先日、連休中日の日曜日、「奈良まほろばソムリエ検定」受検してきました。
通称「奈良検定」は、「奈良通2級」、「奈良通1級」、最上級の「奈良まほろばソムリエ」と3段階あって、1級は2級合格者が、まほろばソムリエは1級の合格者が受験できます。毎年1回実施されます。
ほかの多くのご当地検定同様、合格しても別に何のメリットもないのですが(ソムリエになると、ほんの少し特典がありますが)純粋に郷土愛のなせるわざです。ふるさと奈良を語るのならもっと奈良のことを知っておくべしという思いもありました。
主催の奈良商工会議所がテキストを発刊してて、郷土の地理・歴史・文化などきわめて広く網羅されており、読んでみると知らないことだらけで、非常に興味深い。検定の問題もその多くがこの中から出題されます。したがって受検する人はまずこのテキストのお勉強から始めます。
2級は出題の90%、1級は70%がテキストに記載されていることが出されるとのことです。試験は四択問題100点中70点で合格なので、テキストをしっかり勉強していればほぼ合格できることになります。しかし、なんせ350ページもある大部なので、これがなかなかしんどい話なのです。しかも、最難関のソムリエ級は四択問題に加えて小論文形式の問題もあり、また出題の多くはテキストにはまったく載っていない項目です。まさに奈良のすべてに関する幅広い知識と造詣、応用力が問われることになります。
昨年の合格率は奈良通2級62.8%、奈良通1級49.5%に対して奈良まほろばソムリエ15.1%と、やはり最上級は相当に難しくなっています。
さて私は、昨年2級を通過したので、今年は1級にチャレンジしました。
会場の帝塚山大学に早めに到着し試験会場教室前の廊下でテキスト読み直してると、受検者のみなさん、一様にテキストや資料をにらんで最後の詰め込みを図ってます。せっかく1年間勉強した成果なんやから、何とか受かりたいですよね。頑張りましょう(^^)
さあ、いざ試験始まって問題読んでみると、やっぱり知らないことがいくつも並んでます。「えぇっ!こんなんどこにも書いてなかったやんか!」と狼狽する一方で、知ってる項目があると「しめしめ ♪」てなもんです。今回8回目の実施で、過去に出題された同じ問題が多く出されるのもこの検定の特徴です。今年も知ってる問題がちらほら出てて、わりと得した気分。
昨年の2級は9割以上の正解で、試験終わると同時に合格を確信しましたが、今回は、合格圏の7割とれたかどうか微妙な感じ。モヤモヤしながら会場を後にした次第です。
ところが、帰ってテキスト繰ったりネットで調べたりしながら自己採点してみると、どうやら合格ラインに届いた様子。うれしい。
今日は大学入試センター試験2日目です。受験生諸君の苦労には比ぶべくもない、能天気なオッサンの道楽ではありますが、好きな奈良県についての知識が増えていき、勉強の過程ではいろんな人との交流もあり、また結果が形になる。なかなかいいもんです。
ここに至ったからには最上級ソムリエ獲得をということになりそうですが、こちらは段違いの難関です。数年計画でぼちぼち精進することとしましょう。
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