シャベル?スコップ?

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 ちょっと事情がありまして、力仕事をしてまいりました。

 さきの西日本豪雨で土砂崩れの膨大な泥がキャンパスに流れ込み、未曾有の被害を受けた大学でその泥を運び出す作業を応援に今日行ってまいりまして、今時分のブログ更新となった次第です。20180715_011330971_iOS.jpg

 この、山から流れ落ちてきた土砂というのが実にくせ者で、「真砂土」という、粒子がとても細かくて土木工事や園芸で使うのには非常に適した粘土質の土なんですが、望まないカタチで堆積してしまうと何とも厄介なのです。重くて、乾くとまるでレンガを重ねたように硬く固まってしまいます。スコップで掘り返すのは相当な重労働なのです。

 もちろん土砂撤去の主たる作業は大型の重機でガガガッとやってしまうのですが、細かな部分はどうしても人の手でやる必要があります。写真のような駐車場のブロックの隅なんかは遺跡発掘よろしくシャベルでちまちまとやるわけです。

 ところで、この「スコップ」と「シャベル」どっちがどうよということは長年の論争を経て決着がついていません。邪馬台国みたいなもんです。ググってみると公式なJIS規格では、足をかける部分があるものを「シャベル(ショベル)」、ないものを「スコップ」というそうでどっちも大きいのんを指すそうです。で、片手で持って使う例の小さいやつは「移植ゴテ」というそうです。へー、そうなんや知らんかった。けど、関東と関西では大小の呼び名が逆とかも言われてますし、わたしはというとこれまで「スコップの大きいやつ」と「小さいやつ」で意思疎通を図ってきました。「移植ゴテ」なんて聞いたことない。専門的な医療器具かと思てまうわ。img_0-min-1.jpg

 さて、普段力仕事などまったくしない上に気温が体温を上回る記録的な猛暑の中ということもあり、終わったあとは文字通りヘロヘロんなってしまいました。

 おびただしい量の土砂を押し流し人の生活を破壊するのも自然の営みならば、それを跳ね返す意欲と智力と体力を人に与えたのもまた自然の意思やということは、考えてみればおもしろい。さらに、ガテン系のお兄さんたちはこんなことを毎日やったはるわけで、わたしといえども慣れれば連日でできるように...ならんやろなぁ。

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