消費税増税?

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 ラグビーのワールドカップ盛り上がってます。暗い話題が多い昨今の日本で、代表の活躍にいっとき国民こころを一つにして熱狂できるのは実に幸せやと思います。このまま勝ち進んでほしい。

 一方でプロ野球セ・リーグのペナントレース終盤、奇跡の6連勝でCS出場を獲得したわが阪神タイガースがCSファーストステージでこれまた6点ビハインドからの逆点勝ちと、昨日は一日興奮さめず実にビールが美味しい夜でした。

 さて、10月の声を聞き、いつまでも暑いとぶつぶつ言ってるうちに、消費税が上がりました。

 報道によると、なぜか野党が一斉に反発を強めており、先週召集された臨時国会で追及を強める構えということです。あり?

 消費増税を10%に決定したのは2011年当時の民主党政権です。増税を決めたのは菅直人元総理で実行したのが野田佳彦元総理。立憲民主党の枝野幸男党首は、増税を決めた時の官房長官です。その後、自民党政権が経済情勢をこうりょして、決まった増税を今年まで何度も延期してきて、今回やっと実現したのです。

 それが与野党の立場が変わると増税反対を叫ぶとは、忘れてるのか覚えてて開き直ってるのか。自分たちが決めた政策を自民党に実現してもらってるのに、三原じゅん子議員ならずとも「感謝しこそすれ反対するとは全くの常識外れ、愚か者の所業、恥を知れー!」と叫びたくなります。

 基本的に増税されてよろこぶ国民はいません。だから増税があった際にとりあえず反対することは、ポピュリズムの基本です。社会保障充実の財源に充てるという大義など関係ありません。野党が足りない頭で考えるのはこのあたりが限界ということで、責任とらなくていい間はなんだって言えます。現在、外交施策と同様に経済政策においてもまともな対案を出せる野党は存在しません。こうやってこれからも自民一強多弱の時代が続いていくのです。

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 ところで、今回の増税は軽減税率の制度によって税率8%と10%が混在することから、各方面でややこしいと話題になってます。贅沢品以外のどうしても必要なものは税金を安くすることで低所得者を救済することが軽減税率の意義とされてます。しかしですね。

 その対象品目は、主に食料品と新聞購読料です。食料品はお金持ちも低所得者も同様に消費するからやそうですが、外食は軽減されません。コンビニで食べ物買ってイートインは10%、持って出て食べたら8%です。仕事忙しくて家に帰れずイートインで食事する労働者は、おうちに帰ってゆっくり食べられる人よりも贅沢しているとみなされるのです。どうもおかしい。

 もっとおかしいのは、ほかにも数多くある消費支出のうち、なぜに新聞代のみが軽減されるのかということ。実に奇妙です。一説には、連立与党の公明党が増税で聖教新聞が売れなくなるのを恐れて無理やりねじ込んだと言われてますが、真偽は分かりません。

 所得差を考慮した結果とするならば、新聞代なんかより所得に関係なく誰もが消費する水光熱費がなぜ一律軽減されないのか。水道水は10%でミネラルウォーターは8%です。低所得者には水道など贅沢品、毎日水汲みに何時間も歩くアフリカの人を見習えということでしょうか。下水道料金も軽減なし。低所得者はトイレで水を流すのも贅沢ということなのでしょうか。そうか、ミネラルウォーターで流せばいいんか。

 などといつもながらブーブー言ってますが、わが家では、奥さんは増税などどこ吹く風で、「多少の買いだめしたところで何年ももつわけでなし。食べ物はけーげん税率で値段変わらんし~♪」

「ビールは上がるよ」

「しもた。ビールは買いだめするべきやった。なんで言うてくれんかったんよ!」

 知らんがな...

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katsuhiko

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