時候に時効寸前

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 3連休✕2回という贅沢な秋の行楽日和がどちらも台風襲来でワヤになったわけですが、今朝の大阪は爽やかな秋晴れが広がっています。日に日に秋の気配が増していく今日この頃、自宅マンションの植え込みに鍾馗水仙が今年も顔を出しました。1年のうちほんの1週間足らず、毎年間違えずに存在を主張します。数年前はじめてその存在に気がついたときは1本だけでしたが、いつの間にか3本に増えてます。よく見ると奥の方に白いヒガンバナのようなのも咲いてます。生えていないあいだに地中で家族を増やしていたのかも知れません。20220921_075101011_iOS.jpg

 さて、ここに1枚の磁気カードがあります。「スルッとKANSAIカード」という、かつて存在した関西一円の交通機関共通で使えるプリペイド乗車券です。先週、カード入れの中を確認してたところ発見しました。そいや最近ICOCAやPiTaPaばっかりで磁気カードなんてめっきり見かけんくなったなと思い、そもそもまだ使えるんやろかとネットで調べてみたところ、なんと、

「2018年1月31日(水)の営業終了をもって、駅の自動改札機・バスでの共通利用を終了いたしました。」と出てるやないですか。どっひー。

 もう使えません。2,000円のカードが無駄になったかと焦った矢先、
「近鉄発行のスルッとKANSAIカードの残額につきましては、無手数料で払戻しさせていただきます。(払戻しは2023131日まで)」という記載もありました。よかった、払い戻しできるんや。しかも、その期限まで3カ月ちょっとしかありません。よくぞ今、気が付いた。

20220923_022351192_iOS.jpg しかし、使えなくなったことに気付かず、5年近くもの間カバンにいれて毎日持ち歩いていたことになります。なんという呑気な奴め。この間、もちろん発行もとの近鉄電車はじめその他の交通機関で使う機会は多々あったはずです。しかし、ICOCAとPiTaPa持ってたので磁気カードのことなどまったく思い出しもしませんでした。

 このカード、自分で買ったわけではなく貰ったものです。昭和の頃からテレホンカードやクオカード、国鉄のオレンジカードなどのプリペイド金券は、軽くて万人に喜ばれる手頃な記念品としてよく使われました。このカードは大阪のある大学の創立記念に際して作られたもので、何らかの会議に参加した際にお土産としていただいたものと思われます。いわば販促グッズのようなものです。

 2,000円相当のうちまだ1,500円ちょっとが残っていることが確認できます。いざ、これを払い戻すこととします。現在の生活・通勤圏からして近鉄の駅にはほとんど行く機会がないので、また忘れてしまわないようにせねば。

 しかし、ここでちょっと考えるのです。記念品としていただいたプリペイドカード、仮に全く使わずに忘れてたら、2,000円まるまる現金化できたことになります。ひょっとしたら課税される可能性は無いかということです。

 調べたら商品券や賞金は一時所得として課税されるけど50万円の特別控除があるみたいです。50万円超えると超えた金額の2分の1に課税されるらしい。巨悪はびこる現代社会において2,000円程度の収入でとやかく考える必要ないということなんで、胸を張って払い戻しを受けて現金を手にすることといたしましょう。

 このカード、毎年忘れた頃に現れる鍾馗水仙のように自己主張してくれたらよかったのに、持ち主がマヌケであったために乗車賃というカード本来の使命を全うできず、気の毒ではありますがこの際現金化してさらに有効に使わせていただきます。

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katsuhiko

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