天満のOMMビルであった「大阪私立学校展」に行って来ました。
大阪府にある102の私立高校・中学校(通信制・単位制含む)のすべてが参加してPRを繰り広げる一大イベントです。
少子化が進行し、定員を満たせているところは約半分。各学校とも生徒獲得に必死です。また生徒さんとご父母は少しでも条件のよい学校を探そうと、こちらもまた必死です。
ものすごい熱気です。有名校には、多くの人だかりができています。
それぞれの学校が特色を出したブースは見てると楽しい。こんなにたくさんの私立中高があったのかとあらためて感動ですわ。どの学校も来場者の関心を引こうとあの手この手。ネイティブ(外国人)の先生に「ハロ~」なんて声かけられると、生徒さん思わず「おっ」とかなっちゃいますよね。
入り口で大きな手提げ紙袋を配ります。興味ある学校のパンフレットを好きなだけお持ち帰りくださいというわけ。
人気の学校は整理券を配って懇談の順番待ち。さらに相談用の別室が用意されます。
わが学園のブースもおかげさまで大盛況。先生方の説明にも自然と熱が入ります。 パンフレットも中学校・高校ともに、すごい勢いで減っていきます。
制服の展示室があります。約100校もの制服が一堂に揃うと壮観です。
生徒さんにとっては制服も学校選択のポイントになるのでしょうか。
府立は制服なくて着用自由の標準服ってとこが多いですが、私学はやっぱり制服でも特色を主張しないとね。
そういえばわが校もかつて「学ラン」だったのですが、最近の高校は減りましたよね~。今日の展示でも、いわゆる「詰めえり」でもボタンが変わってたり、えりの形が違ったりで、かつてのような真っ黒、金ボタンは無かったなあ。
あり得ない話だと思うんですが、制服で志望校を決めたり変えたりする生徒は少なからずいます。奈良高校の制服は今どきの制服とは少し違います。私は帝塚山っぽくてかなり好きなんですが、流行りの着崩し方ができないので学生には不人気です。そしてそれが理由で受験しない生徒にも出会いました。郡山高校の人気は校風以外に制服にもあると思います。でもあまり生徒好みの制服にしすぎると、どこも学園ドラマ風になって個性がなくなってしまいますね。
制服って大切です。私学の場合、歩く広告塔ですから学校のネームの入ったカバンやコート、ユニフォームを登下校や遠征試合、修学旅行などで正しく着て歩いてほしいでしょうね。着崩せないようなデザインを狙って採用しているように思える学校もあります。男子生徒のシャツの前立てに斜めラインを入れ、ネクタイを廃止したり、女子はオーバーブラウスにしてシャツの裾がだらだらしないようにしたり。
近大付属高校は夏でも女子はベスト着用です。理由は校長先生がおっしゃるには男女共学になったとき、前席に座る女生徒の下着が透けてみえると教育上よくないからだそうです。登下校は暑いです。そして教室は冷房がよくきいているのでセーターを上からはおっています。ベストの意味がよくわかりません。でも制服の生地はニッケ。上質の制服でした。
榛生昇陽高校の女生徒の制服が色もデザインも上品で高級感があって好きです。
榛生昇陽高校…読めんくて調べました。県立高校の統合・新設ってたくさんあったのですね。
キン高のベスト着用が男子生徒の楽しみを奪うためのものとわ(^^)これも知らんかった。
そいや高校時代の夏、ボタンダウンシャツで登校して正門で○○ラ先生に捕まってこっぴどく怒られた遠い記憶が甦ってきました。