奈良検定1級受検に際しては、奈良商工会議所が主催する「体験学習プログラム」を受講することが要件とされてます。奈良のよさを知るための実に多くのプログラムが用意されており、わたしは昨年1級受検のために「榛原と大宇陀・阿騎野を訪ねる」というプログラムに参加して受検資格を得ました。同時に「源流の森を歩く」というプログラムにも申請したのですが、こちらは台風の襲来であえなく中止となりました。
昨年1級合格したので学習プログラムへの参加はもう必要ないのですが、吉野川源流への思い断ちがたく今年リベンジすることとし、ふたたび申請したのです。で、昨日行ってきました。
1名のみ同伴可能とのことなんで、川上村ゆかりの親しい友人を誘ったところ一緒に来てくれることになり、わくわく倍増です。
近鉄大和上市駅から集合場所の川上村「森と水の源流館」までバスに乗って、さあここから歩くのかなと思ってたところ、スタート地点はそこからさらにさらにマイクロバスに揺られて登りつめたところでした。そら、そうですわな。源流地は深い深い森の奥です。
川上村は林業の村です。というより林業以外に産業がありません。田んぼ1枚もない。1日ガイドしていただいた源流館の先生のお話、村の面積270㎡やから大阪市よりちょっと広い。その95%が森林で残りの5%が道路。民家などはほんのゴマ粒状に点在するのみとのこと。人口1,600人。少なっ(^^)。
さて、参加者は10数人、遠く東京から来はった人もありました。さあ出発というとき先生が全員の靴にヤマビル除けの薬剤を吹きかけてくれました。私も買って持ってったのと同じのんです。皆さんズボンの裾を靴下の中に入れています。そう、今回のイベント最大の強敵は「森の吸血鬼」ヤマビルなのです。恐ろしいことに、足にとりついヤマビルは15秒で首まで昇ってくるとか。
出発してしばらくは植林された民有林を行きます。整然と並ぶ吉野杉が見事です。谷に降りて沢を渡ったところからが原生林です。開発を阻止するために村が買い取ったとか。今回はその森の中には足を踏み入れず、沢沿いにいけるところまでさかのぼって源流地を目指します。地面に足跡を残すとその下の微生物たちに影響が及ぶのです。素人が入ってはいけないエリアです。
道々、周囲に生える植物や森の成り立ちなどについて先生の興味深い解説を聴きながらゆっくりと上流に進んで行きます。やや開けた河原で昼食をとったのちいよいよ源流地帯へ。さっきまで歩いてた民有林のうちは実に貧弱ながらもまだ道らしきものがありましたが、普段立ち入れない原生林には当然ながら道がない。思えば、道のないところを歩くなど実に珍しいことです。人が通ることを想定していない地面はかくも歩きにくいものか。足の裏にしっかりと地面や岩を感じて体重を移して一歩を進めないと足首に容赦ないダメージを与えてきます。登山やハイキングなど日頃「歩く」といっても整備された道のみ辿っているわたしなど現代人にとっては、何とも過酷な道行といえます。距離にするとほんの3~4㎞でしょうか、しかし相当に足に負担がかかるトレッキングでした。
われわれ素人が行けるところまで行きました。本当の源流となるともっともっと登っていく必要があるのでしょうけど、とても無理です。このあたりが源流の一帯ということで、ゴールであります。
ペットボトルに貴重な源流水を入れます。帰って珈琲で味わうこととしましょう。
久しぶりに超自然の中に身を置きました。道々出会った貴重な樹木や小さな虫にとっては人間の襲来などはさぞ迷惑やったでしょう。昔聞いた「風景は果たして人間が出現以前からもあったのか」なんていう哲学的な話を思い出しました。古来人間は森に神や精霊を見出してきました。先生の話によると川上村には昔、ガタロウ(河童)が住んでいたそうです。村人に悪戯するという、人とのコミュニケーションが成り立っていたのです。
しかし、科学の進歩に連れて人間がいつのまにか、自分たちが自然を支配しているという幻想に取りつかれた結果、河童もその他の生き物も、もう人間と遊んでくれなくなったのです。なんとも悲しいことです。
スタート地点の源流館まで戻って解散となったとき、先生のお話「森からの恵みは経済効果にして年間25兆円、森を大事にしましょう。」実際に歩いてみて保護の大切さを実感するとともに、それを実践している川上村の取組には素直に敬意を感じた次第です。
実に貴重な体験でした。都会の日常へと帰っていく近鉄特急に揺られ、同行してくれた友人に感謝しながら、川上村に限らず日本中の大自然が永劫失われることなくいずれ河童が帰ってきたらいいな、とかしみじみ思ってました。
したが、「なんか、歌舞伎と関係あるらしい」ぐらいの認識でした。今回実際に観て、ふるさとが全国に誇るべきことがらのひとつをやっと理解したという気がします。ちなみに下市町のゆるキャラは「ごんたくん」です。
歌舞伎の魅力は「様式美」です。リアリティのかけらもない。物語のツジツマもところどころ「?」突っ込みどころがたくさんある。しかしそんなものは何の障りにもならない。舞台・客席一体となってわが国の伝統としての様式美にひたる。それが歌舞伎の楽しみ方なんやなあと、いまさらながらに思いました。

人であっても組織であっても間違いを犯すと信頼なくすので、誰も自分の間違いは認めたくないもんです。しかし、しょせん人間は間違うようにできてます。大切なのは間違ったあとの対応です。「やっちゃったかなぁ」と思ったときは、いかに早く間違いを認め善後策を講ずるかが大事なんです。謝るのはそのあとでもかまいません。
台風の影響でぐずついた天気が続いています。部屋のデジタル時計は気温27.4度、湿度75%。不快指数を計算すると78.1となります。「日本人の場合、不快指数が77になると不快に感じる人が出はじめ、85になると93%の人が暑さによる不快を感じると言われている」そうです。(ウィキペより)
さて、昨日のこと。職場地域の経済団体の関係で京都の貴船に行ってきました。年次総会などの行事のあとの懇親会はお約束の川床料理でした。
鴨川の床は京都の中心、四条大橋の南北川沿いに並ぶお店がそれぞれ川に向かって床を設置してます。実にたくさんのお店が競っています。床は水の流れの真上というわけではありませんが、広い鴨川の水面を渡ってくる風はそれなりにヒンヤリしていて、夏の屋外にありながらそれほど暑さを感じません。祇園や河原町にも近くアクセス便利で、お気軽に寄れることから繁盛を極めてます。