2014年4月アーカイブ

千本桜再び

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P4134471.jpg 吉野山に花見に行ってきました。

 昨年に続いて超オンシーズンに出かける気になったのは、うちの奥さんにせがまれたからです。

 私自身、幼少の頃よりその壮絶な人出混雑を知っているのでシーズン中はまず訪れることはなかったのですが、近年になって機会が増えてきました。古い友人たちとの交流の中で背中を押されたり、世界遺産登録を機にあらためてふるさとの良さを見直すためもありました。ようは歳をとってきたということでしょうか(^^;)

P4134452.jpg それはさておき、うちの奥さんは花粉症で毎年春先はグシュグシュいっており、この時期に山中に出向くことなどできませんでした。ましてや名高い吉野杉が文字通り林立し花粉放出の源泉である吉野山に、それも放出のピーク時期にのこのこと入っていくことなど、話をしただけでも目が痒くなるみたいです。ところが、私がここ何年か春になるとウキウキいそいそと帰省も兼ねて吉野山に出かけ、さらにその素晴らしさをコンコンと話して聞かせるもんやから、とうとう今年は「行く」と言いだしたのです。

 アレルギーは大丈夫なのかと聴くと「最近はクスリがよくなってきて、ずいぶん楽になった」らしい。
 
 ひとたび「行けるかも」と思うと我慢できないみたいで、
「行きたい、行きたい、行きたい、行きたーーい!ヽ(>Д<)ノ」

 というわけで、先週の日曜日、京都に続いて今年2回目の花見に出かけた次第です。P4134458.jpg

 クルマはムリです。壮絶な渋滞が見込まれるし、花の下でお酒が飲めなければ花見の意味がない。近鉄電車やと大阪阿部野橋から吉野山までいっちょくせんですが、なんせわがままな奥さん、満員の普通列車で約1時間半も立ったままなんて、とても許してもらえません。事前に近鉄特急「さくらライナー」往復の座席をなんとか確保しました。

 吉野駅に降り立ってみると、予想どおり大変な混雑。なんだか去年よりも人混みが増えています。バスとロープウェイ乗車待ちの行列は延々どこまでも続いてるので、いつものように七曲り坂をてくてくと歩いて登りました。山上のメイン通りも心斎橋筋なみの壮絶な混雑で、道幅が狭くなったところはまさに満員電車状態で動けなくなるほど。そんな中をゆっくりと中千本付近、五郎兵衛茶屋といういつもの展望エリアまで登り、世界遺産の風景を楽しみながらゆっくりとお弁当をいただきました。今年は開花から満開までの期間が少し早くて一気にきたので、満開時期をちょっとだけ過ぎた感じでしたが、それでも山全体を薄ピンクに染め上げる様はやはり見事の一語でした。

P4134460.jpg このあたりはまだ山の入り口付近、吉野山の魅力はさらに登って上千本花矢倉展望台から奥千本へと続いていくのですが、今日一日ではとても無理です。電車の時刻に合わせて人混みをかき分けて下山する途中、ここだけは押さえるべしと吉水神社からの「一目千本」に立ち寄りました。その圧巻の絶景に奥さんも満足いただけた様子。

 天気予報では雨もありかもやったので心配しましたが、快晴とはいかないまでも1日中曇り空で、まあよかった。

 それにしても人の多さ。日本人はなんとも桜大好き民族であることよと、いつもながら思った1日でした。

開闢以来の危機

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 先々週の土曜日のこと、このブログを置いているレンタルサーバーからメールが届きました。MT5.jpg

 「フリーのWEB作成ソフト『Movable Type(MT)』の最新版に対応したので更新しませんんか?」という内容でした。「心象回廊」はこのソフトで書いてます。セキュリティーの強化などうたっていたもんやから、「じゃやってみよ」と思ったところまでは、よかった。

 更新に際してはトラブルに備えてブログの内容をバックアップしておかねばと思い至ったのも、いつも粗忽なわたしにしてはなかなか感心感心。ここまでもよかった。

 ブログのプログラムのバックアップ機能を使ってバックアップファイルを作成し、ダウンロードしました。ここに落とし穴があったのです。

 最新版のプログラムをサーバーにインストールし、さあバックアップから復元だ!ものの10分もすれば、最新バージョンのブログソフト上に「心象回廊」がよみがえるものと、お気楽にビール飲みながら構えていたところが… 衝撃のメッセージが。

「ちっちっち。バックアップからの復元は、同んなじバージョンでないとできないよん」

 ガーン( ̄□ ̄;)!!

 旧バージョンのプログラムはもはや手元にもサーバーにも残っていない。つまり、このバックアップは復元できなくなりました。さあ困った。ソフトのバックアップ機能ではなく、サーバー上のデータベースをまるっと全部バックアップすべきやったと気づいたときすでに遅し。日記がわりに始めたブログ、これまで記録してきたエントリーがすべて消滅する危機に瀕してしまいました。

 バックアップした時点の、消しちゃったプログラムを入手することが必要となりました。WEB上にはいろんなバージョンのMTがまだ公開されてます。さて、どのバージョンやったかな?

 いろいろ試したみたけど、どのバージョン使っても復元に失敗する。これは、いよいよ万事休すか (・・;)

 ネットであちこち調べて、やっと見つかった解決方法は、なんとバックアップファイルのヘッダ部分を書き換える、というものでした。なるほど発想の転換、BUファイルはそもそも単なるテキストファイルです。その手があったか。祈るような気持ちでやってみたところあっさり成功しました。やれやれ、なんとかホッと一息。

 以上のような作業、集中してやればもっと早く復旧できたんやろけど、誰も教えてくれんし、毎晩少しずつ試行錯誤してたもんやから思わぬ時間がかかってしまい、キホン毎週更新してたブログが初めて1週とんでしまいました。まことに面目ない話です。

 まぁ、そのかいあってバージョンアップもできたのでよしとしましょう。いつものポジティブシンキングです。ゲン直しにデザインを多少変えてみました。トップ画像は今年の吉野山千本桜。復旧作業を放ぽっといて今年も出かけた世界遺産吉野山花見行、この様子は次回にでも書いていくこととしましょ。 やれやれ。

王城の地の花

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P4054384.jpg 例によって4月は花見のはしごですが、今年の予定は2回だけ。1回目、昨日行ってまいりました。

 わが学園の大学の入学宣誓式に参列ののちに京都に向かい、夕刻は大阪に戻ってお通夜参列というセワしない一日でした。

 ここで言う花見とは、桜が咲いたことを口実にして酒を飲み、美味しい料理をいただくことをいいます。満開の桜をしみじみと愛でてその艶やかさと儚さの中に、自分が日本人であることの幸せを思いその意味を問うなどという、花見本来の処し方は、吉野の山中に庵を結んだ西行さんに任せておきます。花があろうがなかろうが、楽しく飲めればよいのです。

 というわけで今年の花見は京都からスタートしました。思えば昨年は南禅寺近くで初々しい舞妓さんと、一昨年は円山公園、さらにその前は平野神社と、京都での花見というパターンが続いています。京都通の友達がいつもセッティングしてくれるのです。彼、仕事はすでに京都からは離れているのですが、これまでに培った情報と人脈を活かしリーズナブルなプランを設定してくれます。ありがたい話。もつべきものは京都の友達ですわ。P4054358.jpg

 その幹事氏が今回選んだのは、四条通から西石垣下ったところにある料亭「ちもと」さん。300年続く京料理の老舗です。そうか、今年はこうきたか。残念ながら今年は諸般の事情により舞妓さんのご登場はありませんでした。

 昨日、今日と、この時期にしてはやや肌寒く雨が降ったりやんだりというお天気でしたが、部屋から眺める分には障りがない。鴨川べりの満開の桜を堪能できました。

 宴会のあとは川端通りをてくてく歩き、木屋町二条の先月開店したてのワインバー「Cave de K」で皆もう一杯。次回は暑気払いの頃に再会をと確認し、日暮れとともに大阪へと帰ってまいりました。

 卒業、入学、就職など、春はひとぞれぞれいろんなスタートの時期です。昨日集まったメンバーの中にも、転職や、就職で新しいスタートをきったひともあり、人生のマイルストンを確かに記しています。それぞれの領域で活躍する友人の話を聞くと、自分ももっと頑張らねばという気がフツフツと湧いてくるわけですが、問題はそのモチベーションがいつまで続くかということであります。

P4054428.jpg ともあれ、毎度気の置けない連中との、実に楽しいひと時でありました。

 わたしは京都にはあまりご縁がない。大学がたくさんある街で、友人の多くが学生時代を京都で過ごしてますが、わたしは東京やったし。仕事の関係ももっぱら事業展開している大阪と広島が中心で、ときどき東京。京都に来ることはあまりない。

 なもんで、たまに訪れる機会があるとワクワクします。わが国の近代化以降、首都東京が国の中心として文字通りジャパニーズスタンダードとなり、地方の都市が軒並み東京のミニチュアを目指して街づくりしてきた中にあって、いにしえの文化を大切に伝えているという点で、京都は特異なところやと思います。千年王城の地の誇りでもって後世に残ってほしいもんです。その玄関である京都駅ビルの醜悪さは何度見ても慣れないのですが。

WELCOME

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PROFILE

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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