活発な梅雨前線の活動でものすごい大雨が続いており、特別警報が次々と発令されています。職場近くの淀川も堤防半ばまで水位が上がってます。テレビで各地の被害の状況、避難の中継を視るにつれて、どうか早く収束してくれるよう祈らざるを得ません。昔はいくら梅雨時といってもこんなに滅茶苦茶な大雨は無かったように思います。やはり地球の温暖化の影響でしょうか。
さて、先週の話題、大方の事前の予想に反して大いに盛り上げてくれたサッカーW杯日本代表が凱旋しました。負けて「凱旋」なんて本来おかしいんやけど、多くの国民に夢と感動を与えてくれたその活躍は理屈抜きに賞賛に値するんであって、文句なしの凱旋ですよ。ヒーローを素直に讃えるのも日本の良い国民性やと思います。
そんな素晴らしい出来事と時を同じくしてとんでもない事件が、またぞろ文部科学省で発覚しました。組織的大量天下り問題に続く不祥事ですが、今度は東京医科大学が補助金もらう見返りに局長の息子を裏口入学させたというからびっくりです。ある新聞も書いてましたが、まるで時代劇の世界です。
「お代官様、なにとぞこれで...」
「越後屋、おぬしもワルよのう」
「いえいえ、お代官様ほどではありません。」
「ドワッハッハッハ...」
というテンプレートを、まんまリアルにやってのけたわけです。事実は小説より奇なりと申しますが、ホントに信じられないことが起こるもんです。
退学不可避となってしまった悪代官の息子が知ってたのかというところが気になります。知ってたとしたらオヤジと同じ穴のムジナのゲス野郎です。バカ親が勝手に画策してたんなら気の毒な話ですが、実際には点数足りなかったらしいんで、たぶん本人も分かってたんやないでしょか。
しかしながら、あまりにも絵に描いたような悪事の露見で腑に落ちないこともあるんです。今回汚職の舞台となった、私立大学に対するいわゆる特別補助のひとつであるところの「私立大学研究ブランディング事業」とは、「学長のリーダーシップのもと、大学の特色ある研究を基軸として、全学的な独自色(ブランド)を打ち出す取組を行う私立大学の機能強化を促進する」ために補助金を出すもので、その選定に際しては専門家による事業委員会の審査があります。いかな悪徳官僚であったとしても、果たして一存で決定できるほどの権限があったのでしょうか。この点はうちの職場でも話題になりました。おそらく日本中の大学関係者が「?」と思っているはずです。
陰謀の匂いがします。ときあたかもいわゆるモリ・カケであいかわらず国会が紛糾している中、ひょっとしたら首相官邸が国民の視線を逸らすために、まず日大のアメフトに注目するようマスコミを操作し、そして第2の矢として今度は文部科学省をやり玉に上げるべく汚職を画策したのではないでしょか。文科省といえばあの憎っくきクソッタレ事務次官の狼藉を官邸が簡単に許すとは思えません。
これは絶対、なんらかの見えない大きな力による陰謀が働いているに違いありません。そして恐ろしいことに、このカラクリに気がついた関係者は、闇の組織によってこれから次々に葬り去られていくのです。
さらに言えば... おや、誰か来たようだ。こんな時間に誰やろ...
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