5分前では無理

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 桜田オリンピック・パラリンピック担当大臣が予算委員会に2分遅刻したことに野党が反発して委員会審議が5時間ストップしたと報じられてます。

 国会ではいろんなことが起こり、その都度楽しませてもらえるわけですが、今回の演し物もなかなかにおもしろい。

 時間を守らないことはダメ。弁解の余地はありません。このオッサンは最低で担当大臣の資質など無いことはもう国民みなが知るところです。それはそれとして、おもしろかったというのは野党のあいかわらずの酷い対応です。

machiawase.png 立憲民主党はじめ野党は、委員会審議で政府を追及したいわけやから、本来の目的を考えたら2、3分の遅刻なんて放っといてさっさと審議に入りたいはずです。ところが、敵失につけこんで5時間も審議に応じないという、まるで拗ねた子供のような振る舞いにおよびました。常識的な社会生活の中で、例えば仕事で約束の時間に仮に2分遅刻したとすれば、待たされた方はもちろんいい気はしません。いったいどういうつもりかと怒ることもあるでしょう。しかし、謝罪があれば、文句のひとつは言ったとしてもすぐに仕事の話に移行するはずです。それがその時の目的であって、当然そっちの方がはるかに重要だからです。

 しかし、野党は違った。

 野党にしてみたら、本来やりたかった審議よりも、安倍政権の閣僚のひとりが、それもこれまで様々な失態を繰り返してきたアキレス腱が、またしでかしたということの方がはるかに美味しかった。

 「キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!」と叫んだわけです。

 この国がどうあるべきかを真摯に考え、より良い政治のために政府・与党に論戦を挑むことよりも、与党自民党の揚げ足を取ることを目指す使命と心得、優先していることがよく分かります。民主党政権時代にも審議に遅刻した閣僚がいたことも報じられてます。前の国会では会期中に審議をボイコット、18連休して国民から税金泥棒と袋叩きにあったこともキレイに忘れてるみたいです。自分に甘く、他人には厳しい。最低です。

 本来するべきことを忘れて目先の些事に囚われることで国民の信頼を失った結果が今の姿やのに、いつになったらそれに気がつくのでしょうか。ずっと野党やってなさい。IMG_7719.jpg

 ちなみに、私は時間には余裕をもって行動することをむねとしてます。リスクをとりたくない。つまり気が小さいんでしょうね。桜田大臣は今回の反省で「これからは5分前行動します」なんて言ったそうですが、5分前では遅すぎます。わたしは必ず10分以上前には到着しますよ。職場のスタッフにもそう指導してます。

 時間に間に合いさえすればいい単なる待ち合わせならば5分前でもOKです。しかしビジネスシーンではそうではありません。人に会う場合は、準備してきたことの再確認、忘れ物はないか、どう話を進めるか考えてきたことのおさらいなど、必ず予習がいるのです。来る途中乗り物の中で、また歩きながらできることもありますが、到着した後に行うのとでは効果が違います。これは5分では無理です。10分いります。

 だいたい5分なんて、交差点の信号待ちとビルのエレベーターのタイミングで、あっという間にとんでしまうやないですか。

 セミナーの受講などの充電の機会を最大に活かす場合でも、現場への到着は早ければ早いほどいい。開始前の余裕は非常に貴重です。いい席が取れるし、事前に資料にゆっくりと目を通すことで受講内容の理解も深まります。

 ふだんの仕事もそう。わたしは毎朝誰よりも早く出勤し、大きなフロアの鍵を開けてお掃除の人に挨拶するのは日課になってます。ギリギリに到着してすぐに脳みそをフル回転できる人はいいでしょうけど、スロースターターのわたしの場合はまず無理です。その日の予定を確認して、ゆっくりと仕事の段取り考えて、メールの処理をして、書類に目を通して、ひと仕事終えた頃「おはようございま-す」次々と他のスタッフが現れます。お早くないよー。

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katsuhiko

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