災害列島に暮らす

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20180904_080822992_iOS.jpg 今朝、寝ぼけたままのところに奥さんの第一声「オーサカ、勝ったよ!」「ふぁ???」。テニスが趣味の奥さん、今日は自分も朝から試合に出かけるくせに、4時起きしてWOWOWで全米オープン観てたらしい。

 録画観ると、なんだかS.ウィリアムスが審判と喧嘩して自滅という感じもしますが、日本人初のグランドスラム制覇!素晴らしい快挙には違いありません。これは素直に嬉しい。オリンピックに向けてわが国のいろんなスポーツのレベルがさらに向上していってほしいもんです。

 さて、先週のエントリーで「また台風くるそうです」なんて脳天気なこと書いてましたが、なんと大阪をほぼ直撃したことから、予想外のエラい目にあいました。日中にこれほどの暴風に遭遇したことは記憶にありません。

 すごい風でした。丈夫なマンションの自宅にいても吹き荒れる風の音に恐怖を感じるほどでした。

 当日は朝から警報が出てて、職場は自宅待機指示によりほとんど誰も出勤してませんでした。わたしも昼前にはオフィスをあとにし、自宅に帰りついた頃からポツポツ雨が降り始めたかと思う間もなく見る見る暴風が吹き荒れはじめました。ベランダから外を眺めているといろんなものが飛んで行きます。 

 こんな非常事態時には不用不急の外出は控えるのは当然です。外にいるとアブナイ。しかし、風で飛んだトタン屋根がマンション8階の窓を突き破り、中にいた人を直撃し死亡したなんてニュースが伝わってます。なんという悲劇。自宅にいても安心できないなんて自然災害の恐ろしさを思います。トタン屋根や壁材などのありふれたものが一転、凶器となるわけで、これでは丈夫な家でも避難所でも安全とは言えません。珍しい暴風雨の様子をベランダのガラス戸の側で「すげーな」なんて眺めてた私めがけてトタンが飛んでこなかったのはたまたまのラッキーにすぎなかったわけで、災害時の危機意識欠如を思った次第です。20180905_221606987_iOS.jpg

 先週のエントリーで書いたベランダのアサガオのグリーンカーテンは無残に破壊されました。これはもうネットともどもまとめて撤収するしかありません。残念ながら今年は種を採ることができませんでした。

 台風一過の朝、職場隣の城北公園では折れた大木の枝が散らばり、また文字通り根こそぎ倒れた樹木がたくさん。日頃公園の豊かな緑は実に潤いを与えてくれますが、ひとたびこのような非常事態となると扱いが実に厄介で、公園を管理する大阪市は想定外の出費と作業を強いられ、完全復旧にはおそらくかなりの日数を要するでしょう。

 そして、関西空港の孤立など、最強台風の影響も収まらないうちに今度はなんと北海道で大きな地震が発生し、大規模な土砂崩れや家屋倒壊などの被害が出ました。大雨と地震がほぼ同時に発生ということは、地盤を緩めるダブルパンチです。またまたなんというアンラッキー。被害の状況が明らかになるにつれて人智を超えた自然の恐ろしさをひしひしと感じます。台風と地震、被害に遭われた方々、犠牲になった方々にはいつもながら言葉もありません。本当にお悔やみ申し上げます。20180907_033048282_iOS.jpg

 災害列島に暮らす日本国民は、古来、災害を克服する智恵と勇気と忍耐力を授かってきたということは、これまでにも災害のたびに何回か書いてます。今年のように豪雨、台風、地震と次々に自然災害に襲われると、もう勘弁してよとも思いますが、どっこい日本人はこれくらいではへこたれませんよ。昭和の室戸台風や伊勢湾台風では数千人の犠牲者が出ましたが、同じ規模の今回の台風では死者十数人。社会の習熟、防災意識の高揚と科学技術の進歩の成果が表れています。しかし十数人ではなくゼロにする必要があるのです。

 将来的にメインロールである南海トラフさんの登場が控えています。これを迎え撃つまでに、犠牲者ゼロを達成できる防災強国を実現しなければなりません。日本人ならできますって。

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katsuhiko

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奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

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