伊勢神宮特別参拝

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 今日もいいお天気であります。ブログの更新が済んだら、高校ラグビー大阪府予選の決勝戦3試合を観戦に行ってきます。大阪府は高校ラグビーに関しては全国都道府県の中でも際立ってレベルが高いことから花園の全国大会出場に3校の枠があります。その3地区の決勝戦が今日花園ラグビー場で、せーので一気に実施されます。全国大会決勝戦レベルの熱戦が3試合も観られるお得な日なのです。

 さて、今年の秋は短かった、というより残暑が長く続きました。あっという間にキンモクセイが咲いて散り、木枯らしが吹いて、巷はすっかり冬の佇まいを呈してきました。そんな季節の変わり目、前回エントリーで書いたとおり先週、伊勢神宮の正式参拝に行ってきました。

 お伊勢参りには過去数えきれないくらい行ってて、ブログでも何回かアップしてます。ここ何年かは温泉旅行のついで、または職場の同期会永年勤続ご褒美旅行にかこつけてといった不埒な動機が多かったわけですが、今回は県人会の行事で参拝そのものを目的としたものです。IMG_2872.jpg

 日本晴れのもと大阪をバスで出発。わたしをこの会に引きずり込んだ高校時代からの古い友人とあれやこれやずっと話しているうち、あっという間に伊勢神宮とうちゃく。外宮→内宮のオーソドックスな順番です。

 外宮では各自勝手にお参りし、内宮では特別にお神楽の奉納も鑑賞できました。「神楽殿」というお社で全員整列、畳に座って約30分。足を崩してても痺れてきました。日本人は生活様式の変化に伴い床に直に座ることがほとんどなくなってきており、わたしも例にもれず、これはいささかきつい。すぐ前に座ってた友人は、なんと正座したまま微動だにしません。さすがと思って後で聞くと「ねてた」と。これはこれですごい。

 そして、いよいよ正式参拝へと。正式といっても1年前の大神神社のときのように拝殿の中に入って神職さんがチリはたきの親玉みたいなのを左右に振って、お神酒をいただくというような所作ではなく、参拝の場所が一般の場合からワンレベルアップするだけのお話です。正式参拝というより特別参拝というべきか。

 正殿は4重の玉垣(塀)に囲われてて、通常の参拝は一番外側の塀のみ入れます。今回は、もうひとつだけ塀を抜けて中に入れます。それでも正殿は屋根しか見えません。ほかの人よりすこしだけ神様に近づいてお参りできるというわけです。

 神職さんの先導について、一般人は入れない神域へと入っていきます。こぶし大の玉砂利はすごく歩きにくい。整列して、二礼二拍一礼と。最後の一礼の瞬間、軽く足が攣りました。これはバス降りてからの長距離慣れない玉砂利を革靴で歩いたせいであって、決してお参りに対する神様からのリアクションではありません。正宮では神様へのお願いはしません。ただただありがとうございますという気持ちで祈ります。今日、神様にお参りできる、日本人としてこれ以上の幸せはない、その感謝をひたすら伝えることが神宮参拝なのです。

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 伊勢神宮は、正しくは単に「神宮」といいます。日本中に超たくさんある神社の中でも○○神宮を名乗るのは、明治神宮、熱田神宮、橿原神宮、石上神宮、吉野神宮など30社もありません。歴史があり、格式が高いのです。「大社」という呼称をいただく神社もあります。春日大社、出雲大社など、こちらも30社弱。同様に格式が高いのです。

 それら諸神社のなかで頂点に君臨するキングオブ神社が伊勢神宮です。外宮(正式には豊受大神宮)・内宮(正式には皇大神宮)が「正宮」としてその中心をなし、伊勢地方に点在する別宮、摂社、末社、所管社、合わせて125の神社の総称が「神宮」、いわゆる伊勢神宮なのです。 

 こんなことわたしが知ってるわけないんであって、この日ついて回ってくれたガイドのおじさんの説明の受け売りであります。お参りを無事に終えて、日の丸を高く掲げて進む一行から離れて御朱印をいただきました。

 神道は果たして宗教かということの考察については以前にも書いたので端折りますが、今回の参拝でもやっぱりそう思いました。近年のわが国を取り巻く状況を憂い、国際社会への迎合や邪悪な反日勢力の攻勢に屈して、悠久の古来より受けつがれてきた日本人の日本人たる精神の在り方を変えてしまうことはあってはならない。そんな思いを新たにした、晩秋の楽しい一日でした。

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katsuhiko

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雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

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