旭日の憂鬱

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 先週の朝日新聞、「サッカー応援に旭日旗 日韓に火種」という記事がありました。

 韓国であった川崎フロンターレの試合で、川崎のサポーターが旭日旗を掲げたことをとがめてアジアサッカー連盟(AFC)川崎に対して何らかの処分を科したことに対して、菅官房長官が異論を唱えたことについてとりあげたものです。soccer.jpg

 韓国の旭日旗アレルギーにはつくづく閉口しますが、考えてみるとアレルギーというのは自然人に生じる医学・生理学上の概念です。韓国の旭日旗嫌いはごく最近始まった、または意図的に始められた、例によってねじ曲げられた教育の結果に基づくものです。日本に対する嫌がらせの打ち手としては従軍慰安婦もそろそろ埒があかなくなってきたし、何か他にイチャモンのネタは無いかなぁと悶々としていたところ、サッカーの日韓戦でサルの真似で日本を侮辱して怒られた韓国チームの選手が、「観客席の旭日旗が目に入って腹がたった」とついつい言い訳したところ、韓国民が「これや!」と飛びついて一斉に反旭日旗の大ネガティブキャンペーンを始めたわけです。

 旭日旗は戦争終わってから何十年も海上自衛隊の隊旗として使用されてきて国際的にも広く浸透しており、韓国軍との合同演習でもずっと掲げられてます。にもかかわらずある日突然「旭日旗は戦犯旗。使うのはけしからん」とか言い出したわけです。例によって日本では、何のことだかわけが分からない。

 AG.jpgところが、日本人はまったく人がいいというか何というか、こんな理不尽な言いがかりについても律儀に対応し「じゃ、これからは使わないようにしよう」なんてムードが広がりました。旭日旗(海上自衛隊旗)は派手で景気がいいので、サッカーなどのスポーツ競技の国際試合の応援にはもってこいなのに、何だか使っちゃ悪いような雰囲気になってしまったのです。

 その結果、韓国からのイチャモンはどんどんエスカレートし、旭日旗そのものでなくても、旭日(ライジングサン)をモチーフとした図形、模様であっても使うことまかりならぬ、とか言い出しました

 曰く、「旭日模様は軍国主義の礼賛につながる」のやとか。アホかと。

 本気で言うてんのんかいなと思ってたら、サッカーや体操の日本代表のユニフォームがライジングサンを連想させてけしからんと、主催団体に対して抗議するなんていう愚行を本当にやったのやとか。もちろん、IOCやFIFAなど国際組織は全く問題無いと相手にず、結局恥かいただけで終わったようですが。

 さて、朝日新聞。どんな論評かと読んでいくと、「ある旗屋さんが『嫌がる人がいる場では、自粛もやむなし』と言っている」だの、「スポーツジャーナリストのなんとかさんは『クラブや協会は旭日旗の意味の啓蒙に努めるべきだ』と話している」とか、なんと「やっぱり使うべきではない」というトーンで、またぞろ韓国の主張を代弁しています。shaki.jpg

 国際的な問題に関して、他国に追随しわが国の政府に異を唱え、批判しているわけです。

 では朝日新聞社は旭日をあしらった自らの社旗について、いったいどう考えているのか。記事は社旗のモチーフが旭日由来であることを認めた上で、だからどうするとはまったく書いていません。朝日新聞こそが韓国に対して「旭日旗は軍国主義の礼賛などではない」と率先して啓蒙に努めるべきではないのでしょうか。それとも、使うべきではない社旗は、近く新しいものに変更されるのでしょうか。

 いったい日本はどこまで、韓国の言いがかりに付き合っていく必要があるのでしょうか。以前にも書きましたが韓国という国は「反日」を国家存立の基本に据えています。地理的に近いもんやから何かと気にしてしまいがちですが、逐一相手になるから調子に乗るのです。相手にしないことです。

 今回の言いがかりのような、身にふりかかる火の粉は払う必要がありますが、それ以外のことは放っておけばよいのです。誰が大統領になろうと北朝鮮が軍事境界線越えて攻めてこようと「放っておくべきです」。

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