わかりやすい

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 水無月に突入し、日本列島各地に梅雨入りが宣言されました。大阪も、今日は朝から雨降りです。
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 梅雨どきでたっぷり雨が降るのに、なぜに6月は水無月なのか。気になったので調べてみるとどうやら「無」は今でいう助詞の「の」の意味やとか。つまり「水の月」というわけです。なるほど、それなら分かる。ともあれ、毎年変わることなく季節はめぐり、美しい日本の花鳥風月をかたち作っていくのであって、四季の風情は実に分かりやすい。しかし、お金のめぐりはどうにも思うようにならないようです。日本経済の話です。
 
 消費税増税延期が決まりました。
 
 予定されてた増税がなくなるんやから、素直に考えれば、国民・消費者としてうれしいはずが、増税分を財源にして福祉施策を充実させる予定もなしよとなるとそれはちょっと困るやん、ということで野党が騒いでます。そもそも消費税率の段階的アップは先の民主党政権時代にでてきた与野党合意ということもあり、今の野党としては約束が違うということで、いちおう攻撃しているわけです。
 
 アベノミクス失敗というのが野党の旗印ですが、確かに目に見えた成果は出ていないけど、もともと景気がそんなに簡単に劇的に回復するなんて誰もが期待していなかったので、野党への目に見えた追い風にはなっていません。
 
 選挙前に増税を訴えることはリスクがあるので、野党にとってはやりにくところです。しかも民主党の残党が騒いでみても説得力まるでなく「お前らが言うか」と笑いのネタにしかなりません。アベノミクスは効果がないから安部首相は退陣せよというけれど、じゃあ野党はどんな対案があるのかというと、赤字国債乱発以外になんら効果的な施策を示していません。tax.jpg
 
 アベノミクスは、その成否は別にして、財政発動を駆使して現状の経済活動の活性化を目指す正統派の景気対応策であるのに対して、赤字国債は国と地方の借金をさらに増やし、現状の不景気のツケをこどもたちの世代に転嫁する場当たり的な打ち手に過ぎません。さらに、それを主張する民進党といえば、かの鳩山、管のバカツートップを頂いてた、もとの民主党です。国民の支持を得られるわけがありません。野党が内閣不信任案を提出しましたが、ほとんどニュースにもならない。
 
 安倍さん、その辺よく分かってって、たとえ増税の公約実現できなくても今度の参院選も大勝は揺るがない自信があり、それどころか、解散衆参同日選に打って出てもさらに党勢を伸ばす可能性さえあります。
 
 最近しばらくは政局が分かりやすい。野党のだらしなさが際立つこの頃です。gijo.jpg
 
 それ以上に巷間を賑わし、衆目を集めているのが、舛添都知事の狼藉と進退問題です。公金横領の疑いがまあ、出るわ出るわ。たくさんお給料もらってるのに、なんとあさましい行状であることか。実はそんな人間やったと分かったあとでは、なんとも卑しい顔つきに見えてくるから不思議です。都民の皆さんにはまことにお気の毒ですが、あなた方が選んだ都知事様ですよ。
 
 バカな首長や議員は日本全国にワンサカいるんでしょうけど、ウソでも東京都知事といえば日本一の首長です。扱う予算も桁違いのスーパー権力者です。そんな都知事に関して、かつて君子と崇められた人間であっても、権力を手に入れるとかくも下卑てしまうものかという見本が続いています。前任の猪瀬直樹は選挙に際して徳洲会グループから5,000万円もらってたことがバレて結局辞めさせられました。その前の石原慎太郎は、後先考えずに尖閣諸島を東京都が買うなんて言い出したことで中共に反日キャンペーンの口実を与え、日中関係を戦後最悪の状態へと導き、結果的に大きく国益を損ないました。世の中に与えた悪影響の大きさでは猪瀬、舛添など足元にも及ばないゲスの極みといえます。
 
 つまり、最近の東京都知事にはなぜかまともなやつがいません。なんとも分かりやすい。
 
 あくまで他所の都道府県の話なんで、ほっといてもいいようなもんですが、やっぱり影響が大きくてそういうわけにもいかない。例えば、オリンピックは都が誘致したとはいえ一大国家イベントです。いわば都の顔である知事さんには、それなりの品格のある人がなってほしいというのが国民すべてのささやかな願いです。誰かいい人いないかなあ。
 伊勢志摩サミット、無事に終わったみたいで何よりです。
 
 伊勢神宮は去年お参りしたばかりです。その時にはサミット決まってたかどうか覚えてませんが、去年行っといてよかった。サミット期間中はとても無理やし、今後サミット効果で海外からもいちだんと観光客が増えて混雑きわまることでしょう。現地にとっては期間中の我慢のおかげでこれから恩恵が享受でき、ホクホクといったところか。
 
 kenmon.jpgグローバリズムの進展によって国際社会と日本および日本人のかかわりは日に日に増大し、それに伴ってスケールの違う悪党どもに対する警戒もその強化が求められます。移民をほとんど受け入れていないわが国ではテロの危険が少ないとはいえ、過去には極左過激派や狂信的カルト教団のテロによる大参事もありました。世界中の先進国の首脳が一堂に会するイベントとなれば、テロリストにとってこれはまさに垂涎の標的であったはずです。
 
 何事もなく終わったと簡単に言いますが、ここに至るまでの警察を中心とする関係者の努力を思うとなんとも頭が下がる思いです。われわれ一般市民に外から見える警備の様子は、ゴミ箱の撤去や自動車検問などごく一部に過ぎません。昨今、いろいろな会合で警察署長さんや警備担当の方々とお話しする機会が増え、もちろんごく一端ではありますがいろんな重要イベントでの警備体制について伺うこともあります。何もなくて当たり前というミッションは、よくよく考えてみると大変な重圧であって、これまで数えきれない特別な警備を達成してきた日本の警察はやはりスゴイと思うとともに、日本人全体の市民意識の高さを改めて感じるのです。
 
 地球上には、武装集団どおしが日常的に殺し合いを続けている国がある一方で、わが国では警察官が何らの事案に際して拳銃を発砲すると必ず新聞に載ります。世界に誇る良好な治安は、歴史上連綿と築かれてきた日本人の民度の高さ、意識の高さの帰結であり、科学テクノロジーにも比類するわが国の誇るべき伝統であって、必ずや将来にも受け継いでいってほしいと思うのです。
 
 そんな中、沖縄で米軍関係者による殺人事件が起こりました。憎むべき犯行は決して許されるものではありません。厳しく処断されるべきであって、さらに犯人の処罰と再発の防止を図ることは当然です。
 
 しかし、日本で米軍関係者が犯罪を起こすと、必ずそれに乗じて「基地を撤去せよ」「米軍出ていけ」「安保反対」を叫ぶ輩がわいて出ます。今回も、ヒステリックなポピュリズムが身上の沖縄県知事を筆頭に、米軍基地があるから事件が起きたという主張が叫ばれていますが、これはおかしい。IMG_6506.jpg
 
 近年、日本に来る外国人が著しく増加しています。それに従って外国人の犯罪も増加していますが、だからといって外国人は日本に来るなということにはなりません。国内の外国人(米軍関係者も含めて)が増えていけば彼らによる犯罪が発生することは当然に予想されます。それを「だから基地は出ていけ」とは、例えば、高校生の犯罪が増えてきたから全国の高校を廃止せよと言っているに等しい、むちゃくちゃな論点のすり替えです。
 
 犯罪の発生に限っていえば、沖縄県での凶悪犯罪の発生は全国的にみてどうなんでしょうか。詳しく調べたわけではないので偉そうに言えませんが、基地があることにより治安維持が機能して犯罪率がおさえられているということもあるんやないでしょうか。基地問題はわが国の安全保障にかかわる極めて重要な国政課題であって、個々の事件とは切り離してことにあたることが必要です。
 
 さて、今日はこれから久しぶりにクラシックのコンサートにでかけます。ずいぶん前にチケット買ったときから楽しみしてました。何かに追い立てられるような日常の中にあって、ほんの一日の憩いのひと時を堪能することといたしましょう。

書の趣き

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 今日もいいお天気です。ていうか天気予報では真夏日になるとか言うてます。さわやかな初夏の陽気の中、昨日は「大阪府地域防災総合演習」というのんに参加して、淀川の河川敷で土嚢積みのお稽古をやってきました。水害対策で、3年に一度やるということで訓練の内容もさることながら、前回の演習からもう3年も経ったのかということに驚いたのです。
 
 そして午後からは、大阪市立美術館で開催中の「王羲之から空海へ」という展覧会観てきました。会期は今日まで。招待券もらったので行こう行こうと思いながらなかなか思い果たせずにいました。やっと昨日の午後時間ができたのでいそいそと出かけたところ、会期末でやはりというか壮絶な混雑でした。IMG_6495.jpg
 
 絵の展覧会はよく行くけど、思い起こすに書道展は記憶にない。だいたい書道はあんまり馴染みがありません。幼少期よりお習字は習っていたものの、高校時代に芸術科目で音楽を選択したことで訣別し、以来筆を持ったことなどほぼ皆無です。したがって、私は字はヘタです。
 
 空海といえば言うまでもなく「三筆」のひとりで日本の歴史上、字がいちばん上手やった3人のうちのひとりです。あと二人誰やったかな。一方、王羲之はウィキペによると「書の芸術性を確固たらしめた普遍的存在として、書聖と称される」とか。西暦303年生まれと言いますから、当時世界の最先進国やった晋の時代、日本ではまだ歴史の記録など無く古墳造ったりしてた頃です。たいそう字がうまかった人ということで、私でも聞いたことはあります。
 
 残念ながらわたくしは絵画同様、書に関してもなんの素養も持ち合わせないのであって、個々の展示品の芸術性などはっきり言ってよく分かりません。今回もお目当ては空海の「風信帖」が展示されると聞きおよんだからという、そう、いつもながらの超絶ミーハー精神の発露にすぎないわけです。
 
 壮絶な人混みをかき分け、間近で見るにこの空海の真筆、みる人がみると素晴らしい筆跡ということになるのでしょうが、わたしには分かりません。自分が書けるとは絶対に言いませんが、もっと字が上手な人はいっぱいいそうな気がします。しかし、これは国宝、日本の至宝とされています。
 
 つまり字そのものよりも、歴史上超有名な弘法大師空海の手になるものという来歴がはっきりしてる、ということが大事なんでしょ、きっと。
 
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 その他の書を鑑賞しようにもとにかく大混雑で、思うように展示品に近づけない。時間を節約するため能書きに「国宝」とか「重要文化財」と書いてあるものを中心に、その他はパスしていきます。どの書も特徴があって、なかなか趣きがあり芸術性が高いようには感じるものの、やっぱりよくわからない。中には書き損じてグチャグチャと消した字があったりで、むしろそんなところに親しみを感じます。こういう部分は教科書には出てこないなあ、とか思いながらひととおりみて回りそれなりに楽しめました。suiteki.jpg
 
 一方、うちの奥さんはかつて書道をたしなんだこともあるとか言ってますが、うち中どこ探しても筆や墨は出てきませんのであやしいもんです。しかし、その片鱗というかなんというか、結婚するずっと前から変わったコレクションしているのです。 
 
 水滴といって、書道で硯に水を注いで墨を擦るときに使う道具なんやとか。かつて私が幼少の頃やってたお習字など、使う墨はもっぱら墨汁で、墨を擦ったことなど記憶にありません。したがって水滴なんて見たこともなくて、初めは「醤油さし?」とか言って怒られたことを覚えてます。
 
 お茶碗や皿と同様に陶器のコレクターズアイテムなんやとか。部屋の壁に専用の棚までつくり付けるほど熱心に集めてて、旅行したときには土地土地の「何とか焼き」の水滴買ってきてたもんです。ところが近頃ではまったく増えていません。飽きたんやと思います。この、棚に並んだ水滴たち、地震には全く無防備です。阪神・淡路のときには住んでた家が狭くて、コレクションは箱に入れて押入れにしまってたので損壊を免れたのです。次の大地震がくるまでには何とかせねばと思ってます。

悲劇の国民

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 北朝鮮労働党が数十年ぶりに党大会を行ったことが話題になってます。この国の在りようについてはいまさらどうこういうのも空しいのですが、今日はちょっと書いてみます。
 
 そもそも、国であるのかということから始めないといけない。わが国とは国交がありません。日本と国交がないという点では台湾も同じですが、日本はいろいろあって台湾を国とは認めていないので当然国交がない。一方北朝鮮についてはいちおう主権国家であることは認めていますが、国交を樹立していない。なぜか。その国を統治している政府がおよそ国際法を守りそうもない、まともに相手にできない極悪集団であるからです。
 
KOREA.jpg そもそも国家とか国交といったものは、他国との人やモノや情報の行き来、経済活動などさまざまな交渉をその国の国民が法令に基づいて行う前提があってこそ成り立つものです。ところがこの国に限っては、国際法どころか基本的な常識がおよそ通用しません。常識が通用しないということでは韓国や中国も人後に落ちませんが、北朝鮮はレベルが違います。あまつさえ拉致やニセ札製造、覚せい剤の輸出など、国自体が犯罪行為を繰り返してきました。こんな国に対して、国と国とのおつきあいを取り結ぶなどおよそ考えられません。従って日本とはいまだ国交がない。当然のことです。今後もいりません。
 
 外交のみならず、国内の統治もひどいありさまです。ひとりの独裁者の専制政治のもとで、国民は洗脳され迫害を受け独裁者への恭順を強いられ、自由、基本的人権、民主主義といった、人類がその歴史において多くの犠牲によって獲得してきた成果を享受することなく、今なおその多くが粛清と強制労働と餓死の恐怖におびえながらなんとか身を存えています。
 
 現代社会においてこのようなことは、およそあってはならないことです。それも、どこか遠い地の果ての未開の国の話ではなく、わが国のすぐとなり、かつてわが国が統治していた領域で起こっているのです。
 
 そんなとんでもない国で、国民向けに「わが党と国家は健在だぞよ」とハリボテの気勢を上げるために今回の党大会は強行されました。何をいまさらという感がしてましたが、案の定その内容たるや、国民向けに核実験とミサイルを成果と触れ込み、虚勢によって体制の維持を図ったに過ぎませんでした。威勢のいいことを言っても独裁者は、本気で戦争を始めるつもりなんかありません。国勢から常識的に考えて勝てるわけがないことがよく分かってることもありますが、それよりもなによりも、戦争となればさすがに今の贅沢極まりない生活ができなくなるからです。Nkorea.jpg
 
 北朝鮮は、複雑に絡み合う国際情勢のニッチに、いつ蒸発してもおかしくない状態でかろうじて存在しているにすぎません。仮に日米と中露の関係が改善したりすればもはやそれまで。国連軍は3日もあれば半島全域を制圧することでしょう。
 
 アメリカや日韓からの経済援助はのどから手が出るほど欲しい。しかし相手にしてもらえずあまつさえ合同軍事演習で挑発される。そこで拗ねた子供のように核実験したり短距離ミサイル撃ったりと、幼稚極まりない行いを繰り返してきたのが、今の北朝鮮です。
 
 しかぁし、中世の暗黒時代かと見まごうこのような絶対王政が、現代にあって永く続くわけがありません。欧州の旧社会主義国が人類の叡智と自然の帰結によって次々と崩壊していったように、北朝鮮という国もごく近い将来、破綻、消滅することは火を見るよりも明らかです。それがイラクのように国外からの軍事侵攻、斬首作戦によるものか、国内不満層の暴動、クーデターから内戦によってもたらされるものなのか、いずれにしても独裁者の心中は穏やかではないはずです。
 
 そうなると怖いのは、独裁者が「死なばもろとも、道づれじゃ」とばかりに核ミサイルのスイッチを押すことです。どこに飛んでいくかわからない中途半端な核技術ほど恐ろしいものはありません。願わくば核弾頭が搭載されないうちに、何らかのかたちで北のお笑い王朝がその終焉を迎えてくれることを願ってやみません。
 
 いつも思うのですが、これだけグローバル化が進み情報に国境がなくなった現代社会にあって、北朝鮮が世界中の多くの国々と比べてどれほど異質でケッタイな国であるか、国際社会においてどのように評価されているかということは、北朝鮮の国民も少なからず分かっているはずです。たとえば日本国内にも多くの在日朝鮮人が住んでいるわけで、少なくとも彼らはなぜ本当のことを故国に伝えようとしないのでしょうか。不思議でなりません。いったいいつまでハリボテの偶像を推戴して、自分たちが当然に享受するべき権利を放棄し、苦しみに耐え続けるのでしょうか。お笑い国家の軍事パレードを眺めるにつれ、あらためて洗脳の恐ろしさを感じ、北の国民を気の毒に思うとともに、金王朝の独裁者とそんな妖怪を生み出した体制に対する憎しみが募っていきます。

夢のこと

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 怖いものみたさという感覚があります。考えてみるとこれ変な話で、人間以外の動物は、怖いもの、すなわち身の危険を感じるものには近寄りません。怖いものを忌避する、生存本能というやつです。
 
 「好奇心」は動物にもあります。イルカなんて実に好奇心旺盛で、ちょっと変わったものがあるとすぐに寄ってくるそうです。しかし対象が危険なものと分かったとたん、一目散に逃げていきます。絶叫マシンなんて人間以外は絶っ対に乗ろうとしない。まあ、乗せようもないですが。
 
 ところが人間だけが怖いものに魅力を感じてそれを楽しむ、じつに不思議な感覚を備えてます。
 
 わたしも怖いもの大好きです。子供のころからテレビ番組で「怖い系」あると必ず観てました。で、そのあとしばらくはトイレに行けなくて後悔するのです。田舎のことでトイレは広い家の端っこにあって、屋外ではないもののたどり着くにはいったん履物履いて暗い中を進まねばなりませんでした。小学生には相当の試練であったのです。怖けりゃやめときゃいいのにまた怖いテレビ観る。で、トイレ行けないを繰り返して、今思えばずいぶんと「怖い」を堪能してた幼少期であったなあと思います。
 
 かつてテレビ番組でよくあった「身も凍る心霊写真・映像」のたぐいがすっかり減ってきたのは何とも淋しい。科学至上主義の社会にあって、いたずらに超自然的な現象をさも事実のように伝えることは果たしていかがなもんか、なんて、よくある放送局の大人の事情によるものとか聞きました。むしろ、PCの普及で幽霊やUFOの映像なんて素人でも簡単に合成、作成できてしまうようになった昨今、「どうみても作ってるやん」という写真や映像を流して「さあ、笑ってつっこんでくれ」という開き直りの怖い系が増えたように思います。実に悲しいことです。ここでも昭和が遠くなりました。
 
 ところで、女性は大体、怪談、怖い系苦手な人が多いと思ってました。結婚するまでは。かつて、バブルの頃、職場の皆で夜中まで残業しているうちになぜか怖い話になって、一緒にいた女性職員が「帰れない」なんて泣き出してしまって困ったことがありました。また、かつてあるTV局の公開録画に参加したとき、ゲストの一人があの稲川淳二さんで、お約束の怪談を語り始めたところ、隣に座ってた女子高生の一団が一斉に耳をふさいで下向いてしまったということもありました。「何しにきたん?」とか笑ったもんです。女性が一緒にいるときにうかつに怪談語り始めると本気で怒りだす人もいたりで、どうやら本当に怖いらしいと思ってました。ところが、うちの奥さん、私同様に怖い系大好きなんです。映画もホラー、スプラッターは必ず観るし、テレビもそれ系の番組は絶対見逃しません。怪談嫌いは女性一般の傾向と思ってましたが、そうでもない。人によるようです。
 
IMG_2322.jpg 怖い夢というのがあります。映画やテレビのバラエティで他人の体験を観るのとは違って、これは本当に怖い。みてるときは当然のこと、覚めてからもなんだか忘れられない、後を引いて怖さが残ります。
 
 数少ないですが、私も忘れられない経験があります。もう何十年も前のことですが、意外にも夏目漱石を読んだあとにとてつもなく怖い夢をみたのです。
 
 「夢十夜」という短編で、10編のアンソロジーです。漱石自身の経験なのか、完全フィクションなのかは知りませんが、「こんな夢をみた」という一文で始まる、シュールな世界を第1夜から第10夜まで描いていきます。その中の第3夜が完全に怪談話で、不条理ではあるが妙に納得してゾッとするものでした。それを読んだ日の夜にみた夢が怖かったのです。第3夜と酷似した展開、もちろん主人公は私に置き換わってて設定も私の日常に変わっており、恐怖で思わず目を覚ましたのです。こんなことはほかにあまり記憶がありません。ホラー作家などではなく歴史上の文豪の作品がきっかけやったというのも面白くて、ずっと記憶に残ってます。
 
 最近は、あまり夢を見なくなりました。睡眠時間が短くなってきたこともありますが、歳をとるにつれて、違う意味での「夢」もしぼんできたからでしょうか。これは淋しい。いつまでも青春の夢に忠実でありたいもんです。
 
 さて、G.W.も今日で終わり。中休みがあったとはいえ十分に休養しました。明日からはまた日常へと戻っていきます。がんばらねば。
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PROFILE

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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