コロナ禍でつらいことといえばもちろん感染の恐怖ですが、その防止のための、日常の生活様式を変えざるをえないのも実につらいものがあります。一番大きいのは、子供たちが学校に行けなかったことでしょう。おりしも春四月、新学期の時期に学生・生徒・児童は新しい学校生活の出鼻を挫かれました。まことに気の毒です。ここにきてようやく学校が再開されはじめましたが、登校する生徒を減らしたりの対応が続いてて、完全復活までにはまだかなりの時間がかかりそうです。
さらに、人が集まれないこと。人間は、その名のとおり人とのコミュニケーションを行ってこそ人間と呼べるのに、また、人の字が示す通り誰かとお互いに寄り添ってこそ立ってられるのに、会っちゃだめ、話しちゃだめは本当につらい。しかし、飲み会できなくて退屈、ライブが中止になってつまらないなんてのはガマンできるけど、飲食店や公演関係者のようにそれを生業としている人たちにとっては生活が成り立たなくなり、感染と同様に生命の危機ともいえます。
大相撲、プロ野球、Ｊリーグ、春と夏の甲子園...、毎年恒例の国民的イベントが次々中止されており、再開されても無観客ということで、経済的損失は空前絶後のものとなってます。プロ選手たちは大幅な年俸ダウンとなるでしょう。
３月に予定されてた大相撲大阪場所のマス席を買ってたことは、以前に書きました。チケットぴあのサイトには「通常は払い戻し受付期間終了後１・２週間のところ、今回は数カ月かかります」との案内が出てます。確かに、例えば大阪場所の前売り１日ざっと7,000席が15日分で105,000席。これを一気に払い戻すとなると、1日1,000件処理しても３カ月かかる計算になります。チケぴが扱ってるチケット全体の中でお相撲なんてごく一部です。ほかにも空前の量のライブやイベントの入場券の払い戻しが殺到しており、その作業は想像を絶する激務でしょう。しかも儲けにならない辛い仕事です。わたしも中止になったお相撲と甲子園の阪神戦とお芝居と、まぼろしとなった公演のチケット合わせて5件を郵便で送りましたが、いまだに音沙汰がありません。気長に待つしかありません。
本当だと今頃は、オリンピック開幕まであとひと月とちょっとということで超絶盛り上がっていたはずです。1年延ばしてもやれるやろかとも言われだしました。そういえば、私がことごとく買いそこなったオリンピックのチケットはどうなるのでしょうか。チケット持ってる人はそのまま入場できるのでしょうか、それともすべて払い戻して、もう一度仕切り直しで発売されるのでしょうか。会場や日程の都合でなかなかすべてそのままっていうわけにもいかんでしょうし、どっちにしても混乱は避けられませんね。
抽選当たって買えた人には気の毒やけど、どうせならもう一度チャンス貰えるとうれしいなっと。
私が手に入れたのは3月の大相撲桜井場所の飛びっきりええ席です。出入り自由なので地の利を利用して朝8時から夕方6時まで家と体育館を往復する計画だったのに、砂をかぶる予定だったのに、1月場所優勝力士德勝龍関に抱っこしてもらえるチャンスだったのに、それも幻のチケットとなりました。中止が発表されてから体育館へ走っていって払い戻しを受けました。
それから山内惠介大和高田公演で親孝行する予定も幻になりました。親孝行どころか、福祉施設入居者とは面会もできなくなり、7月からようやくキーパーソンのみが10分だけ直に遭えることになりました。しかし中の人たちは外出できません。幽閉状態はまだまだ続きます。このまま第二波がくれば中の人たちは一生シャバの空気を吸えずに人生を終えてしまいます。肝心の公演は9月に延期になり同じ席に座らせてあげるからチケットをそのまま持っておけというご沙汰でした。が、先日それも中止となり、今払い戻しの手続き中です。
令和2年のメインイベントがまだ残っています。8月末の秋田大曲花火競技会、野外7万人のイベントです。中止も決まってません。代金はとっくに振り込んであります。
他府県移動が解禁になりましたがなかなか出歩く気分になれません。習慣とは恐ろしいものです。
あいうえだぁ様
大曲、気になりますよね。双璧の長岡の花火は早々に中止決定。ほぼ同時期の淀川花火大会もしかり。でも、大丈夫！きっと開催されます。