リニア危うし?

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 首都の新たなコロナ感染者数が減らず第ニ波襲来も懸念される中、異例づくしのプロ野球が始まってます。観戦すると感染するかもってんで無観客試合、ファンはもっぱらテレビ中継で応援です。画面みてるとやっぱりかなり様子が違いますが、やってる選手たちはどんな感じなんでしょね。まあ、昭和の昔パ・リーグの藤井寺球場や日生球場なんてガラガラでほぼ無観客試合みたいなもんやったし、あの頃の雰囲気が帰ってきたと思えばよろしい。

 それにしてもぶっちぎり最下位のわが阪神タイガース、いったい何があったのか、いったい何やってんだか。トホホ。甲子園に戻ってからの奮起を期待しましょう。

 さて、「空飛ぶ地下鉄」こと超電導リニア中央新幹線が着工されてもう4年になるそうです。山梨の実験線の着工からやとすでに30年経過したとか。2027年の東京-名古屋開業に向けてちゃくちゃくと工事が進んでいると思ってたところ、どうもそうでもないらしい。ルートのうち静岡県内の工事許可が下りず着工できんくなってて、どうやら27年開業は遅れそうということが先週伝わりました。

 リニアについては、過去何回か取り上げてきました。計画に懐疑的やった頃と、そのくせ試乗に応募して当選してウキウキ出かけたときです。

20180802_032113858_iOS.jpg わたしが生まれた頃、東京オリンピックと新幹線の開業が日本の高度経済成長開始の号砲となったわけですが、新しいインフラ整備の事情に関してその時代と現代では社会の受け止めが微妙に違っています。昭和の頃はとにかく戦後の痛手から立ち直りなんとか戦勝国に肩を並べるべく、科学技術の発展と国土開発のため多少のことは横に置いといてイケイケどんどんの雰囲気があったように思います。騒音公害などの環境問題もあとになって言われはじめたわけで、とにかく国と社会の発展と豊かな生活の実現が最優先でした。ところが環境ファーストの令和のリニアにあっては、工事の進捗につれてあちこちで差し止めの訴訟が提起されたり、工事業者の談合が発覚したりとリニア完成に向けて国民が一枚岩とは言い難い様相です。そこに今回、JR東海と静岡県のバトルが伝わりました。「え、いまさら、どゆこと」と思いますよね。

 わたしも最初ニュース聞いたときには、リニアが開通しても駅が設置されずあまりメリットがない静岡県が、JR東海に対していぢわるしてるんかいな?なんて一瞬思いましたが、そうではありません。静岡県はリニアに反対しているわけではなくて、工事によって大井川の水利に影響があるからその対策をきちんとやってねって話をしてるだけなんです。これにJR東海がしっかり応えていないから話が進まないと。東海はじめ工事関係者にしてみたら、なんせ初めての経験なんでどんな影響があるのか実際やってみないと分からないところもある、だから現時点での対策はこんくらいで勘弁してください。いやいや、それではちょっと...と言う状態で折り合いがつかない。結果、最終的に工事の許可ができないと。どうやらそういうことらしい。

 今となっては、そんなこと計画段階できちんと話できてなかったの?と思うけど、いろいろと大人の事情があるのでしょう。県とJRで話つかなければ、国が「まあまあ」って割って入って仲介することになるかな。ゴタゴタはあってもいずれリニアは完成するでしょう。ただ、予定よりも少し遅れますよって話です。

 私はすでに1回試乗させてもらったので、開通してもあえて乗りたいとも思いません。その頃には(多分)リタイヤしてて仕事で上京することも無くなってっし、大阪まで延びる頃にはそも生きてるかどうかもあやしい。開通後は東海道と中央の新幹線に人が集中するのを後目に、「密」でないローカル線で、の~んびり旅ができればいいかなって。

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katsuhiko

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