンデンブルク号の爆発事故で安全性に疑問が呈され、人や物の運搬手段としてはもはやありえませんが、現代でも商用にはたまに利用されてます。ただ飛んでるだけで地上から注目を集め、クジラを連想させるその形でプカプカと上空に浮いてたらずっと見ていたくなります。屋外に居た人は必ず目にするわけやから、宣伝媒体としては優れものと言えます。バブルの頃はいろんな企業が作って飛ばしてましたが、最近、あまり見なくなりました。やっぱりとてつもなくお金がかかるんでしょね。なんにせよ、気球も飛行船ものんびり優雅に大空を行く穏やかな印象があります。

 そんな平和利用ではなく、きなくさい気球の話です。先週、中国が飛ばした軍事偵察用の気球がアメリカを横断したところ撃墜されたことが話題になりました。おもしろい。

 まず、今や各国がハイテクの偵察衛星であまねく地球上すべてを監視している時代に、プカプカと気球を飛ばしてたのが実におおらかでよろしい。さらに、アメリカともあろう国がミサイル基地などの軍事施設上空を不審物が飛んでるのに、大陸を遥か横断するまでなんら手を打たなかったことがおもしろい。聞けばこれまでにも何回かそれらしき気球は報告されてたとかで、その間に得られた情報が逐一中国に送られてたことになります。dry.jpg

 「あれぇ、見つかってないんかな。ほんじゃもっと飛ばしたろ♪」と調子にのって、結局バレたときの中国の狼狽がおもしろい。「民間の気象観測用のんが軌道をはずれて...」なんて子どもでもウソとわかる苦しい言い訳、そんなはずないやろって。民間といいながらその企業名も、どういう経緯、状況でとかの説明も全く無い。そこまでのウソを準備する時間も無かったんでしょう。バカの露呈を指摘された中国の広報官は「撃墜という軍事行動は行き過ぎで、強硬に抗議する」なんて逆ギレしてます。おもしろい。

 他国の領域を不法に侵犯したんやから撃墜されて当然です。このままプカプカ地球をくるっと回って中国まで帰るのを静観せよということでしょうか。そんな国はありえんやろと思ったら、ありました。わが日本です。これはいささかおもしろくない。

 3年前と2年前の2回、東北地方を横断した気球、当時は正体不明と騒がれましたが何のことはない、中国が飛ばした偵察気球やったのです。思えば当時わが国の政府も自衛隊も「正体が分からない」と言い放つだけでまったく手をうたず、気球が東方に消え去るのをただ見守るだけでした。

 sendai.jpg不審物としてただちに撃墜せよとはいわないまでも、政府は中国に対して「今、うちの上飛んでるやつ、おたくのんとちゃうの?」という確認をしたのでしょうか。その上で「知らん」と言われれば「ほいじゃ、撃ち落とすけど文句ないな」という外交上の対応をきちんと行ったのでしょうか。そんな報道はついぞ聞けませんでした。今回のアメリカの毅然とした態度との差に唖然とします。

 読売新聞によると「自衛隊法による破壊措置は落下により人命または財産に対する重大な被害が生じると認められる物体を対象としており、偵察用気球に適用することは想定していない」そうです。けど「不審飛行物体」ということは、持ち主も目的も分からないということでしょ。なのに、あの気球は北鮮が飛ばしたものではない、爆弾は搭載されていない、被害は生じないとなぜ言い切れたのでしょうか。不審飛行物体の領空侵犯をただ見過ごした結果「日本は正体不明の気球が飛んでてもスルーする」というメッセージを中国や北鮮に伝えたことになりました。かつて尖閣諸島で領海を侵犯した犯罪人を言われるまま中国にお返しした悪夢の民主党政権を、これでは批判できません。国防上の大失態というべきです。

 太平洋戦争当時、日本軍が和紙をぺたぺた貼り合わせて作った風船爆弾を大量に米国本土に向かって飛ばしてたのは有名な話です。実際にアメリカではこの爆弾によって6人の民間人が犠牲になったそうで、それなりの戦果はあったのです。9.11テロで甚大な犠牲が出るまでの間、歴史上唯一米国本土が爆撃を受けて犠牲者を出した事件でした。

 気球をバカにしてはいけないのです。

前の5件 26  27  28  29  30  31  32  33  34  35  36

WELCOME

CALENDAR

PROFILE

IMG_0227_2.jpgのサムネール画像のサムネール画像

katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

月別 アーカイブ