コンサート2題

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いずみホール.jpg 音楽大好き人間なので、以前はコンサートよく行ってました。クラシックからポップスまでいろんなアーティスト、ミュージカルも大好きです。出かけて行ってはしばし日常からの逃避を楽しんでました。が、最近は時間がないのと、人混み苦手×出不精が昂じて、ホールの興奮からなかなか遠ざかってます。そいや映画館にもあまり行かなくなりました。

 ところが、なんと、先週から今日にかけて、職場の関係でクラシックのコンサートに立て続けに出かける機会を得ました。

  知り合いの方が出演している、プロのオペラ歌手大勢出演の公演です。家内と出かけました。「想い出のあの歌」と題して、唱歌から懐かしの歌謡曲など、誰もが知っている歌を声楽家が熱唱です。進行の人は「クラシックの歌手は歌謡曲が苦手なのです」とか言うてはりましたが、どーして、どーして、すごかった。

 いつも思うのですが、素人やポップスの歌手はまさに「歌う」のですが、この人たちは「歌う」というより「演奏」してますな。自分の身体を楽器にして奏でている、という感じです。身体のどこを押したらあんな音が出るの?まさに極められたテクニックなんでしょね~。

 

 

  先週は大阪のド真ん中でしたが、今日は鄙も鄙、奈良県南部の川上村とゆう山間部の村にある小さなホールであったコンサートに出かけまし夏のカンタービレ _1.jpgた。大阪からクルマで2時間ちょっとかかりました。仕事の関係が無かったら、まずその存在すら知らなかったであろう、何とも不思議なイベントでした。

 吉野川の源流にもほど近い、秘境といってもいいくらいの奥深い山あいの村に、小さいとはいえこんなハイクオリティなコンサートホールが忽然と存在していることがまず驚き。

 そこで行われた室内楽コンサート、その質の高さ、次の驚き。

 ショパン:ノクターン、ベートーベン:ヘンデルの「見よ勇者は帰る」の主題による変奏曲、シューマン:幻想小曲集、 ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲「町の歌」、メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲・・・

 300人と少しが入る小さなホールに観客は100人ちょっとぐらいかな。なぜ、こんな素晴らしい演奏会がここでできるのだ?これだけのアーティスト、この料金、この観客数ではとても採算ダメでしょう。誰がやった!!何故できた?

 極めつけは、会場で思いもよらない友人に出会ったこと。なぜ、あなたがここに居るのさ?目が合ったとき一瞬、事態が理解できず小さなパニック状態でした。ここはいったい何なのだ。

 山の中では不思議なことが起こります。

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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