浮世絵とミュージカル

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 京都のイメージにはどちらもあまり似つかわしくはないのですが、昨日、あわせて堪能してきました。トコトコと、ひさびさの京都の街です。

 午前中に摂南大学の学位記授与式出席のあと、うちの奥さんと合流して京阪電車で京都に向かいました。まず烏丸御池の京都文化博物館の北斎展(ホノルル博物館所蔵)です。

 昨日は、晴れたかと思うとすぐに雲に覆われ、たちまち強風とにわか雨、見上げると彼方には青空が見えている、という様な妙な天気でしたが、うまい具合に外を歩いているときには雨に逢わずに済みました。

 さてミュージアムですが、楽日の一日前、期間最後の週末ということでかなりの混雑です。館内は薄暗~い。もちろん展示作品の保護のためで仕方がないのですが、最近視力が落ちてきてるので、作品のすぐ前に立たないとよく見えない。混雑の中じっくりと鑑賞するのはちょっと、しんどかった(^^)

 葛飾北斎といえば「富嶽三十六景」。この傑作が世に広まったは、もちろんその芸術性が日本のみならず海外の美術シーンでも極めて高い評価を得ているからですが、加えてある事情が多少影響しています。 

 記念切手です。

 浮世絵といえば「切手」か「お茶漬け海苔」、案外そういう人は多いのではないでしょか。

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 かく言う私もそのひとり。昭和40年代、空前の切手蒐集ブームが世を席捲していました。切手少年でもあった私は、プレミアム記念切手として人気が高かった「国際文通週間」シリーズの原画として「浮世絵」というものを知ったため、今でも「切手の絵」という印象が強いのです。 

 昨日、図録と一緒に買った絵ハガキも、切手になったものばっかしです。芸術作品としての鑑賞用プラス個人的な昔日の思い出グッズでもあるわけですな。

  「神奈川沖浪裏」 「甲州石斑澤」

  「甲州三坂水面」 「尾州不二見原」 

  

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 1時間ほどの鑑賞・感傷ののち、ひさびさの京料理懐石で食事を済ませたのが午後3時半。 中途半端な時間やったのは、5時半からの劇団四季「マンマ・ミーア!」観劇のためです。

 ちょっと前まで梅田ハービス・エントの四季劇場で掛かってたので、そっちに行けばよかったのに、わざわざ京都まで出向くことになりました。「観たい!」と思う旬の時期がちょっとずれていたということで。

 開演まで少し時間があってので、久しぶりに駅ビルをぶらつきました。京都の玄関に似つかわしくない、何とも醜悪な駅ビルの外観と内側の眺めは何度見ても馴れません。創るときにいちおうデザインのコンペして決めてたような記憶がありますが、いったい誰が選んだんでしょね? 

 さらにどうでもいいことですが、エスカレータの立ち位置。 あの、大阪は右、東京では左、というやつですが、京都は左右決まっていない!? 構内の大階段(⇒)とかで観察していると、どうやら先頭の人に決定権があるようで、ときによって左だったり右だったり。観光都市ということで世界中から人が集まってきているから、こんな現象がおきるのやろか。

 そいや、新大阪でもたまに皆が左に寄ってて 「ん?」 とか思うことがあります。

 

 

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  さて、本日のメインイベント。

 諸々のごたごたした日常からしばし逃避して、心の底から楽しみたいというときには、コンサートや観劇がよろしい。 中でも、ミュージカルはうってつけですね。特に、劇団四季はいい! 妥協を許さないプロの技量に圧倒されます。 頭の中カラッポにして楽しめました。 日本だけで何千回も上演されている人気も納得というところ。

 必然の成り行きとして、ABBAのアルバムを聴きながらのブログ更新となりました。しばらくはマイブームとなりそうです。

 

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katsuhiko

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奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

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雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

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