自民党総裁選

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 台風一過、いいお天気の日曜日の朝である。

 今日のブログネタ何にしようか、しばし黙考した結果、やはり昨今のトレンドを無視するのはいかがなものかと、自民党の総裁選のこと書きます。

 出そうで出ない妖怪みたいな石破茂氏が結局出ずで、4人の争いとなったようですが、過去の総裁選と比べて今回は微妙に面白い。これまで多くの場合はやる前から勝者がほぼ決まってて、特に安倍長期政権にあっては安倍さん以外のひとを総裁に担ぐなんておよそ考えられない状況でした。その安倍さんが引いて菅さんにバトンタッチしたのがほぼ1年前。その後コロナ政策が思うように奏功せず、総選挙をひかえて「選挙の顔」にはなれないと自ら悟った菅さんが政権を譲ることを明らかにしてから、がぜん総裁選がヒートアップしてきました。

 安倍政権の時代から総裁候補として名が挙がっていた岸田文雄さん、外務大臣、防衛大臣を務め知名度、人気が高い河野太郎さん、超タカ派で安倍元首相の覚えがめでたい高市早苗さん、小渕内閣のとき37歳という若さで閣僚(郵政大臣)に抜擢されて以降、女性政治家として日の当たるところを進んできた野田聖子さん。いずれ錚々たる面々です。特に女性が二人というのもよろしい。時代を感じます。

sosaisen.jpg 本命不在です。4人いずれにもチャンスがある。というのも、自民党の総裁選挙は通常、派閥の支持を取り付けた候補が無風で当選することが多かった。ところが今回、今ある7つの派閥のうち、細田派、麻生派、竹下派、二階派、石原派の5派閥が自主投票としています。誰に投票してもいいよってことです。これはかつてない異例の展開で、票読みが難しくなりました。

 当選者は自民党総裁となり、与党のトップですので必然的に総選挙後の首班指名選挙で勝利し総理大臣となります。事実上国のトップを決める選挙であるのに、自民党員以外は参画できません。当然ちゃ当然ですが、何か悔しいところです。

 政党は「公党」なんて言われますが、別に法令の裏付けがある組織ではなくて、いわば町内会やネットのオフ会やなんかと同じです。公的なものでもないので、その親分を選挙やって選ぼうって場合でも公職選挙法は適用されません。つまり買収でも脅迫でもなんでもありです。弁護士会の会長を決めるときや、民間が設置する大病院の院長を決める選挙でも票を買うために実弾が飛び交うと聞いたことがあります。総裁選もそれとおんなじなんですが、さすがにクリーンが身上の政治家さんたちの集まりで、そんな真似は表向きできません。けど、出てないだけでいろいろやってるのかも知れません。国会議員でお金に困ってる人は少ないでしょうから実弾は無いにしても、支援、投票と引き換えに将来に向けて美味しいポストを用意するよとか、次の選挙であなたを応援するよ、くらいのことは当然あるでしょう。

 わたしのごとき、自民党の党員でもなく、もちろん所属の議員でもなく蚊帳の外にいる身では総裁選に何ら参画できるわけでもありませんし、4人のうち誰が総理大臣になっても別に構いません。しかし、野党の、陰湿で非建設的な嫌がらせに対して徹底的に反撃できる、そして暴力集団の日本共産党を始めとする反日本勢力を一掃するための政策を勇気をもって推進できる、頼もしいリーダーであってほしいとは思います。

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