釈放つれづれ

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 先週、森友学園の籠池夫妻の裁判が始まりました。昨今、もう世間はモリ・カケのことなどすっかり忘れてしまったというのに、朝日新聞は1面トップをはじめ多くの紙面を割いて詳報しました。反・安倍晋三であればたとえ胡散臭い犯罪者だろうと引っ張り出して利用する見境ない姿勢が徹底されててある意味安定してます。夫妻は300日勾留されてたとか。長がっ。裁判所が政権に忖度したとか言われてますが、まあ、ありえます。

rougoku.jpg ときを同じくして、元日産CEOのカルロス・ゴーンが保釈されました。どっちかというとこちらの方が注目集めてますが、安倍政権とあまり関係ないんで朝日はあまり興味もないみたいです。こちらの勾留日数は108日。煩悩の数だけ入ってたことになります。ゴ~ンだけにって、やかましいわ。

 さて、保釈の時のゴーンの変装が話題になってます。工事現場の作業員の出で立ちで丁寧に反射板までつける凝りようでした。屋根に梯子を積んで工事関係車両に偽装したスズキの軽自動車に乗り込んだけど、現場のマスコミにそっこー見破られて、違う意味で大騒ぎになってしまいました。大笑い。キャップについたマークの会社が特定され「なんでうちのマークつけとんや?」とびっくりしたとか。とんだとばっちりです。変装は弁護士のアイデアやったそうですが、バカとしか言いようがない。こんな弁護士で裁判大丈夫なんやろかと、他人事ながら心配というかなんだか楽しみです。

 釈放といえば先週、政府が皇太子さまの即位に合わせて恩赦を実施する方針を固めたことが伝わりました。近年では89年2月の昭和天皇の大喪の礼、90年の今上陛下の即位に合わせて、また93年の皇太子さまと雅子さまのご結婚の際にも行われてます。

 発表と同時にちまたでは批判が起こってます。慶事があったからといってなぜ犯罪者を釈放する必要があるのか、ということです。私も同感です。

 恩赦の根拠ははっきりしてます。恩赦法という法律があって、裁判所ではなく内閣が行うことが決められてます。しかし、なぜそんな法律があるのか、法律の条理的根拠はどういう理屈なのかとなると、これがどうもはっきりしない。keimusyo_building.jpg

 恩赦の存在意義はいろいろ言われます。国の体制が変わった際に、前の権力者の悪政を正して旧態の司法を見直すためやとか、同じ犯罪にもかかわらず量刑が異なった複数受刑者の救済やとか、もっと直球で誤判による冤罪被害者の救済やとか、いろいろ理屈をこねてますが、全部こじつけです。

 そもそも恩赦の本来の意義は、「お上のおめでたい吉事によって悪人までも許されるのだぞよ。いや増してありがたく思ってこれからは国のために尽くすのだ。わかったか」ということで、古今東西時の権力者の威光を高めることでした。そういう意味なら分からなくもないのですが、これまで時の政府は恩赦に際して、国のおかげ、もっと言えば天皇陛下のおかげということをあまり前面に出さずにとにかく法律に則って粛々と行うことに腐心してきました。これでは恩赦の意味がなくなってしまう。

 そもそも刑務所に入るような連中は遵法精神が希薄なので、仮に恩赦を受けたとしても「なんだかわからんけどラッキー♡」程度にしか感じないのではないでしょか。実際、サンフランシスコ講和条約締結の恩赦で無期に減刑されその後出獄した元死刑囚が、再び殺人未遂事件を犯し収監され獄死した、なんて例もあります。

 犯罪の被害者にとっては、国家的慶事があったからといって犯人を許せるはずもありません。さらに、そもそも恩赦は司法権行使の効果を行政権により変動させるわけで、三権分立を蔑ろにする制度です。こんなものはやっぱりおかしい。廃止すべきです。

お出口はどちら

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 電車に乗る機会が多い。わたしだけやなくて、日本人の電車利用頻度は高い。世界の年間旅客輸送人数、日本ぶっちぎりの首位。(wikipediaより)

日   本 24.93億人(2017年) IMG_0147.jpg
イ ン ド  6.52億人(2008年)
ド イ ツ  1.91億人(2009年)
中   国  1.86億人(2011年)
イ ギ リ ス  1.24億人(2009年)
フ ラ ン ス  1.14億人(2009年)
ロ シ ア  1.13億人(2009年)
韓   国  1.02億人(2009年)
イ タ リ ア  0.64億人(2009年)
ス ペ イ ン  0.58億人(2009年)
南アフリカ  0.53億人(2007年)

 乗客数の多い駅のランキングでも、新宿駅がダントツの世界最大はまあ分かるとして、なんと世界ランキングの上位23位までが日本の駅なんやとか。
1位 新宿駅 2位 池袋駅 3位 渋谷駅 4位 大阪駅(梅田駅含む) 5位 横浜駅 6位 北千住駅 7位 名古屋駅(名鉄・近鉄含む) 8位 東京駅 9位 品川駅 10位 高田馬場駅...

 国土が狭いところに人口が多いからこんなことになるんでしょけど、それでもこんだけ圧倒的やと、鉄道というものの概念、使い方が他の国と根本的に違ってるのかなとも思います。逆に他の国の人、どやって通勤・通学してるんやろか。

 大阪駅のホームにひっきりなしに入ってきては出ていく電車と、乗降するおびただしい人の群れを眺めてると、皆さんごく何気なく動いてるけど、考えてみればこれはものすごく統制がとれた行動です。ほんの少しリズムが狂うとたちまちホームに人が溢れあちこちでトラブルが発生し怪我人出ても不思議ではない混雑です。しかし、そうはならない。大きなトラブルで完全ストップ、列車立往生となったときでさえ乗客が勝手に線路を歩きだしたり、コンコースで暴徒が騒ぎだしたりなんて、ついぞ聞きません。乗客の一人ひとりにルールとマナーが浸透しているからです。しかも日本の鉄道は時間が極めて正確。JRの運行誤差は1列車平均1分以下で、私の部屋の時計よりよほど正確です。つまり、日本の鉄道の姿は、高い民度と成熟した都市型社会システムの極致といえるでしょう。畏るべしニッポン。tokinohiroba.jpg

 仕事に行く日は、いちにち2回は必ず乗ることになります。わが国では職住接近で徒歩や自転車、なんならバスだけで通える幸せな境遇の人の方が少ないわけで、通勤にはクルマか電車、それも圧倒的に電車通勤が日本のサラリーマンのスタンダードな生き方といえます。高度成長以降の発展を思うとき、新幹線はいうまでもなく、世界各国の水準と比べて超大量、超正確のわが国の鉄道が果たした役割は極めて重要であったといえます。

 そんな素晴らしいわが国の鉄道システムですが、ひとつだけ乗ってて不満に思うことがあるのです。すなわち「次、降りるんやけど、どっち開くの」ということ。

 車内のアナウンスで「お出口は右(左)側です」と教えてくれるのはたいがい到着の直前です。も少し早い時点でこの情報を伝えてくれないかなと思うのです。

 例えば新幹線の場合、停車駅が近づくとまずチャイムが鳴って女性の録音音声が「まもなく〇です...」そして英語で「Leadies and gentreman,we will soon make a brief stop at ... 」それが終わると車掌さんが地声で「まもなくに着きます」そしてようやく「右(左)側の扉を開けます。✕番線の到着です...。」遅い。

 つぎ停まったら出口はどちらということは、前の駅を発車する際に教えといてほしい。これは在来線でも同じです。電車が駅についてから自分はどう動けばいいか、どのドアに向かって移動すべきかということは、早く知っとくほどスムーズに動けるし、気持ちに余裕ができます。車内が混雑してて開くドアが遠い場合は急いで人を掻き分けて進むことで周りに迷惑にもなります。 

 毎日乗ってる路線やと、どちら側が開くか概ね分かります。それでもたまにフェイントくらって「えっ」てなることもあります。

 車内放送では、優先座席の案内や駆け込み乗車禁止など、様々な要らぬお世話的な放送ある中で、ホントに必要な情報伝えてほしいもんです。

5分前では無理

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 桜田オリンピック・パラリンピック担当大臣が予算委員会に2分遅刻したことに野党が反発して委員会審議が5時間ストップしたと報じられてます。

 国会ではいろんなことが起こり、その都度楽しませてもらえるわけですが、今回の演し物もなかなかにおもしろい。

 時間を守らないことはダメ。弁解の余地はありません。このオッサンは最低で担当大臣の資質など無いことはもう国民みなが知るところです。それはそれとして、おもしろかったというのは野党のあいかわらずの酷い対応です。

machiawase.png 立憲民主党はじめ野党は、委員会審議で政府を追及したいわけやから、本来の目的を考えたら2、3分の遅刻なんて放っといてさっさと審議に入りたいはずです。ところが、敵失につけこんで5時間も審議に応じないという、まるで拗ねた子供のような振る舞いにおよびました。常識的な社会生活の中で、例えば仕事で約束の時間に仮に2分遅刻したとすれば、待たされた方はもちろんいい気はしません。いったいどういうつもりかと怒ることもあるでしょう。しかし、謝罪があれば、文句のひとつは言ったとしてもすぐに仕事の話に移行するはずです。それがその時の目的であって、当然そっちの方がはるかに重要だからです。

 しかし、野党は違った。

 野党にしてみたら、本来やりたかった審議よりも、安倍政権の閣僚のひとりが、それもこれまで様々な失態を繰り返してきたアキレス腱が、またしでかしたということの方がはるかに美味しかった。

 「キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!」と叫んだわけです。

 この国がどうあるべきかを真摯に考え、より良い政治のために政府・与党に論戦を挑むことよりも、与党自民党の揚げ足を取ることを目指す使命と心得、優先していることがよく分かります。民主党政権時代にも審議に遅刻した閣僚がいたことも報じられてます。前の国会では会期中に審議をボイコット、18連休して国民から税金泥棒と袋叩きにあったこともキレイに忘れてるみたいです。自分に甘く、他人には厳しい。最低です。

 本来するべきことを忘れて目先の些事に囚われることで国民の信頼を失った結果が今の姿やのに、いつになったらそれに気がつくのでしょうか。ずっと野党やってなさい。IMG_7719.jpg

 ちなみに、私は時間には余裕をもって行動することをむねとしてます。リスクをとりたくない。つまり気が小さいんでしょうね。桜田大臣は今回の反省で「これからは5分前行動します」なんて言ったそうですが、5分前では遅すぎます。わたしは必ず10分以上前には到着しますよ。職場のスタッフにもそう指導してます。

 時間に間に合いさえすればいい単なる待ち合わせならば5分前でもOKです。しかしビジネスシーンではそうではありません。人に会う場合は、準備してきたことの再確認、忘れ物はないか、どう話を進めるか考えてきたことのおさらいなど、必ず予習がいるのです。来る途中乗り物の中で、また歩きながらできることもありますが、到着した後に行うのとでは効果が違います。これは5分では無理です。10分いります。

 だいたい5分なんて、交差点の信号待ちとビルのエレベーターのタイミングで、あっという間にとんでしまうやないですか。

 セミナーの受講などの充電の機会を最大に活かす場合でも、現場への到着は早ければ早いほどいい。開始前の余裕は非常に貴重です。いい席が取れるし、事前に資料にゆっくりと目を通すことで受講内容の理解も深まります。

 ふだんの仕事もそう。わたしは毎朝誰よりも早く出勤し、大きなフロアの鍵を開けてお掃除の人に挨拶するのは日課になってます。ギリギリに到着してすぐに脳みそをフル回転できる人はいいでしょうけど、スロースターターのわたしの場合はまず無理です。その日の予定を確認して、ゆっくりと仕事の段取り考えて、メールの処理をして、書類に目を通して、ひと仕事終えた頃「おはようございま-す」次々と他のスタッフが現れます。お早くないよー。

 バカッターというそうです。

 twitterなどのSNSにさまざまな不適切な動画をアップし、それがネットで拡散することで非難を受けるやからのことです。動物虐待の様子だの、万引きの現場映像だの、爆破・殺人などの予告、特定の人に対する脅迫など、さまざまなバリエーションがあります。犯罪行為の動かぬ証拠を自分で全世界に公開するわけですから、バカと言われて当然です。

cooking_sakana_hakui.jpg 特に最近ではいろんな飲食店や小売店のアルバイト店員がその主役となり、店内やバックヤード、厨房などで行った不適切行為を次々のSNSにアップすることが社会的に注目を集めてます。

 だいぶ前に、ふざけて厨房の冷蔵庫に入った姿をインスタグラムにアップして炎上したのがその嚆矢となりました。それ以前にもあったのでしょうけど、大きく報道され社会問題化したのはこのときからと記憶しています。その後、似たような狼藉が次々にSNSで拡散し始め、それぞれ轟轟たる非難を浴びてきました。

 このような行為は「バイトテロ」と言われてるそうです。面白がってやった行為がそのお店の営業に支障をきたす結果となるからです。

 当の本人たちはおそらくはそんな意図はなくて、単なるいたずら、悪ふざけという認識でしょう。しかし、その軽率な行為が後にどのような事態を招くかということ、ほんの少しだけ考えれば分かるんやけど、そのほんの少しに脳細胞が届かない。バカッターのバカッターたる所以です。

 バカを採用していたお店はいい迷惑です。ネットの住民のちからは凄まじく、バカの素性とともに舞台となったお店も即座に特定していきます。結果、こんな不衛生なお店には行きたくない、となって大きな損害が生じます。その賠償はバカに求められることになります。

 お店は信頼の回復のために、HPやtwitterなどネット上でお詫びをするはめになります。「お騒がせしてすんません」「バカは解雇しました。もう安心ですからどうか食べにに来てください」というわけです。souji_reizouko_dirty.jpg

 しかし気になるのは、このお店の対応です。いったい何を謝っているのでしょうか。たとえば最近、ゴミ箱に投げ込んだ魚の柵を拾ってまた使ったと思しき動画がありました。こいつらは日常的にこんなことを繰り返しやってたと推察されます。それが今回はSNSにアップしたからバレて騒ぎになった。アップしなければ同様の狼藉をずっと続けてたわけなんです。

 実は、一番の問題は、店がバカたちの日ごろの行状を看過してきたことにあるのです。たまたまバカのせいで厨房の不衛生具合が露見しました。お店が謝罪すべきは、バカがSNSにアップしたということではなく、これまでもこのような不衛生な食事を客に提供してきたことについてなのです。バカのせいで損害を被ったと店側が被害者面するのは筋が違います。

 そして、見方を変えれば、たとえば大手のチェーン店なんかではバイトを使っていないところなどおそらく無いわけで、厨房のこんな不衛生な状態はどこの飲食店でも似たりよったりではないかとも言えます。今日もどこかの店で地面に擦り付けた唐揚げや、店員が口に入れたおでんがそのまま客に提供されており、SNSに上がってないから見つかってないだけなのです。

 しかし、そんなことを意識しだすともはや外食なんてとてもできません。知らぬが仏に戻って、あまり気にしないことにしましょう。

また雪見酒ならず

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 「雪見酒がしたいから温泉に連れていけ」

 うちの奥さんの指示には抗いようもなく、まあ、昨今仕事が忙しく息抜きもいいかということで、昨日から温泉旅行に出かけており先ほど帰ってきたようなわけでして、今時分のブログ更新となっております。

20190210_020247320_iOS.jpg 「あわら温泉」は福井県にあります。近くには奇勝「東尋坊」があります。火曜サスペンス劇場で犯人が追い詰められて犯行をシカジカと告白した後に飛び降りる、例の自殺の名所です。何回か行ったことがあり、最初は確か高校の修学旅行でした。今回はクルマではなく列車で行くので周辺の観光などいっさいスルーし、温泉宿でできるだけ長くの時間を費やすこととしました。

 福井といえば昨年、とんでもない豪雪に見舞われて交通と物流がマヒしてしまい「雪も自然災害」との認識がしきりに報道されました。立往生した車列で山﨑パンの配送車の運転手さんが売り物のパンを配ったことが話題になりました。今回の湯治は雪が必須なわけで、そんならということで豪雪の期待をこめて北陸の温泉地に決めたのです。ところが。

 旅館のお部屋は広くて設備も整い、露天風呂もいうことなし。料理も適量と大満足ではあったのですが、あろうことか肝心の雪がまったく無い。仲居さんに聞くと、今年は去年とはうって変って積雪が少なくて、積もっても次の日には溶けてしまうの繰り返しなんやとか。あまつさえ雨が降ってきました。当然ながらうちの奥さんのご機嫌が悪い。何年か前、同様に雪見酒を求めて山陰の温泉地にカニを食べに行ったところ、すっかりいいお天気で雪の気配も無かったいきさつを書きました。その悲劇が再び繰り返されたわけです。20190209_082528472_iOS.jpg

 しかし、いつもどおり部屋の露天風呂に入っては呑み、呑んではまた湯に浸かりしているうちにしっかりとリフレッシュできたので、まあよしとしましょう。

 一夜明けて部屋から外を見ると、なんとかなりの雪が積もってるやないですか。夜のうちに雨から雪に変わったのです。旅館の女将が部屋に現れて「いい具合に降りましたよねー、ホホホ」って、帰る日に降ってもしゃーないし。

 JRの芦原温泉駅に着いた頃には雪が激しくなり、奥さんは恨めしそうに眺めてます。「もぉー、今日来たらよかったのに。大体あなたはいつもそう」なんて、そんなこと言われてもねぇ。

 大阪に帰るサンダーバード号の車窓も、激しい雪に煙るこれぞ雪国という景色が流れていきます。ところが、北陸トンネルを抜けて敦賀に着くとカラッといいお天気で、もちろん積雪も皆無。山の北側と南側でこれほどにお天気が違うのか。もし日程が一日ずれてたら「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」という、まさに望んでいた展開やったわけです。いっそう空しくボヤキ続ける奥さんとわたくしを乗せて、列車は大阪へと走り続けるのであった。

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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