宝塚歌劇のお話ではありません。
昨夜は皆既月食、大阪は快晴、しかも土曜日と条件バッチシで11年ぶりの天体ショーを一杯やりながら見物いたしました。
10時前から欠け始めて1時間ほどで完全に影に入りました。しかし全く見えなくなるのではなく、うっすらと赤っぽく光ってます。
この状態でさらに1時間。反対側から三日月みたいに光り始めて真夜中1時過ぎにはもとのフルムーンに戻りました。
ゆうべはすごく寒かったので、ず~っと眺めているわけにはいかない。死んじゃう。ときおりベランダに出ては写真とってたわけです。OLYMPUS PENに150mmズームつけて撮影しました。
壮大な天体ショーは圧巻でしたが、文字通り寸分の狂いもなく、あらかじめ食の時刻が分かってしまう天文台の仕事に驚きます。どうやって計算してるんでしょね。わたしら素人にはほんとに神業ですわ。
食が進んで満月の明るさが落ちるにつれて周辺の星が輝きを増してきます。この時期、星といえば冬空の王者、星座の中の星座、オリオンと「冬の大三角」ですよね。月食の機会に久々にゆっくりと眺めました。
友達に「月食だぜよ~」とメールすると 「見えねぇけど星に癒される~」 と返ってきました。気持ち分かります。
貧乏学生だった頃、住んでた東京でもオリオンと大三角だけはよく見えてました。たまに真夜中、空を見上げて 「何にもないけど、とりあえずオリオンだけはあるなぁ、よかった、よかった」 なんてワケ分からんことを考えてたのを思い出します。
つまり、地上の人の営みなど人智を超えた超々大自然の前にいかにも小さい、とムリに納得していたわけですよね。
その後何とか今まで生きてきて、そのいかにも小さいと思ってた、人の叡智、力の凄さを少しずつ知ることになったわけですが。
ともあれ今日も、約束どおりに月と星は動いています。この先もときおり星に癒されながら、為すべきことを行ってまいりましょうか。
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