2025年11月アーカイブ

天井から天丼

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 いつもお世話になってる京都検定一級保持者にして高校時代の同級生プロデュースの京文化研究会、今回は洛東にある養源院というお寺を訪ない、見学させてもらいました。endou.jpg

 浅井長政公の菩提寺です。浅井三姉妹(淀殿、初、江)は大河ドラマにしょっちゅう顔を出すのでなじみが深いけど、親父の方はそれほどでもない。私としては、信長、秀吉、家康をAAAクラスとしたら、A++ぐらいの格づけです。今回の養源院はこの浅井家の因縁と怨念が渦巻くスポットといえます。

 淀殿(茶々)といえば、関西人にとっては憎っくき仇敵の徳川家康・秀忠親子の謀略により、大坂夏の陣で豊臣家の滅亡とともに非業の最後を遂げたヒロインです。その妹の江は政略結婚で秀忠の正室となったけど、結局姉を救えませんでした。そしてその良心の呵責に苛まれある日、姉と豊臣一族の御霊を悼む為に、もと長政の菩提寺やった養源院を再建したいと言い出した。「養源院」てそもそも長政公の戒名です。その菩提寺が関ヶ原のだいぶ前に焼けちゃって無くなってたのです。

 天下を取った徳川一味にとって豊臣家は敵やから、お寺なんか建てたら毎晩、豊臣の家臣の亡霊がでてくるやん、こわい、やめて、とこれを嫌がった。そこで江は一計を案じ「ふじゃ、徳川側の戦死者もお祀りします」ということにしたと。つまり、関ヶ原の3年前にあった「伏見城の戦い」で死んだ武将の血が染みついたお城の床板をお寺の天井に使うということで話つけてわがままを通してしまった。これが今に伝わる養源院の血天井です。

 江さん、よくまあそんな発想できたもんやと思うけど、それを認める徳川側もどうかと思います。いくら味方のんとはいえ、血の跡が残ってる事故物件の方がよほど亡霊が出やすいんとちゃうやろか。chitenjo.jpg

 しかし、調べてみると血の染みついた床板を天井板として使うのは当時トレンドやったみたいで、なんと京都だけでも10か所近く、天井に血の跡があるお寺があるんやそうです。知らなんだわ。

 この日、特別にお寺の人にガイドしていただき、見上げる天井の血の跡と伝わる黒い染みについても、時間をかけて詳細に説明してくれました。切腹して倒れた人の形に見える染みが、伏見城の戦いで自害した大将の鳥居元忠と言われてる、という話に一番熱がこもってました。

 これに対して、一緒に行った、建築士を夫にもつ友人は「床板は厚い。天井板には転用できひん」さらに「そもそも切腹したら血の海になるはずで、こんな形に跡残らへん」と極めて冷徹に分析所感を述べます。おそらくはそれが正しい。つまり、血天井とは史実をもとにして後年に創作されたエピソードではないかということで、私もそっちに賛成。

 それよりも、このお寺には俵屋宗達が杉材の扉に描いた傑作が三つそろってます。獅子図と麒麟はのちの風神雷神図に通じるものがあります。白象図。宗達さん、リアル象さんは見たことないと思いますが、このデフォルメはなかなかのもんです。現代に生まれてても前衛芸術家として名を成してたでしょう。ガイドさんから「これ、展示用のレプリカとちゃいまっせ、ホンマもんでっせ!」と聞き、去年の建仁寺を思い出しました。あちらの風神雷神図屏風はレプリカでした。shishizu.jpg

獅子図

kirin.jpg麒麟図

hakuzou.jpg白象図

 天井から血が滴る養源院をあとにした一行は、気のせいか中国人インバウンドの姿が減った洛東界隈をてくてく歩き、八坂へと向かいます。

houkouji.jpg 途中、方広寺に寄りました。ここは家康が秀頼にいちゃもんを付けて大阪冬の陣へとつながった有名な釣鐘があります。高校時代にクラスの遠足かなんかで京都に来たときに、この巨大な鐘を見た記憶があります。

 家康親子の所業は実に狡猾かつ悪辣でした。歴史に名を残し、ときに偉人と崇められる人物であっても決して聖人君子であったわけではなく、むしろ善人にはできない突出した奇抜な発想と大胆卑怯な行動が後世に功績として伝わることになります。現代の戦争もそうですが、争いは正しいものが勝つのではなく強いものが勝ち、勝ったものの都合で歴史が創られていきます。今のロシア、中国、イスラエルがまさにそうです。同様に家康は、歴史を動かした人物であることは否定しませんが、決して偉人なんかではありません。むしろ極悪非道の悪人として語られるべきなのです。

 さて、一行が到着したのは八坂の名店「圓堂」。天ぷらの老舗です。この日もお座敷に芸舞妓さんの手配をしていただきました。いつもながら京都通の友人のありがたさをひしひしと感じつつ旧友たちとの実に楽しいひとときを過ごし、天ぷら会席の締めはかき揚げの天丼でした。秋たけなわ、好天に恵まれた京都の一日でありました。

蛮国との付き合い方

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 明日日曜日は朝から出かけますので、土曜の夜にブログを更新しています。

 どうも最近中国がキャンキャンと喧しいので、今日はそのことを。

 中華思想というものがあります。自分の国こそが世界の真ん中であり、それ以外の周囲にはびこる国はすべてその属国であるとする、長らく中国人のものの考え方を支配してきた思考構造です。

 長らくなんて言っても、現代の中国という国は建国してまだ70年と少しの新興国にすぎないのですが、その国民の多くを占める漢族や女真族は、民族としての古い歴史があります。だから、ものの考え方は先祖伝来のいびつなDNAに由来し、偏った思考を今に受けついでいるのです。

 先日来極端に悪化した日中関係も、結局は中国人の中華思想、言い換えれば唯我独尊思考に根差すものと、私は解釈しました。今日言いたいことの結論言っちゃうと、こんな国は相手にしないのがよろしい。china.jpg

 高市首相就任以来、「こいつは前の石破よりもタカ派で、対中国に関しては強硬姿勢らしい」との憶測に基づき、何かあったら嫌がらせしてやろうという思惑が中共指導部にはあったものと思われます。そして、先日の首相の国会答弁でいちゃもんのタネをつかむと「ヤッターッ!」とばかり大暴れしだしたわけです。台湾有事に関する総理の答弁は、言い方が変わっただけでこれまでの政府の姿勢をなんら変更するものではありません。答弁の内容を改めて読み返せばどんなアホでも分かります。にもかかわらずそれを言いがかりのとっかかりとして利用する、かの国のしたたかさ、いやらしさよ。

 台湾に関する動きががまず出ましたが、もしこれが無かったとしても、靖国参拝や尖閣諸島への中国の侵略関係など、火種はいっぱいあります。中国にしてみればネタはなんでもいい。とにかく高市首相が気に入らないしそんな人物を首相に選んだ日本国民が気に入らない。だからことさらに些事を大げさに喧伝して、首相の不手際、不祥事を印象づけて「やっぱり高市が首相では、日本はあかんわ」という世論誘導を行いたい。そんな思惑が明らかに見えてます。つまり、こんな嫌がらせは高市内閣が続く限り今後も繰り返しやってくるものと思われます。ところがどっこい、日本国民は一部の左巻き反日集団を除いて、共産主義に恭順な中国国民のようなアホではありません。

 大阪の総領事が首相に対する殺害予告をSNSで発信しました。さすがにこれはすぐに削除したようですが、吐いた唾は飲めません。巷では「とんでもない奴や。国外追放せい」と騒いでますが、もちろん総領事は北京の指示に基づいて動いてるのです。中国の外交官は、日本で袋叩きに遭うよりもシューキンペーの方が遥かに恐ろしいのです。いろんな手段で揺さぶりをかけてくる愚連隊国家は、日本の半グレ集団とは比較にならない強かな連中です。

 では、その愚かな中華思想の被害者である、われわれはどう対応すればいいかと考えるときに、冒頭書いたように、放っとけばいいということです。首相が国会答弁を撤回するなどもってのほかです。中国の方針として「高市が首相の間は、関係改善はしない」ということがハッキリしてるので、気にせずに放っておくべきです。相手にされなくなった中国は、今後嫌がらせのグレードを上げてきます。まず、中国国民の日本渡航を自粛させました。曰く「中国人が、日本で犯罪被害に逢う可能性が高まっている」だと。これには笑ろてしまいましたよね。今回、首相に対する殺害予告を発信したのは、日本にいる中国人の役人であることは分かったうえでのこの発信、もうウケねらいとしか思えません。

 しかし、自粛号令のおかげで中国人観光客が減るのは喜ばしい。日本中の観光地に、ひと昔まえの静かで清潔で品のある佇まいが戻ってきます。実にありがたい。これは、高市さん、是非とも超長期政権を確立し、美しい日本から騒々しい中国人インバウンドが駆逐されるまで頑張ってほしいもんです。

 かつて、尖閣諸島国有化で同様に関係が悪化した際には、中国はいやがらせで経済的制裁に手を出し、レアアースの輸出を止めました。上海で官製暴動が起こり、日本企業の店舗や日本人学校に生タマゴが投げ入れられました。官憲がそのタマゴを配ってたところ、デモで使わず自分ちに持って帰ってしまった中国人がたくさんいたことは、以前のエントリーで書きました。

 共産党から、タマゴを投げろと言われれば投げる。日本の水産物を買うなと言われれば買わない。日本に行くなと言われればおとなしく家に居る。一党独占支配下国民のなんと愚かで哀れなことか。

 地球上の全人類にとっての悲劇は、このような蛮族国家が実に日本人の10倍以上という、インドに次ぐ人口を擁しているということです。このうえは、関係改善を図る必要などさらさらありません。日本も遠慮せず、この地球上から共産中国を消しさり「中共無き世」の実現に向けて、世界各国の国民と結束していくことが必要です。

ICOCAもPitapaも

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 明日からまた仕事で出張しますので、金曜日のこんな時間にブログを更新しています。

 国会で論戦が続いています。しかし、質問に立つ立憲民主党議員の質の悪さが目だち多方面から顰蹙を買っています。喫緊の課題である経済対策や、中国をはじめとする敵国への対応など重要な論点を放り出して、高市首相に対して、インバウンドが奈良のシカを蹴り飛ばしたというのは本当か、あんた見たんか、などとどうでもいい話に貴重な質問時間を費やしています。国会を運営する費用を1日に換算すると3億円かかるそうです。3億円かけて、シカを蹴った奴を首相が見たか見てないか質すことで仕事した気になっているのが、現在の立憲の議員連中なのです。もうね、こいつら本っ当に要らない。

 高市首相が就任以来、その一途で毅然とした仕事ぶりが好感し、内閣支持率が極めて高い水準で推移する中で、巷では「いっそ、今こそ解散を打て」と期待する声が渦巻いています。たしかに、現状で総選挙やったら、いいとこなしの立憲などは壊滅し、石破氏の前政権で衰退した自民党は一気に巻き返しが可能です。首相と内閣の人気が劣勢自民党の救世主となるのです。これは一考の余地があります。

 さて、そんなシカ議員たちの狼藉は置いといてぐっと身近な今日のお話。

 わたし、通勤はたまにクルマの日もありますが概ね電車、バスを利用しているので、定期券は欠かせません。毎日忘れずに持って出ます。玄関での忘れ物チェック「財布、よし!定期券、よし!」かつては、この二つがあれば何か忘れててもたいてい何とかなってました。長年、JR西日本のICOCAと大阪シティバスのPitapaを携えて仕事人生を歩んできました。

 しかし昨今、外出時のマストアイテムが財布からスマホに代わって久しい中で、いわゆる「モバイル〇〇」が定着してきました。〇〇にはICOCAだのSUICAだのが入ります。つまりはICカードの機能をスマホに取り込んでカードを持つ手間を省くという、あれです。

20251114_121613272_iOS.jpg 今や、財布を忘れてもスマホさえあれば何とかなります。逆にいえばスマホだけは絶対に忘れてはダメなんです。その、必ず持ってるスマホに定期のICカードも一緒にすればいいと、まあこれは当然の流れです。

 モバイルICOCAにすれば、カードが一枚減るのみならず、定期券の継続更新やプリペイのチャージやなんかも、駅に行かずにいつでもどこでもできます。あまり使いませんが使用履歴もすぐにわかります。便利。しかし、出張が多いわたしにとって最大のメリットは、新幹線と在来線相互の乗り継ぎが、専用の「EXカード」なしでできることです。カードの数がさらに1枚減ることになります。

 そんなわけで、今さらかいっ!て突っ込みがきそうですがICOCAをモバイルに移行しました。バスの定期として使ってるPitapaもいっしょにと思ったところ、残念ながらPitapaはモバイルに対応していません。

 仮に対応してたとしてもICOCA、Pitapa両方の機能が同時にスマホに入ると、改札通るたびに使う機能をスマホで設定することになります。急いでる通勤時にいちいちそんなことやってられない。つまり両方同時にスマホ1台というのは、そもそも不可能なのです。

 そうなるとですね、やはりPitapaの方はリアルカードとしてこれまでどおり持ち運ぶことになります。パス入れをやめてPitapaはスマホケースに挟んでおくことにしました。そうすれば念願の「持ち物ひとつ減」が実現します。しかし、ここで再び問題が生じました。

 バスを降りる際の精算で、スマホケースからPitapaを取り出すのは少し手間がかかります。しかし、スマホのままで精算機にタッチすると、モバイルICOCAの信号も感知し「枚数超過!」の警告が出て混雑したバスの中で顰蹙をかったり、あるいは、ICOCAの方の信号だけを感知するとICOCAのチャージから料金が決済されてしまい、バス料金1回分損します。どちらのケースもわたし実際にこれまでに経験しました。

 スマホケースに入れたままのPitapaで決済するためには、手帖型のケースの表紙を開いて、スマホ本体のモバイルICOCAを感知させずにPitapaを入れた表紙の部分を精算機にタッチする必要があります。これかなり難しくて高い確率で失敗します。

 つまるところ、Pitapaはリアルのカードをスマホのケースに入れて持ち運び、使用する際はいちいちケースから取り出す。それしかなさそうです。どなたかいい方法があれば教えてください。

村山富市さん

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 先日のこと、阪神タイガースの日本シリーズ敗退で打ちひしがれてたら、母から「阪神、今年は準優勝やったな」と電話があり、それってなんかちょっと違うような当たってるような、妙な感じに苛まれました。一方、大谷選手はじめ日本人選手の活躍によって日本でもメジャーのワールドシリーズへの関心が高まり、NHKも地上波で中継する中で、第7戦の激闘で興奮は最高潮に達しました。結果、ドジャースの2連覇となり、傷心のわれわれ阪神ファンも少しく元気をもらえました。日本のファンが、メジャーの試合をこれほど熱狂的に観戦したのはおそらく初めてではないでしょか。

 そんな熱狂の陰で、もう半月ほど前になりますが、村山富市氏の訃報が伝わりました。享年101歳。1994年といいますから30年以上前、いわゆる「自社さ」連立内閣において首相を務めた、かつての日本社会党の党首です。当時、自民党と社会党の連立政権誕生にはおったまげました。何かというと対立し、なんでも反対してた社会党が自民党と与するとは、政治の世界はなんでもありかと複雑な思いがしたもんです。murayama.jpg

 そしてこの連立が、その後の社会党のジェットコースターのごとき凋落につながったわけです。いまや社会党の末裔である社会民主党所属の国会議員は衆議院に1人、参議院に2人。その唯一の衆議院議員のなんとかいう人が「離党する」と言いだしてて、党首の福島瑞穂は「認めない。除名もしない」とわけわからんことを言ってます。辞めたいのに辞めさせないなんてブラック企業かよ。退職代行サービスの出番かも知れません。

 福島の錯乱ぶり、わからんでもない。社民党は去年の参議院議員選挙では比例区でタレント候補を擁立したことで得票率がかろうじて2%を超え政党要件を満たしましたが、もはや風前の灯です。衆議院議員ゼロとなれば、少なくとも国政レベルでは政党としての活動はできません。いずれくる解散総選挙の結果次第では政党要件を満たさないことが想定されます。そうなると、政党助成金は貰えない、選挙で政権放送もできない、企業・団体からの政治献金ももらえないなど、党としての活動が不可能となり、悪循環で党勢はさらに減衰します。必然的に廃党、解散となり社民党を名乗って立候補しても「諸派」という扱いになります。

 福島は社民党があればこそその党首という肩書があって、いちおうメディアから意見を聞いてもらえるし、テレビにも映ることができます。しかし、党が無くなればそれまでです。かつての社会党議員みたいに立憲その他野党に拾ってもらえればいいけど、これまでの数々の斜め上の主張や意味不明パフォが災いし、どの政党も敬遠するでしょう。福島は選挙区で選ばれたことがなく比例区で当選した議員です。社民党という政党があればこそ議員になれてたわけで、無所属では比例区出られない。選挙区での当選はありえない。なにしろ得票率2%、供託金没収レベルです。だから党勢の衰退につながる衆議院の議席消滅を避けるために、ヒステリックに「離党認めない」となるわけです。

 かつて日本社会党は、社会民主主義の実現を党是とし、大資本に支持された自民党に屹然と対峙しました。労働者の権利を守り、徹底した反戦平和の実現を掲げたその主張は、労働組合をはじめ「持たざる国民」から一定の強固な支持を集めていました。55年体制の中で、国力の増強のために疾走する自民党政治を冷静に批判する党の姿勢は「なんでも反対党」と揶揄されながらも、ある意味、現代日本の政治における良心を感じさせるものでした。

 しかし、冷戦が終結し、人類の壮大な実験であった共産主義・社会主義が失敗に終わり、国際社会の急激な変化の中で中国や北鮮の野望が顕在化しても、社会党は百年一日のごとき「頭の中お花畑集団」のままでした。北鮮による拉致疑惑に際しては一貫して北の主張に与し、被害者救出を遅らせる一因にもなりました。企業労働組合の衰退とあいまって、社会民主党と名前を変えたところですでにオワコンと化し、今や完全にその使命を終えました。

 その社会党の苦難の歴史の中で、村山さんは党トップの委員長として重要な役割を果たし、最後には自民党との連立で党の歴史に自ら幕を引きました。事実上の最後の党首であったといえるでしょう。

 そんな村山さん、私はひとつだけ思い出があってですね、もう10年以上前ですが、仕事の関係で大分であったある人のお葬式に出かけた際に、式場内最前列中央に座ってたのが村山さんでした。わたしそのすぐ斜め後ろに席に座ってたんですけど、驚いたことにあのトレードマークの巨大な眉毛は斜め後ろからでも見えるのです。いったいどれだけ長いんやと、お式の間、あきずにずっと眺めてたことを覚えています。改めてご冥福をお祈りします。

悲しいサガ

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 街中歩いてると金木犀の香りが漂ってきます。職場の部屋ではついこの間まで冷房が入ってたのに、地球の温暖化が進むと春と秋が短くなってくるという話を実感する三連休中日の朝です。

 そんな一気に晩秋の気配が押し寄せる昨今、高市内閣の支持率は各紙世論調査で軒並み高くでてます。自他ともに認める安倍さんの後継者として、最大の課題である経済対策に着手する前に外交デビューで米中韓を抑えた姿は師匠を彷彿させることろです。まずは順調なスタートといえるでしょう。

 この高市人気は、立憲共産党はじめ反日勢力各方面にとっては気に入らないところと見えて、かのレンホーや志位やなんかは「トランプに媚びを売った」とあいかわらずの的外れかつブーメラン的な誹謗中傷を発信し逆に社会の顰蹙を買ってます。こんな雑音は靴の裏についたゴミみたいなんもんです。高市さん、気にせずにもっと独自色を発揮するよう大いに期待します。 

 さて、先週のお話。また仕事で九州、佐賀市に行ってきました。馬関の南にはこれまでほとんど縁がなく、長い人生で10回も行ってません。それが、行くとなると月に2回も出かけることになるとは不思議なもんです。

 佐賀って、申し訳ないですけど印象薄いです。吉野ケ里遺跡と佐賀牛しか知らない。遺跡は子供のころからふるさと奈良県でお腹いっぱい見てるし、ブランド牛は日本中どこでも買えるんでわざわざ現地に行く必要はありません。だから、何度も申し訳ないけど、佐賀って印象薄いです。強いて修辞を言えば、国際的大都市の福岡から風光明媚な歴史ロマンの街長崎へと向かう「途中に通過する一帯」ということになるのでしょうか。印象薄いです。

nagasakishinkansen.jpg 1980年代のこと、何にもなかった佐賀県の吉野ケ里周辺で工場団地の計画が出て調査したところ、大規模な遺跡が見つかったと。その後、発掘が続き、地元は「ひょっとしたらこれは邪馬台国の残滓ではないか」などと言いだして、全国的に有名になっていきました。

 もし、ここにあっさり工業団地が建ってたら、全国民にとっての佐賀県の印象はさらに希薄なものになってたのではないかと思います。都道府県の全国的知名度という点で佐賀県は、吉野ケ里サマサマなのです。

 その吉野ケ里にしてももちろん邪馬台国があったと決まったわけでは全然なくて、むしろそんな証拠は全くありません。ここで石棺が出たんで開けてみたら土しか入ってなかったという一件を2年ほど前に書きました。邪馬台国論争でいえば、わたしはもちろん畿内説派です。箸墓古墳を掘らせない宮内庁のせいで、日本の歴史学、考古学分野の学術的進展が著しく阻害されているのです。

 話それた。佐賀です。

 今回、初めて佐賀に行くことになって、「遠いし、飛行機やな」と調べたところ、空港はあるのになんと大阪ー佐賀は飛んでいない。「仕方ない、ふじゃ新幹線」と調べたところ、驚いた。博多から長崎に至る西九州新幹線は3年前に部分開業してるのに、途中の佐賀まで新幹線だけではいけないのです。

 九州新幹線はほんのちょっとだけ佐賀県を通ります。ほんのちょっと通ったところに新鳥栖という駅があります。長崎に行くには、ここで長崎新幹線に乗り換えるのかと思いきやなんと佐賀県内、新幹線は走ってません。佐賀県内東の端の新鳥栖と西の端の武雄温泉の間は在来線のままというケッタイな状態になってます。

 つまりですね、大阪福岡方面から新幹線で長崎入りするには、博多または新鳥栖で在来線に乗り換え、武雄温泉でまた長崎新幹線に乗り換える必要があるのです。shintosu.jpg

 なぜにこんなことになってるのか。調べたところ、どうも佐賀県がフル規格新幹線の建設に反対しているらしい。なんと、なんと。普通「うちの町にもぜひ新幹線を」となるはずやのに、佐賀のひとびとはそうは思っとらんのです。

 どうやら「佐賀から福岡に行くなら、今走ってる在来線特急で十分。逆に新幹線通って特急の運行数が減ったら困るし。観光客は佐賀なんか素通りして長崎に行くやろし、佐賀にあんましメリット無いのに建設費の負担だけが莫大で納得できない」ということらしい。確かに長崎にとっては、福岡、関西と新幹線で直結できたら経済効果抜群で万々歳やけど、佐賀にしてみたら「ちょっと待ってよ」てことのようです。他県民の印象薄い、佐賀県民の悲しいサガかな。

 国とJR九州、それにもちろん長崎県は早く直結したい。しかし、佐賀県側は頑なで、完成予定どころかまだ着工のめどすら立っていない状態です。長崎県にとってはせっかくの新幹線が宝の持ち腐れといったところです。だって今のままだと県内の移動速度を上げるだけのために新幹線作ったようなもんなんやから。

 このままでは、まあリニアの大阪開業と西九州新幹線の全面開通、どちらが先かという気の長い話になりそうです。

 思うに、計画はじめの段階できちんと沿線自治体とお話合いして決着してから一気に着工すべきやのに、なぜに見切り発車したのか。なんとなく静岡県がリニア中央新幹線に嫌がらせして工事許可を出してないのに似てます。前にも書きましたが、なんせ整備新幹線計画はすべてにおいて杜撰すぎます。政治家が悪い。高市総理、よろしく頼みます。

WELCOME

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PROFILE

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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